紙の本
興味深い
2015/09/29 12:37
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投稿者:nono - この投稿者のレビュー一覧を見る
クリエイティブや直に会うことの価値など、自分がぼやっと感じていたことを明示してくれた興味深いものでした。読んでよかったです。
ただ少し前置きが長いというか重複がある印象。もっと短くまとめてお値段安くしてほしいです。
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時間をテーマにした書籍は多く見られますが、大概が時間を短縮する術的な内容かと思います。こちらは、時間そもそもの概念とはを軸に話の展開となっています。
過去から現在に於いて、時間の有効性とそれに伴う人の行動形態。そして、その先に考えられる社会と企業の行方。これから、個々も時間に流されないように、考える事が重要と感じる。
経済が変わるのは、お金だけではなく、時間の使い方も関連するのではないだろうか。そんな印象を持つ内容。
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「節約時間価値」「創造時間価値」の2種類の時間価値の到来する。ビジネスにおける時間の価値が重要度が高まっていることを認識できた。
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堺屋太一氏がその東大講義録で述べていた 「知価社会」とは即ち、本書の述べるとこ ろではあるまいか。
商品やサービスそのものより「アクセスコスト」あるいは「その利用による時間コストの低減」これが商品やサービスの対価を決めるキーになってくる。
かなり実感を伴って腹落ちする主張だと感じました。
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希少価値の高い時間を資本と捉え、経済
や社会の変化を見る試みが「時間資本
主義」。
携帯端末が普及し、価値の無かった
「すきま時間」が生産的な価値ある時間
に転換。
企業も個々人も、時間の効率化による
「節約時間価値」と時間の快適化による
「創造時間価値」の2つの方向を考える
事が「時間資本主義」でのビジネスの
ポイントというのが本書の主張。
又、個々人の姿勢は、時間の効率化で
労働生産性を高め、更に時間の快適化
で創造的生産性を高めることが求めら
れるとも述べている。
クリエイティビィの発揮は、決して
一部の特別な人の仕事ではなく、各々
があらゆる仕事でクリエイティブな面
を見出し、付加価値を出そうとする
マインドセットを持つことで創造的
生産性を高められるという点は、是非
とも自分に取り入れたい考え方。
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人気作だったので、読んだが内容は薄い。言葉遊びのように感じられる内容も多くあり、中身については「新しい切り口だ!」という感覚では無い。効率的、といわれる考え方が時代と共に変化している、ということを歴史を紐解きながら解説している内容。少し頭でっかちの印象なので、日常に何かこの本の要素を用いれるかというと疑問。再読不要。以下抜粋。
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・今後は時間価値を意識的に商品にしお金をとる、というビジネスが増えてくるだろう。(アマゾンの当日発送など)
・時間主義に則れば、時間を消費するサービスを選ぶ時は、失敗しないようにテッパン型のサービスに頼ろうとする人が増えるだろう。これは時間の効率化でもあり、節約時間価値の追求でも有る。
◎時代の変化により、クリエイティブな行為がコモディティ化することもある。その時我々が取るべき行動は、クリエイティビティに価値があることを認めることだ。あらゆる仕事に、クリエイティブな側面を見出し、改良、改善、刷新して付加価値を出していこうとすることは、全ての人が今後やっていくべきことになる。
(家事を単なる雑務と捉えるか、愛する家族のために貢献できる楽しみの時間、と捉えるか
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すすぎが一回で済む洗剤
矢野和男 データの見えざる手
時間の効率化と快適化
アラブの格言 4つのものは戻ってこない 口から出た言葉、放たれた矢、過去、そして失った機会
ぐるなび系プレミアムレストラン
一休み。com レストラン
大竹文雄 日本の不平等
所得の2極化は人口ピラミッドの変化や世帯規模の変化によるものであり、いわゆる格差問題は喧伝されているほどのものではない
要素価格均等化定理
東京 1980年代 物価、地下、人件費、株価おしなべて高く PER 30-40
現在 株価はバブル崩壊でPER 10倍
市場がグローバル化した 価格が平準化ついで、物価地価がグローバル化
東京都市部の一部を除き地価が下落、衣料品も輸入が比較的容易なものから価格がグローバル化
最後に残った人件費が、今後時間をかけてグローバル化
グローバルで活躍できる人は需要が増えて給料が上がっていくし、グローバル化がスタンダートになればなるほど、日本語の需要は落ちていくので、日本語で仕事をしている人の給料は下がっていく。時間をかければ、国同士がつながっている限り、自分は直接関わっていなくても、グローバルプライスに連動してしまう。言語の壁では守れないのだ
コンサル、投資銀行 情報収集や資料作りをインドにアウトソース
大手企業 経理や総務をアウトソース
時間資本主義時代 職住近接が進む
創造生産性の高い人の近くにいると、年収があがる
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正直期待していた切り口ではなかったが、しかし題名から想定していた内容だった。
特に納得したのが、今後時間資本主義では「公私混同」がキーワードとなる。そして、自由に使える時間とお金を軸にしたマトリクスを表すなかで、多くのサラリーマンは、時間プア、マネーリッチの伝統的エリートだが時間資本主義では、時間もマネーもリッチはクリエイティブクラスが勝ち組となると言っている点。
自分はこのクリエイティブクラスの事を読みながら糸井重里さんが頭に浮かんだ。
そして、IT技術が発達する前は、ITが発達したら連絡がすぐできるから直接会う必要はなくなる。と言う人もいたが、現実は発達すればするほど交流範囲も広がると共に、直接会うと言う価値が大きくなるため、以前よりも多く人と会う為に時間が割かれていると言う話も自分の体験からも納得。
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・節約時間価値と想像時間価値がある
