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記憶のためにこその「アウトプット」
2021/02/19 19:48
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投稿者:アルファ - この投稿者のレビュー一覧を見る
同じ著者の『読んだら忘れない読書術』『ムダにならない勉強法』と同様に、記憶について「アウトプット」の重要性を中心に解説した一冊です。
「人に教える」というのは、認知症の予防にも良いという話を他の本でも読んだ覚えがありますが、もちろんこのhontoのレビューなど、評価がたくさんつくことがある(もちろん「参考になる」が多いほうがその傾向は強いですがw、そうでなくとも)と、その本の内容はよく覚えているということもありますよね。
そしてこの本では、「アウトプット」以外にも、「睡眠」や「運動」など、定番中の定番ではあるものの、脳の活動の良し悪しに影響する要素が幅広く、かつ詳しく解説されています。
上記の2冊の本を読まれた方はさほど目新しい発見はないかもしれませんが、読んで実践を試みる価値のある一冊には違いないと思います。
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「読んだら忘れない読書術」に引き続き購入しました。
「読んだら忘れない」は特にインプット(情報を脳に入れる)で今回の「覚えない
記憶術」は特にアウトプット(脳に入れた情報を外部に出す)についての内容でした。自分は特に物おぼえが悪く、仕事も覚えるまで時間がかかっていました。
この本と「読んだら忘れない」を読んでから仕事でも新しいことを覚えるまでに前より時間がかからなくなった気がします。
丸暗記よりもいかに情報を引き出すことができるかどうかが重要であることを学びました。思い出すための紐付けした鍵を持つようにするなどのヒントがありました。
この本を読むまでは仕事に関して変に真面目で一つ一つ全て詰め込まなければいけないという考え方があり、処理が遅買ったのですが、以前よりも処理がスムーズになっている気がします。
脳のメカニズムを用いた説明などもあり、イメージしやすい内容が良いです。
自分は読書初心者で最近ビジネス本を読んでいますが、この本はとても読みやすくわかりやすいです。
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・ とりあえずインプットしたらアウトプットする。アウトプットすることで記憶に残る。アウトプットは、話す、書く、教える、行動する。
・ 脳が重要であると判断する基準は2つ。「何度も使用される」「感情が動いた」
・ 人に教えると、理解度のチェック、知識の整理、復習と反復ができる。「人に教える」というアウトプットを前提に勉強するだけで、学習効率は大きくアップする。
・ 記憶するのに、時間制限がある方がよい。
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重要なのは、自分だけの体験、気づきをどれだけ記憶し、自分の成長の肥やしにし、自分の血や肉にできるのか、ということ。
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覚えないでとにかく記録する。情報共有することの大切さが書いてあった。初めは勉強法の記憶術ばかりだなと思ったけれど、様々な例を挙げながらわかりやすく書かれていてよかった。
体験は「記憶」するのではなく記録して、体験から新しい気づきを得よう。
ポジティブにとらえることや本への書き込みは大切みたいなことも書かれていて斉藤孝に似ているような雰囲気も感じた。
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前作よりずっとよかった。
多分今作はアウトプットに重点を置いているのと、データ、エビデンスを盛り込んでいるからだと思う。
受験生にもオススメ。
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感想等を箇条書き。
■ザックリ要約すると,アウトプットすることによって,自然と記憶できる,という方法論。
■記憶術TIPSも多々挙げられているが,真新しいものはない。レファレンスとして使うといいかもしれない。
■Facebookは自動復習装置である(「タイムライン記憶術」)。
Facebookに投稿した場合,いいね!が付いていたり,コメントに返信したりで,1週間以内に3回以上,その記事と再接触する。なので,自然と復習できる。
■作業記憶(PCでいうところのRAMメモリ,本書では「脳メモリ」と表現している)で一度に処理できる情報量は非常に少ない。
なので,脳メモリを開放すると仕事効率・学習効率があがる。
「マルチタスクしない」などの方法論が挙げられている。
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「読んだら忘れない読書術」の続編。
前著「読んだら忘れない読書術」では、主にインプットつまり読書の大切さについて書かれていた。
本書では、記憶はアウトプットすることで定着するということを解説し、その具体的なアウトプット方法を多く紹介している。
以下に、ポイントを挙げる。
・頭の中で復唱するだけより、書いて声に出した方が覚える。
・記憶の索引になるようにメモを残しておくと良い。
・映画を見た後など、気づきや感動、共感したテーマなど、すべてをノートに書き殴るようにする。感想を人に話すと記憶に残る。
・5W1Hを含む短文にまとめる。ストーリー化すると記憶に残りやすい。
・人に教えることを前提に勉強すると学習効率が良い。
・五感やそこから生まれる感情など、記憶しづらいことも言葉として残すと記憶に残りやすい。
・徹夜や睡眠不足は、記憶力だけでなくほとんどの脳機能を低下させるため、避けるべきである。
・午前中は理解や整理、午後は記憶と反復の勉強に向いている。
・ストレスが継続するとコルチゾールが分泌され、記憶を貯蔵するニューロンのネットワークを分断し、ニューロンの新生をストップする。また、運動でコルチゾールを減らすことができる。
・場所を変えるだけで、記憶力がアップする。
・継続中、未完了の仕事を1つでも減らすことで、脳内メモリの空き容量を増やすようにする。
インプットするだけでなく、アウトプットすることでこそ記憶が定着するのだということを、前著と合わせて理解することができた。
