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紙の本
お姉さんキャラの登場
2015/08/28 11:16
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
金色の首環つきリャナンシーの呪いで魔剣を壊してしまう魔剣使いであるロックは、魔剣ホルプを手に入れて魔剣使いとなれたものの、ガーリャ奪還戦で金色の首環つきを倒したことで、その呪いは強まっていた。つまり、ホルプも耐えきれなくなる時が近づいていたのだ。
しかしいま、ロックの心配は自分のことにあるのではない。ロックを助けるために魔槍を失ってしまった仲間のナギに、代わりになる魔槍を見つけなければならないのだ。伝説を求めて大図書館のある学園都市ベアルフェルへやって来たロックやナギ、エリシアとフィルは、失われた砂漠の地下都市ゴリアスに、伝説の光の槍が祀られているとの情報をつかむ。
砂漠を旅するために雇ったフリーの魔剣使いグラーニャはとても色っぽいお姉さんで、3人も女を連れているのに女慣れしていないロックをからかい、真っ赤になるのを楽しむような人物。その光景を見せられ、ロックの嫁候補である3人は心穏やかではいられない。
そんなやりとりとは裏腹に、ナギの、戦えない自分は不要ではないかという不安と、ロックの、いつホルプが耐えられなくなるかという不安は、徐々に高まるばかり。特にナギの不安をなだめるため、ロックは精一杯の行動を示すことになる。
魔王を倒すという目標を公言し、そのために必要な行動をとりはじめたロックと、彼につき従うことを決めたナギ、そしてとりあえずは一緒にいることを選択したエリシアとフィル。彼らの関係はあいまいなままだが、それを維持するためにも努力は必要だ。戦うためのパーティであるため、戦えなくなればその存在意義が薄れてしまうのだ。
その一方で、仲間を家族と思っていることも事実。大切だから離れたくはないし、しかし危険だから身を守れないなら一緒にいては欲しくない。そんな相反する感情を抱えつつ、またもや波乱を振りまくお姉さんが登場したりしながら、魔王攻略に向けて物語は進んでいく。
それでありながら、ロックの天然ジゴロは変わらない。今回はお姉さんキャラだから大丈夫かと思わせつつ、彼女の弱みが明らかになると、それを支える発言をすることで心を揺るがし、そして行動に移すことでメロメロにしてしまうのだ。もうどんだけだよ。そのうち、刺されない様に祈るしかない。
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