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戦国の陣形 みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー29件

みんなの評価3.9

評価内訳

29 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

戦国時代を中心に、戦場での実際の戦いの姿

2016/01/24 22:16

5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さえもん - この投稿者のレビュー一覧を見る

鶴翼の陣、魚鱗の陣など。戦国時代の合戦でよく知られた鉄砲、騎馬、槍あるいは旗などを細かく配置した図でお馴染みの、これら陣形を当時の戦国武将たちはどの様に運用したのか。合戦とはどう戦われてきたのか。これまで定番化して示されてきた有名な合戦の配置図に疑問を呈し、はるか昔、律令の時代にまで遡り時代と共に変化する合戦の実際を、資料を解釈し直して再提示してゆく。テンポ良く読み易く、現代的な例えも分かりやすく楽しませてくれる。現代人がイメージする戦場の本当の姿を武者達の勝利への執念が産んだ試行錯誤を、図も用いて丁寧に示して解説している。近年戦国合戦の解釈が大きく変わりつつある中で、これらを踏まえた上での著者独自の解釈は十分説得力有る物と思う。

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紙の本

この本すごいです!

2016/02/26 10:53

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:aratakadowaki - この投稿者のレビュー一覧を見る

陣形の話もさることながら、前段階の古代、中世、戦国期の軍制について解りやすく説明されています。

中世と違い戦国期の軍制は、一人の騎馬武者が弓、鉄砲、槍などの10人の兵を連れてきても、一旦バラバラにして兵種別の各隊に編入することが可能になった。それによって兵種別の五段構えの陣形が、村上義清→上杉謙信により確立され、やがて全国に広がった。陣形とは基本的にこの一種のみ。という説明はいろいろ腑に落ちます。

筆者は在野の研究者のようですが、今後この分野に多くの研究者が参入してほしいと思います。

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紙の本

研究熱

2016/01/28 18:39

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る

陣形についての考察ははっきり類書がなかっただけに秀逸。

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電子書籍

鶴翼は強いはずだ、という気持ち

2024/01/30 00:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:象太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

鶴翼と言えば、私が名前を知っている唯一の陣形で、古代カルタゴの名将ハンニバルがローマ軍を打ち破った戦形と記憶していた。塩野七生著『ローマ人の物語・ハンニバル戦記』を読み返してみる。確かナイキのマークのような図解を用いて鶴翼を説明していたはずだ、と。
 パラパラめくると「これから述べるのは、日本の防衛大学校ではどうか知らないが、欧米の士官学校ならば必ず学習させれるという、史上有名なカンネの会戦である」との記述に再会する。そうだそうだ、ここの部分だよと読み返してみる。結果、中身は鶴翼のことを書いていたと思う。しかし、ついぞナイキのマークのような図解も「鶴翼」の言葉も見つけられなかった。
 陣形に関して、そんなあやふやな知識しかない私が『戦国の陣形』と題した本書を読む前に抱いたのは、日本の戦国武将は当然、「鶴翼」をはじめとする陣形に関して研究に研究を重ね知悉していただろう、ということだった。
 しかし、実態は違っていて、武将たちの間でも何となくこんなもんだろうぐらいのイメージで使われていたらしい。本書は、歴史を遡り日本の合戦の実態を浮き彫りにした。強いて言えば、武田信玄が山本勘助の上申を受けて使ってみた陣形というものがあっただけで、それも実戦では有効ではなかったようだ。
 関が原の戦いの布陣図を見たドイツのメッケル少佐が即座に「西軍が勝ち」と言った話は有名だ。西軍が鶴翼の布陣を敷いていたからだとされる。しかし、関が原の布陣図が発行されたのはメッケル少佐の帰国後だったそうで、この話が本当かどうかは怪しいらしい。実際の関が原の合戦は、両陣がしっかりと配置を終えてから激突したのではなく、部隊が動く中で勝負を決した可能性もあるという。
 鶴翼の陣形が強いという話をするために、メッケル少佐が使われたか。陣形とは戦に必勝形を見たいという後世の人の気持ちが生んだものなのかもしれない。

