紙の本
面白かったです
2018/06/23 12:46
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投稿者:まこと - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHKスペシャルで2015年2月に放送された医療科学ドキュメンタリー。
同年の「科学ジャーナリスト賞」を受賞。
肌のしわ、肥満などの身近な話から、がん、糖尿病、うつ病まで腸内細菌のパワーを活かす研究が進んでいるという話から始まって「便移植」で難病を治そうという話まで。
面白かったです。
大豆食品や野菜ヨーグルトを毎日摂ろうと思いました。
科学系の本は最近読み始めたばかりですが、この本は大当たりでした。
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投稿者:なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
腸内フローラをテレビで見て興味をもってよんでみた。
よめばよむほど、腸内環境の大切さがわかる。
早速実践してみたい。
紙の本
腸内フローラ
2018/07/22 17:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビや雑誌で取り上げられることの多い、「腸内フローラ」ブームの先駆けになった本です。読みやすくわかりやすい内容。
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「腸内フローラ」という単語、腸内細菌など、2015年前半、NHKスペシャルの番組後、一部の健康情報家の皆さんを中心に話題になっていました。
・私たちが今まで「個性」を呼んでいたもののなかには、じつは「腸内フローラの個性」が含まれています。
・腸内フローラは、「新たな臓器」です。
・肥満を防いでいるのは、腸内細菌が作る「短鎖脂肪酸」
・「短鎖脂肪酸」を作る最近は、野菜などの食物繊維が大好物!
・糖尿病は、肥満を防ぐ「短鎖脂肪酸」で改善できる!
・「短鎖脂肪酸」は腸内環境を整えてインスリンの分泌を促す
・肌のシワを改善する「エクオール」の原料は大豆!
・腸内細菌が作る「エクオール」は、がん予防効果が期待されている
・肥満になると増える腸内細菌は、がんを引き起こす
・腸内細菌が”謎の動脈硬化”の原因になる!
・将来的に乳酸菌のプロバイオティクスで防げる可能性も
・腸のバリア機能が弱くなると、糖尿病やがんになりやすくなる
・腸内細菌がいないと、脳は正常に発達できない
・腸内フローラしだいで、性格が変わる
・腸内細菌でうつ病を治療するための研究が進んでいる
・自閉症の治療に、腸内細菌を役立てようという研究が進んでいる
まさに、腸内細菌、腸内フローラ万能的な話が続くので、驚きと、眉唾ものを感じる。
しかも、最後には、良好な腸内フローラを作るために、”便移植”まで展開される。
おとぎ話じゃないのか?と疑う気持ちと、人間の健康にとって、生物の進化を考えれば、もっと腸に注目することが大事なのは間違いないのは、わかりますし、可能性も理解できます。
新しい医療分野の研究に期待を持ちたくなる一冊でした。
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食物繊維が大切。やはりヨーグルトは定期的に食べた方がいいんだね。酢も適宜。
旅行で同じ物を食べているのに旦那さんだけが体調不良になる。花粉症。彼の父親は若くして胃ガンで亡くなっており、彼自身も胃腸が弱い。5歳で決まってしまうという腸内細菌の状況がよろしくない事が明らか。やっぱりな〜。分けてあげたいよ。困ったな〜。
我が家で、盲腸のオペをしていないのは私だけなのです。嫌われ者の虫垂にも偉大な役割がある事に愕然。
食ほど業の深い物もない。
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人間が持つ遺伝子の数は2万数千個。腸内細菌たちが持っている遺伝子の総数は、その100倍。その中には、人間と細菌のお互いが生き残っていく為に必要な遺伝子がたくさん入っている。
私たちは、腸内細菌と共に生きている。
肥満を防ぐ細菌がいる。
短鎖脂肪酸は脂肪の蓄積を抑え、消費を増やす両面から肥満を防ぐ働きをしている。
バクテロイデスなどの短鎖脂肪酸を作る細菌たちは食物繊維を餌として生きている。大切なのは腸内細菌に餌を与えるという考え方。
ダイエットしたければ、野菜を多めに食べる事。食物繊維が不足すると肥満フローラになる。
糖尿病は肥満を防ぐ短鎖脂肪酸で改善できる。
短鎖脂肪酸は腸内環境を整えてインスリンの分泌を促す。
腸内細菌がつくる、肌のシワを改善するエクオールの原料は大豆。エクオールを作る細菌は日本人の二人に一人が持っている。
食生活に大豆を意識して摂る事。餌が増えれば、エクオールを作る菌も次第に増えてくる。
菌を持っていない人でもエクオール以外の大豆イソフラボンの効果は期待出来る。
エクオールはガン予防効果が期待されている。