アウトプットすることで記憶が定着して初めて、読んだ本の内容が自己成長に繋がるのである。
これを機に、私もアウトプットを強化して真に意味のある読書をしていきたいと思う。
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覚えない記憶術の肝は「アウトプット」
アウトプットの方法は大きく2つあり、「書くこと」と「ストーリー化」。特に、人に教えることは、ストーリー化という意味では最良の記憶術。
また、記憶力には準備が9割ということで、整理と理解をすることで、丸暗記の量を減らす。普段からアンテナを張って、いろいろな情報を集めておく。睡眠不足も大敵。
脳の老化を予防するには、運動が一番。1回1時間の有酸素運動を週に2-3回行う。
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記憶力を上げるというよりも、覚えやすい状況や、思い出すためのコツなど、切り口が面白かった。
特にいろいろなホルモンが出た時に、どのような感情が湧き上がって、その感情をキッカケに記憶されるというメカニズムは興味深かったです。
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記憶力はあったほうが助かる。特に何かの試験を受ける場合には。そんな中で手に取ったのが今回の本。著者いわく
「記憶力」そのものが問われるのではなく、「記憶(過去に遭遇した情報、知識、経験)」をいかに早く引き出し、いかに上手に活用できるのか。
という視点から、「覚えない記憶術」を公開している。
そぅいえば、「記憶の整理中」と言ってあまり明らかにしないままに辞めて、その後、睡眠障害と診断されたという方が話題になっていた。その方もこの本を読んでいれば、はっきり覚えていただろうになあと思った。しかし、この場合、記憶力の問題というよりも、自己保身力の問題か。はっきり覚えているから忘れたふりをしているだけだろう。
それはさておき、年を取ったから忘れやすいとよく言うが、脳を鍛えて、脳を育てれば、年齢がなんて言い訳に過ぎなくなる。その上、「記憶は事前準備が9割である」と言うように理解と整理という2つの段階に時間を使うのが必要と述べている。
記憶するには「インプット」よりも「アウトプット」が重要というように、覚えた情報を使って何らかの形で出す作業をすると記憶に残りやすいと述べている。例として挙げているのは、SNSだ。
脳を活性化させるためには運動する必要も説いている。運動をきちんとすると記憶にも良い効果をもたらす。ずっと座ってばかりだけが情報を覚える時間ではないからなあ。
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アウトプットすることが覚えるコツだと分かった。だか、そのアウトプットが自分にとってはかなり難しいのでは、と思った。ただ、TO DO リストのアウトプットはできそうなので、これからやっていきたい。
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インプットとアウトプットのバランスを取りましょうという本。記憶されるには1)理解2)整理3)記憶4)反復というプロセスが大事だが、大体の人は3に集中してるので、バランス取りましょうと。特に4)反復としてアウトプットすることを本書は勧めています。が、本書の構成は結局3)部分に偏重してます。それに加えて後半部分は記憶術には関係ないことが記載されていて、前半部分が面白いだけに少し残念。
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◼︎読む目的
記憶力の強化をしたい。
でも、学生時代のような必死な努力はしたくない。
◼︎感想
記憶すること=丸暗記すること、ではないというのがポイントでしょうか。
覚えないというよりは、
・効率よく必要なものだけ覚えること
・忘れても思い出すきっかけを増やすことが重要
なのかな、というかんじがしました。
意味や意図もしっかり書かれているので、わかりやすくて納得度も高かったです。
◼︎メモ
・記憶する近道は、アウトプットすること。
・アウトプットとは、書く、話す、教える、行動すること。
・ストーリー化する
→意味をエピソードに転移。簡単なのは理由の説明。自分で何故?に答えてみよう。
→5W1Hで短文にしてみる。
→人に話す。
・SNSを利用
→人の目に触れることで程よい緊張感が得られる
→目に触れる回数のアップする
→共感してもらえる
・睡眠することで記憶が定着
→6時間以上が理想
→寝溜めはあまり意味がない
→仮眠は効率があがる
◼︎実践すること
・睡眠時間の確保
→帰宅後の行動をリスト化
→どうすれば遅くても23時30分までに寝れるか考える
・SNSの利用
→Twitterやmixiにもっとつぶやいてみる
→ブログを日記化する
→読書日記を習慣化する
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⚪︎同作者による前著、『読んだら忘れない記憶術』が面白かったので、本書を書店で見かけて即購入した。
内容としては、前作は読書術に特化してるのに対して、今作は記憶術・勉強術に重点が置かれている。従来のただひたすら暗記に徹する詰め込み型を否定し、脳の構造・記憶のメカニズムの観点からの記憶術が書かれている。特に、記憶の4ステップ(理解、整理、記憶、反復)の話はとてもタメになる。
一応前作と繋がりはあるものの、前作を未読でも楽しめるものとなっている。もちろん、内容的にも被る所があるので合わせて読むとより理解が深まるだろう。
⚪︎本書における重要なキーワードは、「アウトプット」するということ。インプットしたらとりあえずまずはアウトプットすること。本書では繰り返しその重要性が説かれている。
中でもSNSを利用した、「ソーシャル記憶術」は今の時代ピッタリだろう。誰もが気軽に、感想や書評をツイッターやらフェイスブック、ブログなどに簡単に投稿することができる。また、そうすることによりSNSにアクセするたびに目にすることになるので嫌でも頭に入ってくるので、1週間以内に3回復習が自然とできるわけである。確かに、これはやってみると分かるが、これをするだけで記憶の定着さが格段に違う。自分の書いた感想やら書評を見返すと、その記憶が蘇ってくる。これなら誰もが簡単に出来るのでまずは試してみるといいだろう。