・隙間時間が重要
・バリューチェーンの効率化があまり意味なくなった
・時間価値を高める
・公の時間を私に使う、公私混同
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タイトルから想像してた内容と全然違ってた。いい意味で裏切られた感じ。
マーケティング的には「より安く・便利に」と「あなたにより合っている」は等価であるはずなんだけど、どうも最近の成功例は後者ばっかり出てくるなあと思ってたんだよね。
その現象の説明を、時間資本主義という概念はうまく説明してくれる。
あと公私混同の話とか、都市への集中化の話とか、僕が漠然と思っていたことをうまく言語化してくれていて、納得するところが多かった。
凡百のビジネス書とは一線を画す重厚な内容で、満足っす。
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ジョージストークの時間戦略的な話を想像していたが、実際はスマホの普及による「すきま時間」の重要性が増しましたという内容の本。
つまらなそうだったので流し読みしたが、やっぱつまらなかった。
時間の価値を
・時間そのものを短縮させる「節約時間価値」=「時間の効率化」と
・新たな体験を与える「創造時間価値」=「時間の快適化」
に分けたところが参考になった。
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IT進展に伴い「すきま時間」の価値が急速に高まってきた。時間価値には、効率化による節約と快適化による創造がある。勝ち組は時間とマネーリッチなクリエイティブ・クラス。ワークライフのバランスではなくブレンドを行って、人生を色彩豊かにせよ。
複雑な世の中に時間という補助線を引くことで、霧が晴れるように本質が見えてくる、とのことですが、期待したほどスッキリは見えませんでした。
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やらなければならないこと、で時間を埋めると、クリエイティブな思考は鍛えられない。ボーっと考える時間を作り出し生産性を高めるべき。
遠隔でコミュニケーションがとれるようになるほど、出会いに付加価値を求める。
かたまり時間とすきま時間。
節約時間価値と創造時間価値。時間の効率化と時間の快適化。
時間の効率化を目指すより、時間の快適化、創造時間価値を目指すほうが付加価値が高まる。
渋谷のコインスペース
テッパン型消費は、節約時間価値と創造時間価値の両方を満足させる。さらにテッパン型を教えてくれるエージェントにたよる。
2極化は、消費者の時間節約志向でも説明できる。ユニクロと伊勢丹。
時間の効率化はデジタルに勝ち負けが決まる。
時間がないからこそ人に会うことが価値を生む。
クリエイティブな人が軽井沢に集まっている。
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①時間の使い方の変化は?
・時間価値は、創造的なものと節約的なもの
・スマホで隙間時間が有効化(人間は、様々なツールで半化するもの)
・洗剤にもすすぎ1回でOKの時短が求められていた
・先進国→高齢化→時間価値への意識アップ
・かたまり時間が必要な製造業から、サービス・金融など、非製造業が増え、かたまりと隙間時間の価値の差が縮小している
・安くてよいものは、行き渡った→これからは時間価値
・第一&三次産業は、公私混同
・軽井沢にITベンチャーが集まっている
②自分はどう対応すべきか?
・ぼーっとする時間を意図的に作る
③気づき
・金融とは、現在のお金と将来受け取る大金の交換
・本や記事が要約化される流れ
・TDLは、鉄板なので、創造的、節約時間価値あり
・飛行機→新幹線、ノートPCで仕事ができるから
・速さより快適さ
・上場企業、2318社、平均39.3歳で、40-44歳が最も多い
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インターネットの進化によって
昔に比べると格段に時間と場所の制約が
なくなってきています。
いろんな情報を世界に拡散できるスピードが
昔とは比べものになりません。
そんな中、人にとっての時間の貴重さは
どんどん増しています。
本日ご紹介する本は、
これからの時代の「時間価値」
について鋭く読み解いた一冊。
ポイントは
「クリエイティブ」
製造業というのは、労働者の時間と場所の自由を、
製品に変えることで成り立っています。
その時間は、その製品の価値以上にはなりません。
時間はより有意義なことに使われることで
初めて価値が高まります。
時間をクリエイティブなことに使うことで
いくらでも価値を高めることができます。
「やらなければいけないこと」
時間を「やらなければいけないこと」で埋めれば埋めるほど、
クリエイティブな思考は鍛えられない。
作業はできるだけ他の人や機械に任せて
新しい取り組みに時間を使うことが重要です。
「人に会うこと」
付加価値型のビジネスで成果を出すための簡単な方法は、人に会うこと。
人に合わない限り、ユニークな発想は生まれません。
そして、クリエイティビティを高めるためには、
バラバラの人たちが交錯する場所にいる必要があります
「効率化」
時間の効率化は大切ですが、
効率化だけでは、いまやっていることが
ちょっとだけ多くできるようになるだけです。
時間価値を高めるには、
いままでにない、クリエイティブな
活動をすることが必要です。
ぜひ、読んでみてください。
◆本から得た気づき◆
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最後に実現不可能なものとして残るのは「タイムマシン」と「どこでもドア」
時間はなにか有意義なことに使われることで初めて価値が高まる
ちょっと安い商品を買うのに、多くの時間を使って遠くの店に行くことは少ない
自分の知りたい情報を、効率よく手に入れたいというニーズはどんどん高まっていく
時間の効率化だけの積み重ねは、無色透明の空虚な時空を作り出すだけの徒労
クリエイティビティを高めるためには、バラバラの人たちが交錯する場所にいる必要がある
世界で勝ち残っている企業は、内部を切り出して、モジュール化する傾向に進んでいる
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◆目次◆
第1部 時間資本主義の到来
第2部 時間にまつわるビジネスの諸相
第3部 あなたの時間価値は、どのように決まるのか
第4部 時間価値を高めるために─場所・時間・未来
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