肥満になると増える腸内細菌はガンを引き起こす。
腸内細菌は食べ物を分解し、吸収しやすくする仕事もしている。喫煙者は腸内フローラのバランスが崩れ、食べ物を分解する能力が衰えていたので食べ過ぎても太らなかったが、禁煙するとフローラのバランスがよくなる為、同じ量を食べると太る。
腸内環境の改善は、アレルギー予防につながる。アレルギー改善が期待される細菌たちの餌は食物繊維。
時差ぼけした腸内細菌は太りやすくなる。
腸のバリアが弱くなると、糖尿病やガンになりやすい。
腸のバリアを守っているのは腸内細菌が作る短鎖脂肪酸。
腸内フローラは宿主の性格も左右する。
人間の脳は1,000億個の神経細胞があるが、腸にも腸菅神経系の神経細胞が1億個ある。これは犬の脳とほぼ同じ。人体の中で2番目に多い。
生物の進化を振り返ると、脊椎動物の前の腔腸動物の頃はまだ脳がない。腸の方が歴史が古い。腸は第一の脳。
腸内細菌が作る神経伝達物質が腸の神経を刺激すると、それは迷走神経を通じて脳に伝わり、気分や感情に影響を与える。
地球上のあらゆる動物と菌は共に生き、共に進化を遂げてきた。これを「共進化」と言う。何千万年という長い時間をかけて互いに助け合う仕組みが自然に出来上がった。共進化した方が、一つの種が単独で進化するより有利だった。
シロアリも腸内細菌がいないと木を消化できない。
人間は5歳くらいまでに腸内フローラの構成が決まってしま���、その後は大人になってもほとんど変わらないが、食生活などで小さな変化は絶えず起こり、この変化が健康を大きく左右する。
老化が始まると、腸内細菌の種類が減り、多様性が失われていく。
自然界の細菌は70門あるが、腸内からみつかるのは4門だけ。
日本人の腸内フローラを遺伝子解析すると、海藻を消化する遺伝子が見つかった。これは「スシ・ファクター」と呼ばれている。
白血球は盲腸でどんな腸内細菌がいるのかを学習し、IgA抗体を特定の腸内細菌に出し、腸内の粘液層の中に入れて守る。
私たちの体が腸内細菌を選ぶのは、人類と共に生きる細菌の大枠を決める「遺伝子」と、虫垂で行われる「学習」の2段階がある。
生物は生きていく為に必要な機能をすべて自分の遺伝子として持つのではなく、他の生物に任せられるときは任せている。
細菌は世代交代が早く、遺伝子が簡単に書きかわる性質がある為、新しい遺伝子を獲得するスピードが非常に早い。その為、人間が自分の遺伝子として獲得しようとすると何百万年もかかる事をごく短時間で行う事ができる。
細菌は、ある種の細菌から別の種の細菌へ遺伝子が移動する事が頻繁に起こる。
もはや、腸内フローラは私たちの体の一部どころか、本体と呼ぶべき存在とも言える。
人類は自分たちが超生命体である事に気づいていなかった。私たちは自然の一部であり、小さな生き物達との関係性の中で生かされている。
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著者は、腸内フローラに住み着く細菌たちのことを「私たちが人生を楽しく快調に生きるために欠かせない、もっとも重要なパートナーであり、家族や親友と同じくらい大切にすべき、自分の体のなかにいる“もうひとりの私”だ」と指摘します。
本書は、腸内フローラの最新研究で得られた事実と、それが私たちの健康にどう関わっているのか、わかりやすくまとめた一冊です。
詳細なレビューはこちらです↓
http://maemuki-blog.com/?p=8197
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腸内フローラに興味を持ち、もう少し学術的な本が読みたかったが、あまり見当たらなかったので購読。
腸内細菌について興味がある人にとって疑問に思う事がよくまとまっていて一般でも読みやすくなっている。
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怒られそうだけど、端的に言うと野菜が食べたくなる本だった笑
下記ばっくりメモ。
肥満の人と痩せている人の腸内フローラを無菌マウスに移植すると同環境でも、肥満フローラを移植されたマウスは脂肪量が増えた。(やせフローラの方は何も変わらなかった)
肥満フローラには、主にバクテロイデスというグループに属する菌が極端に少なく、これらの菌を与えると肥満体質は治った。
東京農工大学特任准教授 木村郁夫
短鎖脂肪酸(天然の痩せ薬)に着目した人。
短鎖脂肪酸は私たちの食事をバクテロイデスなどの腸内細菌が分解して作られる。脂肪蓄積をストップしてくれたり、代謝を活性化してくれる。
短鎖脂肪酸を作るバクテロイデスなどは、食物繊維をエサとして生きているので、野菜を多く食べることで肥満フローラは改善できる。
ただ短鎖脂肪酸を作る菌はバクテロイデスだけではなく、どの細菌が肥満防止に一番役立つかは未だ解明されていないので注意。
肌の健康を保つエクオールは、作れる人と作れない人がいる。日本人では1/2の確率。
尿検査を検査会社に送ると、有無がわかる。
エクオールも持つ人は菌のエサになる大豆を食べると良い。
持っていない人はサプリを飲むか...
