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新天地へ旅立つための準備編
いきいきしたフェネシスを見るのは久しぶりかも。
クースラ・フェネシス・ウェランド・イリーネの4人で一緒に旅立て
るようになってよかったな。
異教徒の女王が改宗~戦争終了
続きが気になる。
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錬金術よりもキャラの掘り下げがメインでしたね。
これまで主人公としてはイマイチにみえてたクースラの、あの狼狽ぶり。
フェネシスとイリーネはまるで姉妹のように見えました。そして終幕で明かされる2人の謀。
ただ今回一番株を上げたのは、あとがきにもあるようにウェランドですかね。
話の流れであまり彼は登場していなかったですが、イリーネの甲斐あって(?)ただの女好きではないキャラってのがわかり、自然と感情移入していました。
基本的にクースラ視点で進むので、終幕で今巻の話の裏が明かされ談笑するシーンでは、読んでて笑いながら涙が出ました。
次巻、物語がどう動くのか……狼と香辛料でも見られた展開の一つですが、こちらではどう描かれるのか気になります。
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コントロールしていたつもりが実は相手の掌の上で踊らされていたで御座るの巻。最後のフェネシスの控えめながらもしてやったり感がすごくよかった。すごくストイックで現実的且つ自分の利益に正直な行動をとるのが普通なクースラでもこんな感じになる。男って単純だ(苦笑)伝説の黄金の羊という言葉にピクリときた読者もいらっしゃるはず。何かしら繋がりあったりしないのかなー。
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マグダラどんな本? と聞かれたら「ツンデレ主人公のベタ甘ラブコメ」としか答えようがないですはい←
何故か今までの二冊と比べると格段に軽くなったというか読みやすくなったと言うか……。良い悪いはともかくとして色々と変化のある3巻でした
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錬金術というよりもそれぞれのキャラクター達の関係を表した巻。
自分が求める目標のために相手が思う何かを考え、行動し、利を得る。現実的な錬金術で大切なそれはこの世界でなくても大切な事だと思った。
フェネシスの努力や嫉妬は共感できだし、その分、経験則による錬金術とは違う知識をクースラに披露した場面は嬉しくもあった。
人には人の強みと弱みがあって足掻きながらも進まなければならない。
誰かの強みばかり見て、自らの弱さを隠していたらその溝は広がっていく。
大事なのは自らの弱さを自覚して補うように立ち向かうことなんだと思わされた。
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第3巻を読破。
前回で無事新たな土地へ行けることになったクースラたち。
そのための引っ越し作業で忙しい錬金術師たちの工房では、クースラとフェネシスがまたしてもひと悶着起こしていて。
財産隠しに怒っているフェネシスは、本当に修道女さまなんだなあ、と思ったり。
私だったら喜んでクースラのお手伝いしてるだろうなあ。
それが人間の心理だと思うし。
払うべきものは払うべきだとは思っているけどね。
出来る限り節約したいじゃん? と。
笑
怒っているフェネシスの失敗で、水銀が爆発。
フェネシスをかばったクースラが火傷を負ってしまって。
水銀って粘り気ありそうだからやばそうだ……。
フェネシスはクースラを心の底から嫌っているわけでもなくて。
むしろその逆だから怒ってるのかなあ。
好きな人が嬉々として、後ろめたさもなく悪事(フェネシス視点)を行っているのは、うん。
嫌だよねえ。
なんだかんだ言いつつも、フェネシスを庇ったり守ったり、彼女の心が離れていったら困ると思っているクースラ。
くっそ、爆発しろ!
あ、爆発していた(水銀が)
そんな中、ウェランドが手を出した娘さんが、ウェランドと離れたくないために手を尽くして。
そういえばウェランド、第1巻でも人殺っちゃっていたけれど、それは修道女に対してひどいことをしていた相手だったよなあ、と思い出しました。
錬金術師って本当によくわからん。
いいやつなのか、ばかなやつなのか。
まあ“マグダラ”に一直線ってところはばかなやつ、だろうなあ。
クースラたちは“マグダラ”に向かってなんでもする、とまではまだいってないからな。
私もフェネシスも「こいつら、実はいい奴なんじゃ……」って思ってしまいますね。
それにしても今回はフェネシスがすっごくがんばっています。
旅の支度ではめちゃくちゃ役に立って。
でも新しく入った鍛冶屋組合の組合長だったイリーネさんの存在に戦々恐々したり。
前回で散々振り回された組が今回はクースラに一矢報いています。
そこんとこは読んでいてニヤニヤしてしまいました。
一筋縄じゃいかない錬金術師相手にぎゃふんと言わせようとがんばってる二人。
ってところを考えるとニヤッとしてしまいますね。
自分の“マグダラ”のために、自分のやり方などを変えることは、敵国が改宗すると同じくらい「あり得ないこと」と言っていたクースラ。
その「あり得ないこと」が起こったり、これからの彼もどうなることやら。
第4巻も楽しみですね。
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このニヤニヤさせられる作風が好きです。この感じ久々でした。物事の進め方は相変わらずの感じ。最後の次巻への引きもなかなか。
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ウェランドを助ける話と黄金の羊を追う流浪民の話。