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電子書籍

陣形の史実

2023/11/01 06:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る

ドラマやゲームなどでは戦国時代の陣形が出てきて陣形同士の相性なども語られるが実際はそんなものはなかったことがわかる。魚鱗や鶴翼といったワードは史料に出てくるが実際は集まるや分散するなどの大雑把な陣形であった。机上の空論としての陣形について盛んに議論されるのが江戸時代の軍学者や戦後社会といった実際の戦争から遠ざかった時代である点が面白いと感じた。

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電子書籍

とても面白かったです

2016/02/08 22:32

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ヒケシ - この投稿者のレビュー一覧を見る

一般にこう思われてるが実は違った、という歴史の話が大好きなので、この本はとても気に入りました。
陣形は律令時代に既にあったとか、蝦夷との戦いでは役に立たなかったとか、村上義清が隊形を編み出し、それを上杉謙信が受け継いだとか、三方ヶ原の戦いで魚鱗対鶴翼なんてなかったとか、とにかくとても楽しめました。大満足です。

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電子書籍

定説を疑う

2022/01/02 17:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

歴史書や歴史小説のなかの合戦場面の描写で描かれた陣形の大半が架空のもの というくだりには感銘を受けた。特に関ケ原の合戦の両軍の配置図 は史実であると信じていただけに、著者の提示した疑問に唸ってしまった。所詮実戦は型どおりにはゆかないもの ということをしっかり感じてしまった。

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紙の本

日本陣形史

2017/06/07 00:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:サラーさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

戦国時代などの陣形についてまともに扱った本がないので面白かったです。甲陽軍鑑や信長公記について肩を持つのが嫌味たらしい以外は日本の陣形の進化を一つのストーリーにしたのは秀逸。蝦夷討伐のために軍団単位での戦いが少数精鋭による個別の戦いにとって変わられたというのは事実であればローマ末期と同じ現象で興味深いが裏付けがないため再考、関連書籍読み出しが必要かも。

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紙の本

孔明の罠

2016/03/20 10:15

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る

「陣形」という切り口で歴史書を紐解くと、意外な史実が浮き彫りにされましたという本です。例えば、以下の通りです。
・律令時代に、唐・新羅に対抗するための軍事力として、既に陣形(唐から輸入された八陣)は考えられていたが、蝦夷との戦闘では効力は発揮できなかった(第一章)。
・源平合戦では魚鱗の陣や鶴翼の陣が登場するも、鎌倉幕府は陣形を使用していない(第二章)。
・村上義清の武田を打ち破った必勝隊形を上杉が取り入れ五段隊形が確立した。織田信長の軍事改革は大したものではなく、個人の集積である「軍勢」を組織的に機能する「軍隊」へ作り変えた上杉・武田・北条の軍事改革の方が、ずっと重要である。(第四章)。
・陣形を深く追求すると、川中島の戦いや関ヶ原の戦いが全く異なる様相となる(第五章)。
・大阪の陣での真田信繁の活躍の裏には、伊達正宗の鉄砲のみの陣立による命拾いがあった(第六章)。
・1700年以上も人々を論争に向かわせる孔明の罠は深遠(終章)。

 巷間に流布している陣形は机上の空論であり、今に伝わる戦国合戦の陣形は史実ではない可能性が高く、見直すべきという主張でした。一考の余地はありそうです。ただ、本書の目玉と思われる関ヶ原の戦いの見直しは思い込みで描かれており、その根拠が良く分かりませんし、上杉・武田・北条を持ち上げるための信長の過小評価も的を得ていません。細部まで練れておらず、雑な印象が残りました。一方、歴史学者が研究対象として一顧だにしていないものを、丁寧に掘り下げた面白さはありました。

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紙の本

結論は読む前からわかっていたが

2016/01/27 22:51

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本には「陣形」というものは結局なかったという当たり前の結論。「甲陽軍艦」の資料価値を主張したり、熱量は感じるが空転している気がする。

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紙の本

戦国の陣形

2016/03/14 09:00

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:高橋 米和 - この投稿者のレビュー一覧を見る

戦国時代の合戦について、その陣形などの分析は興味深いものがありました。

ただ、もう少し分かりやすく解説してほしいと思いました。

合戦場所の地形や、その合戦の経緯を詳しく解説してほしい。

全体的に、初心者にも分かるような説明を希望します。

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2016/01/20 08:23

投稿元:ブクログ

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2016/02/02 19:17

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2016/02/18 11:25

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2016/03/20 01:52

投稿元:ブクログ

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