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中国の「核」が世界を制す みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.6

評価内訳

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3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本

古代文明大勃興の21世紀、日本の生きる道

2006/03/23 00:02

12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐伯洋一 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 今週は様々な本を読んだ。WBCで盛り上がって大声を上げた後は、より明確に日本の未来を考える本に考えが及ぶ。こうしてWBCで日本国旗が上がって、日教組や朝日新聞が苦い顔をしているのは例外として、多くの国民が日本人としての一体感を感じたものと思う。しかし、20年後果たしてこの極東のひなげしの花はどうなっているだろうか。本書はそれを考える上で、非常に示唆的である。
 日本は、9条によって、防衛すら出来ない法体系になっている。海上では、レーダーつき艦船の専制の一撃は致命傷なので、正当防衛しか出来ない以上、要するに日本は海上防衛すら出来ないわけである。それでも、平和なのは完全に東シナ海に沈む原子力潜水艦に搭載され、中国を睨み続けるトライデントミサイルのおかげである。これがなければ、明日にでも中共は日台のシーレーンに挑んでくる。そのつもりがなければ、現在の異常な軍事力増強は絶対に説明できない。増産増強している兵力は明らかに海洋国家としてのものなのである。
 おそらくミサイルの一撃でも落ちない限り左翼プロパガンダに欺かれた一般人の目は覚めないだろうから、9条という悪性腫瘍はまだしばらくそのままだろう。そうすると、アメリカこそ日本の全てであるという構図が浮かび上がる。しかし、本書は「アメリカは日本を絶対に守らない」と断言している。
 もちろんそんなことは分かっている。さらに再三書評でも述べさせて頂いたが、クリントン夫婦は強烈な親中反日である。本書では賄賂の疑いも指摘している。共和党が日本に手厚いとは必ずしも思わないが、少なくとも民主党が政権を取り、ヒラリーが大統領になれば、トンでもない暗い8年が日本に待っていることは断言出来る。ヒラリー大統領の8年間のうち、中共と海上決戦ともなれば、米中間では事前に不介入が間違いなく約束される。
 本書の主題は「核」だが、中共の強烈な核は、100発以上日本に向いている。想像力を働かせて欲しいが、今ネットをしている我々の頭上には、中共の核の照準があっているのである。英国民も同じだが、ロシアの核に対し、英国政府は凛として全段発射体制(広大ロシアの一発の核に対し、英国は核の全段発射で相殺)で国民を守り抜いた。
 今、侵略リスクほぼゼロの英国で、9条があったとしたら、まず100%半年以内に改正される。しかし、いま中共、ロシア、北朝鮮・・つまり核保有国の主要国家のほとんどの標的になっているのに、9条で自ら滅びを待っているのである。
 9条改正は議論の余地なき急務だが、何としても米国を筆頭としたアングロサクソン日本軍事同盟を構築し、多国間枠組みのなかにどんどん米国を巻き込んでいくしかない。最近、日米豪の事実上の三国同盟的枠組みが成ったが、オーストラリアとインドは特に重要である。
 豪は、今でも全高校の20%以上で日本語教育が取り入れられている。豪では外国語として日本語が一番盛んで、4位の中国語との差はおよそ2倍である。ポーリン・ハンソン女史のようなうじ虫もいるが、政府は一貫して日本を最重要国として位置づけている。大中華主義と戦う上で、英米豪をはじめとした今後日本の100年は現覇王であるアングロサクソンと協調し、大中華主義のキビ政策と戦うしか生きる道はない。
 しかし、2020年以降米国は日本を守らないという予測は現時点では残念ながら最も正解に近いだろう。この21世紀は、G7は後退し、古代大陸文明が再び台頭する激変の時代である。そんな中、大陸ですらない島国単一文明国家日本は、舵取りを間違えれば、確実に滅ぶ運命にある。9条改正は当然として、主権者である我々国民は、BRICによって、この2000年間で最も経済が激動する21世紀を日本国がどう生き残るかを本書で学ぶ必要があるだろう。

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紙の本

日本の平和を守るためには・・・

2006/03/13 16:55

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:としりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 日本の国土防衛は大丈夫だろうか!?
 30年先でも日本の平和、自由と民主主義は守られているだろうか!?
 本書を読み進めるほどに、そういう危機感を強くした。
 著者はアメリカ在住で、1980年代から現在まで、米国務省・国防総省はじめ多くの官僚や政治学者たちと議論をしてきたという。
 日米同盟に基づく「核の傘」は有効に機能するのだろうか?
 日本が導入を進めているミサイル防衛(MD)システムは、周辺国からの核攻撃に対して有効的なものなのだろうか?
 詳しくは本書に書かれているのだが、答えはいずれも「否」なのである。
 これは著者の一方的な見方ではない。米国政治家・官僚・学者たちの見方をも反映したものなのである。表向き彼らの多くは、有効に機能する、との立場をとっている。
 だが、本音は・・・・・。
 フォレオマバエガ民主党議員「僕が日本人だったら、自主的な核抑止力を得ようとする。当たり前じゃないか。現在の日本は、とても危険な状況にあるのだ。日本人は、自分たちがどれほど危険な状態に置かれているかということを、きちんと理解していないのではないか。」(P217)
 これは特殊な見方ではないのである。
 さらに本書の後半、驚くべき事実が書かれている。
 核武装した中国が軍事大国として台頭する中、中国共産党・人民解放軍と米民主党とが深刻な癒着関係にあるという事実である。
 クリントン夫妻をはじめ、ゴア元副大統領、ケリー上院議員、ゲッパート下院議員など、多くの米民主党議員が中国から多額の賄賂を受けているのだ。
 日本の政治家にも中国政府から賄賂を受けている者が少なくないとの噂がある。が、米民主党も同類だったとは・・・。
 あらためて言うまでもないが、ケリー上院議員は04年大統領選の候補だった人物であり、ヒラリー・クリントンは08年大統領選立候補が噂されている。
 実際、8年間のクリントン政権では米国の国益を(日本の国益も)大いに損なったという前歴が、本書で明かされている。
 今後、米民主党が政権を握ったときは・・・・・。
 本書は最後に、「日本が独立国であるために」として、建設的な提言を行っている。
 日本人の弱点として、基本的に皆、軍事オンチだということがある。それを意識した提言である。だが、日本の現状では著者の提言を実現するのもスムーズにはいかないに違いない。
 しかし、多くの国民が日本の置かれた現状をよく認識し、平和と安全、自由と民主主義を末長く守るにはどうすればよいのか、真剣に考えていかなければならないだろう。
 日本が中国共産党の支配下に入らないために・・・・。

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電子書籍

やや古いが

2017/07/31 15:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぶるみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

今となっては、やや古い情報だが、この著者の見通しにかなり近い状態で、世界は変わっていっていると感じられる。

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