一応話は繋がってはいたものの、トピックが二つある感じ。狼と香辛料だったら、二巻に分かれててもおかしくない。
ウェランドを引きとめようとしてた貴族のお嬢様の描写とかもあっても良かったんじゃないかと思う。
ストーリーは少しあっさりしすぎてた感じ。オチも後半はまだ良かったけど、前半のは少しイマイチ。錬金的な話では前の二巻より落ちるかも。
フェネシスの成長という点では、中々良かった。フェネシスに騙されたクースラが怒るべきか褒めるべきか悩んでるシーンなんかニヤニヤしてしまった。次回は結構大きめの問題がおきそうなので期待です
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マグダラで眠れも3巻目。
フェネシスは可愛んだけど実際に一緒に旅なんかしたら相当鬱陶しいだろうなぁと。
時代背景などを考えると命にかかわるよ、全く。
クースラの(幼稚な)愛情も上手くは伝わらないしね・・
錬金術のトリックも果たしてあれでいいのか?って感じだし、作品としてはもうひとつという感じでした。
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後半のあたりで持ち直したものの、
正直起伏に乏しい日常系の様な作品だなと。
キャラの好みが作品の好みにダイレクトで
影響しそうな作品。
で、
個人的にはフェネシスを見てるとイライラする。(見ては無いけどw)
個人的にはこーゆー娘いじっても
ほんとに虐めてるみたいになるから
いじり甲斐があるとは感じないのです。
クースラもなんか中途半端だしなー。
キャラの根幹が据わってない感じ。
狼と香辛料のがキャラよかったなー
最後は面白かったけどね。
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前2巻と比べると、キャラの関係性の進展やクースラの重い過去が一つ払拭されたことなどからだろうが殺伐とした空気が薄れ、より湿度の高い人間ドラマに寄ってきた印象。
心の中にある『人』の部分や彼らの立場の曖昧さなど、錬金術師二人の性質をより掘り下げられた話だった
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評価:☆4.5
眠らない錬金術師と白い修道女が贈る本格ファンタジー、第3弾。
イリーネと共にグルペッティの街を出る準備をするのだが、その際にウェランドが錬金術師ではないという疑いをかけられたり、流浪の民の黄金の羊伝説を調査しにいったりという話。
ミスしてクースラを火傷させたり、イリーネに気後れしてしまったりとまだまだ足を引っ張ているフェネシスがクースラに一発お見舞いするという展開にはしてやられた!
クースラは錬金術師としての自分とフェネシスが期待する自分との間で葛藤し、自分が求めるマグダラとは一体何なのかを改めて見つめ直す。
個人的に、クースラはこれまでずっとマグダラを叶えるためだけに手段を選ばずに生きてきたから、フェネシスの純粋な期待が受け入れにくいんじゃないかなって感じる。
「俺はそんな優しい人間なんかじゃない」と思い込んでるというか・・・そう思うことが過去の否定になるような気がしているのかな。
でも今巻で答えに近いものは出たと思う。
将来マグダラを手に入れるクースラの横にはきっとフェネシスがいるのではないだろうか。
続刊も楽しみ。
「そりゃあ、理屈が明白だからだ。こういうことが百回起きたら、同じ対応を百回取る。ウェランドを助ける選択なんて、万に一つもない」
「同じことをして、異なる結果を期待するな」
「私は、あなたがもっと優しいと思っていました」
「わ、私と引き換えなら、あなたはきっとあの人たちを見逃してくれるだろうって……」
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後半、必要なのかなぁ?
今巻だけの話をすれば妖しい儀式で終われるとおもうのだが。
まあ、ヒロインと主人公の関係を浮き彫りにするとか今までのヒロイン像を少し崩すとかあったのかもしれないが。
正直蛇足に感じた。
これが後で生きてくるのかもしれないのでなんともいえないけど。
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2巻に引き続き、3巻も読了
フェネシスが確実に成長してきてますね。
この作者は、男が女より強くて守る、という関係よりも、互いに対等で(良い意味で)だまし合ったりもできるくらいの関係の方が好きなんだろうな、と思いました。
なんだかんだ、クースラが頑張った回だと思います。
しかし、水銀を流し込まれた鶏は、そのあと食用に出来なそう…(苦笑)。
まぁ、一度生き返った鶏を食べようと思うかどうかは、また別の話ですが。
イリーネは思ったよりクースラとフェネシスの関係には入ってこない感じですね。
イリーネには幸せになってほしいです(今回の話と関係ない)。
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マグダラを求める錬金術師 クースラが様々な困難に挑みながら目的のために進んでいく物語。
今回クースラが挑んだのは死者の蘇生、クースラの相棒であるウェランドが捕らえられ、彼のカザンへの移入が不可能となる。解放条件として提示されたのは錬金術師を証明すること、そのためにクースラは試行錯誤を繰り返していくが…。
今巻の見所はクースラが圧倒されるほどのある分野におけるフェネシスの知識と彼女の成長だと個人的には思う。また今巻はフェネシスがクースラに一杯食わせるような場面があり、両者の関係性に変化が訪れているなと感じる。
今巻のラストではカザンへと向かう途中である問題が発生してそこで終わったので次の巻ではどんな展開になるのか楽しみである。