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紙の本
泣けたり癒されたりはしないけど、くどくどとした面白さがクセになる
2017/05/30 14:51
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
帯には「泣ける癒し系ホラー」とありましたが…泣けはしなかったかな。
ただ、とても面白かったです。
「真実」とわかっていることを「ウソ」として否定し、その「ウソ」を「真実」に練り上げる…。
この事実のすり替えが、読んでいる側も納得できましたし、「そう来たか!」と思わず唸ってしまったり…。
怪異モノは世の中にあふれていますし、怪異に見せかけた現象を科学的・論理的に否定する推理小説もありますが、怪異側に生きている登場人物たちがそれを否定する様子はあざやかでした。
主人公のくどくどした話し方は、当初はなじみませんでしたが、ウソを論理的に組み立てていくときには、その話し方だからこそ違和感なく読めました。
この物語は、一応これで完結のようですが、ラストに含みをもたせているので「もしかすると、また続巻が…?」とワクワクしています。
ただ、この小説と同じぐらいの面白さ(完成度)の作品、あるいはそれ以上の説得力のあるクオリティーをもたせる作品を生み出すのは、主人公並みに作者さんは頭を使いそうですね。
癒されること、泣けることはありませんが、推理モノとして見ても、怪異モノとして見ても楽しめる内容でした。
(カマイタチの件はちょっと驚きでした…。私の中の常識も揺らいだ気がします…笑)
紙の本
設定とは異なって重厚な推理?劇
2016/04/03 10:17
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ずんのすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公や周りの登場人物だけを見て、ライトノベルズ風の内容を想像していたが、後半の怒涛の推理劇はある種の本格推理小説に匹敵する内容でした。
推理(論理)を創っては壊し、創っては壊し、最後に読者の疑問までもねじ伏せるような論理的思考のやり取りは読んでいてとても爽快でした。
電子書籍
面白い!
2018/05/18 01:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:プロビデンス - この投稿者のレビュー一覧を見る
ユーモアがあって、ちょっとグロくて、知的な感じ。話がどう転んでいくのかわからなく、かつ展開が面白いので満足した。
電子書籍
虚構が秩序を正す
2019/01/13 16:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:coco - この投稿者のレビュー一覧を見る
虚構を積み重ねた推理が、真実を貶めた虚構を覆し、秩序を守る。
本作はコミカライズされていますが、
第6章「虚構争奪」以降の、〈鋼人七瀬まとめサイト〉における、岩永の書き込みの丁々発止の言説合戦は、小説の方がやはり楽しめるかと。
紙の本
ファンタジックミステリー
2016/02/13 14:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ばなし - この投稿者のレビュー一覧を見る
設定そのものは非現実的だが、その設定の枠内においてきわめて現実的に物語は進み、事件は解決に導かれる。
これはファンタジーであり、ミステリーである。
虚構は現実となり、その現実は虚構によって再び虚構となる。
紙の本
どこまでが現実
2021/01/24 09:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:吉村ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
本格推理ものかと手にとってみたが、
なかなか幻想的な内容でした。
物語の背景に
映し出されるネット社会の明と暗。
それもまた、現実と虚構を表しているように感じました。