紙の本
歴史に残る数学者達の史実に基づいた物語
2016/09/28 19:34
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投稿者:けんたん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「マンガで~」という書名ではないのですが,マンガです。
きれいなカラーで,絵も可愛いです。
薄い本ですが,贅沢な作りです。
最後に人物紹介が付いているので,歴史に残る数学者達の史実に基づいた物語だったと分かるようになっています。
詳しい解答も付いていますので,親切な本と言えるのではないでしょうか。
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「数学ミステリー X教授を殺したのはだれだ!容疑者はみんな数学者!?」
完全犯罪は成立するのか。
1900年のある日、パリで史上最も重要と目された数学会議の最中、世界的に有名な天才ドイツ人数学者Xが何者かによって殺された。容疑者は、会議に出席していた天才数学者ばかり。彼らには立派なアリバイがあるのだが、それらはすべて数学で供述されているという(なんじゃそれ( ゚Д゚))。しかし、容疑者全員に殺人の動機あり!
被害者も数学者、容疑者も数学者、アリバイも数学で立証されているという何もかもが数学で固められたミステリー。アイディアはとても面白いです。出てくる数学者も歴史上偉大な発明をした人ばかりで、ワトソン役と思っていたクルトも凄い数学者だった。ジェラール警部を除いて、みんな数学者。彼らがどんな数学者であったのか、X教授の殺害動機についても結構しっかりしていて、なかなかです。ちなみに、教授Xは結構殺されるような動機を作っちゃってるんですよね。レオンハルトが一番可愛そうだったです・・・。
あと、ネタというか、ちょっと異質で面白いのが、ジェラール警部。出てくる数学者とアリバイに四苦八苦しながら刑事らしく推理するのだけど、途中でめんどくさくなったのかクルトに早く謎の答えを教えてくれよとぶれてくる。そこがなんか面白い。途中で怒り出すしw
欲を言えば、肝心の謎に容疑者それぞれの発明が盛り込まれていたらもっと良いかなと思います。さすがに難しいとは思うけど、そこまでできたらまさしく数学ミステリーになるかなと。
数学者を面白くちょっとだけ学ぶのには適している一冊です。
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マンガだった。ブルーバックスにマンガがあるとは思いもよらなかった。。。
ヒルベルトが死体で見つかり、容疑者は全て古今東西の有名な数学者。それぞれの業績を簡単に紹介したあと、アリバイを立証するために数学の問題(小中学生レベルの代数幾何の問題)を解く、というスタイル。
全体で12題しかない上、ヒルベルトやゲーデルの業績を紹介(それも各1ページぐらいなのでほとんど得るところはない)してもらって嬉しい層と小中学生レベルの代数幾何の問題を解きたい層って全く重ならないような気がするが、、、
書店で一度手にとってパラパラと中身をみてみたのであれば決して買わなかった本。
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高校数学の大きなトピックスであるベクトルは、大学の「線型代数」の基本ともなる重要なトピックスでもあります。この高校数学のベクトルを、先生と生徒の一対一の対話形式で初歩から大学入試問題レベルまで、さらには「平行六面体の体積と行列式」まで解き進めます。
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数学史上の主要な数学者の紹介と基礎的な代数幾何学問題。
よくある数学パズル本の一種か。
暇潰しにはなった。
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自分の数学的素養のなさに愕然とした。「夜中に犬に起こった奇妙な事件」の主人公の男の子なら大喜びで解説してくれそう。
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知的好奇心を満足させられる?!といった内容。
自己満足に過ぎないけれど。
簡単そうに見える図形を示してあれこれ数字を導き出すという展開が面白い。
中高生向き。
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幾何代数の問題は添え物になっているが、ミステリ仕立ての構成と雰囲気たっぷりの絵柄は良い。漫画を取っ掛かりにして、部分的ではあるが数学史概説も学べる、意欲的な本と言えるだろう。見つけて翻訳を決めた人の慧眼。
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アメコミをそのまま訳しているのは仕方がないが、色使いが私には会わなかった。
何度かチャレンジしたが、漫画の色合いにやられて内容が入ってこなかった
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意外と面白い。くらいの感想かな。
ブルーバックスだから下手な作品ではない事は読む前からわかってたけど、想像を超えるほどは楽しくなかったな
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マンガとは知らずに購入。
海外のマンガなので、吹き出しの感じなどに海外を感じさせる。
殺人事件の容疑者が全員数学者、しかも過去の実在の数学者がモデルとなっており、各人の供述調書が数学の問題となっている。
一通り読み終わったあとで、時間のあるときに問題に挑戦だ。
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下記URLより閲覧ください
https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000028396?12
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歴史的な天才数学者たちを主人公にして、彼らが残した業績を中学高校レベルの基礎的な数学の問題を交えながら紹介した本(漫画)。
本書の発想は面白いのですが、内容はイマイチで、全体的に洋書の和訳感があって読みにくかったです。 懐かしい中学高校の数学を思い出し、著名な数学者の人物像について軽く学べる本でした。
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なるほど、やられましたという感じです。
この論理でいけば、
フリードリヒは「《神》殺人(?)事件」の犯人ですし、ジョンやジョニーやジーンは「ロック殺人事件」の容疑者になりますね。
これを機にブルーバックス数学シリーズに興味を持ってもらおうという講談社さんの狙いが透けて見えますが…はい、次に「不完全性定理とは何か」を読もうとしている私はまんまとその策略にはまった一人なのでした。