大豆イソフラボンは前立腺ガンを引き起こす男性ホルモンの作用を阻害するが、大豆イソフラボンよりもエクオールの方が効果が高いことがわかった。
またエクオールは乳がんの予防効果も期待されている。
だがまだエクオールを持っていない人が持つための方法は見つかっていない。
(エクオールを作る菌はいくつか見つかっていて、大塚製薬のラクトコッカス20-92やヤクルトのNATTS菌があたる)
Tレグは他の免疫細胞の暴走を抑えるなだめ役で、アルルギーや自己免疫疾患の根治を可能なする希望の光。
無菌のマウスは社会性が低く単独行動を好むが、腸内に細菌を移植すると社交的になる。
腸内細菌は、性格をも変える可能性がある。
5歳くらいまでに、腸内フローラの構成はある程度決まってしまう。その後は大きくは変わらない。
日本人だけ海藻を消化する遺伝子がある。
これらから、腸内フローラも遺伝すると考えられる。
それぞれの民族にはそれぞれの食生活があり、その食生活に最適化された腸内細菌がいるはず。だから和食は日本人には、より健康に良いと考えられる。
腸内フローラは多様性が大事。多様的であれば、健康だと考えられる。
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「多様性」「共進化」をキーワードとして腸内細菌に関する最新研究の結果を紹介、改めて日本人にとっての和食の重要性を再認識。
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善玉菌が多ければ腸内フローラが健康であるわけではない。また腸内フローラの健康度合いは多種多様な腸内細菌がいるかどうかで判断可。食物繊維は短鎖脂肪酸の餌になるので積極的に摂取すればスレンダーになれるなどなど。
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最初は面白かったけど、段々専門的な話で難しくなってくる。
腸内細胞と色んな事との繋がりがわかっても、自分達ではまだどうもできない事が多いし、知識として入った感じ
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NHKの取材班が書いた本とのことだけど、かなり分かりやすく論理的かつ体系的にまとまっていて腑に落ちやすい。
この「NHK取材班」さん達の情報のまとめ方に脱帽です。
「腸内フローラの状態で太る太らないが決まる」
腸内の細菌の集合体のことを腸内フローラと言うが、この腸内フローラによって太りやすいか痩せやすいかが決まる。
同じものを同じだけ食べたとしても、腸内細菌叢の状態によって太るか太らないかで分かれる。
つまり肥満フローラと痩せフローラがあるということ。
「夢を追いかけてると貧乏になるのか」
それって夢「だけ」を追いかけてるからじゃない?
そしてお金が目的になってるからじゃない?
夢を追いかけながら他にもなにかやればいいと思うし、お金が手に入ったとしてもその夢が最高に楽しければ辞めないと思う。
日本人には海藻類を消化する「海藻消化菌」が住み着いていて海藻を消化しやすい腸内環境。
腸内環境を見てみると、日本人同士で比較すると共通点が少ないように見えても、外国人と比較するとかなり似ているのが分かる。
日本人ならではの腸内細菌を利用して、海藻類を食べ腸内環境を良くしよう。
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盲腸の意味 盲腸の中には白血球が集まる。腸内の白血球はiAg抗体を作るが、これが腸内に住み着かせる抗体を選ぶ。白血球は盲腸内で、住み着かせる細菌を学習する。すなわち盲腸が人の身体にある腸内細菌を決める一助となっている(盲腸意外にも白血球が集まる場所はあるらしい)
短鎖脂肪酸 痩せ薬
うんちの1/3は最近の死骸
便を人の身体にいれる治療法。細菌のバランスが崩れている人に。
細菌はうつ病にもきく、糖尿病も。
プロバイオティクス ヨーグルト
プレバイオティクス 食物繊維など
迷走神経を通じて脳への影響も。
脳と腸は似ている、というか脳より先に腸はあった。進化?
キーワードとしての共進化。細胞とともに進化する、外から取り込んだ方が自分で遺伝子を持つより合理的。
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私たちの腸に住んでいる細菌の生態系「腸内フローラ」。ダイエット,美容,糖尿病,アレルギーなどに影響すると話題になりましたね。その情報の真偽を明らかにし,更には人間と細菌の深い関係にまで迫る,「腸内フローラ」の本当のお話。