紙の本
ホラー度高めの、業界あるあるマンガ
2015/10/31 00:33
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投稿者:りらっくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファッションとかメディアってカッコいい。主人公のコーロキも、最初はそんなうきうき気分で踏み込んだ世界だったのに、あるファム・ファタールに溺れたのが運の尽き。彼女に愛されがたいがために、どんどん地獄へ落ちていく。
だが、上には上がいるもので。そんなシュールな業界ラブロマンス。なのに、ホラーでもあるのだな。
ラスト近くで、コーロキが見せる絶望とも諦念ともつなかい表情がすごくよくて、たぶんあの感情を描くために積み重ねられた物語なんだろう。
2015年に読むべきコミックの1つ。
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前作のボサノヴァカバーを彷彿とさせるのですが、とても救いのある作品。
ボーイもだけど、出会う男すべて狂わせるガールが最高すぎる。
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個人的には前作より随分面白かった。舞台は現代だが、ストーリーはなんとなく90年代っぽさが漂っていて、その辺のねじれ具合がツボだった。久々に岡崎京子の「パノラマボーイ・ジオラマガール」を読み返してくなった。
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10年前ぐらいだったら童貞問題とか自意識過剰とかメンヘルとかヤンデレとかゼロ年代的なものがあって、それがとっくに通り過ぎていった後にはネットで可視化された自意識とリア充、非モテは混ざりあうことなく、他者にどう見られれているか問題はより過剰になって、それが当たり前になったのかな。
『奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール』は四十代前後世代や出版社関係だともろに喰らうだろう、笑っちゃうしそういうやついるし、いや俺もだし、そういうのたくさん見てきたしとか。その世代はサブカルを消費した最後尾世代だから余計に。だからこその直球さは作品の強度だ。
そういうものを語る時にはそれ自体は終わってしまった事柄だったりはするのだろう。団塊ジュニア世代が最後のデカイパイなのだからそこで消費されるものは、懐かしいものを消費することである程度経済は回るのはそれはいいことだけど。いろんな世代がクロスオーバーするのはやはり難しいか。
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だいたいの人は若い時に主人公のように悶々としたり、ジタバタしたり、落ち込んだりしたことはあるんではないだろうか。
してことないヤツは薄っぺらいヤツだと信じたい…。
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コレをおもしろがる層はクソw w てな自虐的おもしろさな。オチに驚愕、女キャラの貪欲さより、男キャラの身勝手と馬鹿さに震撼すんわ。
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心をどんどん抉られる、どれも自分を見ているようで苦しくてたまらなくなったり、そう考えている思い上がり自体へも嫌気がさしたり、感情をめちゃくちゃに揺さぶられる。自分が他人から”見られている”と思うすがたと自分が”見ている”誰かのすがた、どれも偶像でしかないのにその偶像がときに人を幸せに、ときに人を苦しませる。それを自覚していなくても、だ!どんなホラーよりこの夏一番肝が冷えた。どたばたサスペンスなクライマックスだって、ありえない展開だなんて軽々しく言えない。。。
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別にサブカル方面は疎いのだが、奥田民生は先代の広島国公認歌手なこともありつい立ち読む。ひどくは刺さらなかったけどやや刺さった面白かった。そして、私の人間性の一部は奥田民生にも影響されているのかとしれないとすら思いだした。
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こういう人いるし、こういうことあるよね…と共感した。奥田民生をよく知らないまま読んでしまったが…
しかし、これから先主人公が人生に入り込めないじぶんの心のせいでうまくいかなくなることにぶち当たることはないのか?そしてその先の救いはないのか?大事なのはこの先の物語である気もする。
業界の中身をなかなかに知れた。
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サークルクラッシャー的な人の話だった。
渋谷直角は「サブカルにしがみつきながら冷笑しているサブカル」と思われていることちょっと気にしているのかな・・・?とちょっと思いました。
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奥田民生になりたくていいじゃない!むしろ、奥田民生になりたいボーイがいいじゃない!このマンガ、「編集業界サブカルヒエラルキー」、今っぽく言えば、「マウンティング」が皮肉って書いてあり隅から隅まで読んでは苦笑いしてしまう。人の持ち物、知識を褒め、何気に「それについて知っている自分」を主張する様は、まさしく業界そのもの。あぁ、「出会う男すべて狂わせるガール」の潔さよ!かつて「奥田民生になりたいボーイ」だった青年よ、これでよかったのかい?大人になるってこういうことなのかい?まさに「今」読んで欲しいマンガだ。
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実はまだ読んでる途中なんだけど、怖いわぁ。怖いわぁ。この本怖いわぁ。
たぶん、あるあるネタみたいなのは、本質的にホラーなんだけど、笑うことで誤魔化してるんだろうな。コメディのあり方に近い。
ちなみにだ、渋谷直角に絵のクオリティを求めてる人は読んじゃいけないですよ。ええ。ええ。
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ゆるい絵が効いてる。
昔、出版社で働いた経験があるわたしは、こんな人、いたわー!みたいな人が何人か出てきてたくさん笑った。
映画たのしみ。
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主人公がいちいち意味が分からないくらい慌てる心理描写にこちらまで引き込まれて不安定になった。男を狂わすあかりが面倒くさい女すぎるのだけど、何となく共感してしまうところもある。あかり目線のお話を読んでみたい!
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うわあああ、いたい、いたいよ〜〜!
と顔を覆いたくなってしまうものがある。
そして、憧れている人への失望って、
人生を変えてしまうような絶望がある。
そもそも人生を狂わせたのはあの女だけど、、
お洒落な世界は憧れるけど
こわさも一入だなあ