紙の本
面白かったです
2020/08/18 12:49
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投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る
四畳半に住うと言われる阿呆神と、そんな四畳半に入り浸る一癖も二癖もある人びとの交流物語です。水玉のブリーフ、ペコちゃんの憂鬱、第日本凡人會、もんどりダンス、etc…著者の妄想とナンセンスがいっぱい詰まった強烈にクセのある一冊です。
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なんでかしらんがうるさい。
なんか「水玉ブリーフ」しか残ってない。
楽しい。
なんなんだ四畳半神って。
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連作短篇集。
『夜は短し歩けよ乙女』の樋口氏や『新釈 走れメロス』の芽野や芹名、図書館警察などのおなじみの面々も登場。
「蝸牛の角」の森見流にどんどん繋がっていく感じが良かったな~。
「大日本凡人會」も好き。
全体的にはムツカシイというかなんというか…。この作品を理解しようとするのが間違ってる?笑
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理解しながら読もうとすると、頭がイタくなるくらいへんてこなお話。さら〜っと読んだ。個性豊かな登場人物には笑える。なんとなくこんな感じの話だったかな…と思えるぐらいの感想。((2013.7
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この小説のジャンルは一体何になるんだろう……やっぱりファンタジー?
良い意味でバカバカしく、思わず笑ってしまうこともしばしば。電車で読むときは注意。
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この物語に出てくる人物は無益なことばかりしているが、この本を1冊読むという行為自体が無益なことなんじゃないかと思えるくらい阿保な小説だった。
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詭弁を弄する語り口は、森見さんの真骨頂だど思うのですが、今回ばかりは阿呆の愛らしさを感じられず、出だしで躓きました。
それでも、不毛な妄想に時間を浪費できる若人を羨ましく思わせる辺りはさすがです。
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実に至極変てこりんな短編小説集なり。
全篇に満ちたる、肥大しきった自意識の過剰さ故に四畳半に引きこもる阿呆な男たちの物語は、誰もが通ってきた恥ずかしきあの時代の自分の物語ではないだろうか。
なお、「蝸牛の角」なる一篇は、其の入れ籠構造が素晴らしき佳作であったことを附す。
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読み進めるにつれ森見ワールドに迷い混んでいきます。が、自分は阿呆なので、森見先生の思考に付いていけませんでした!謎は絶妙に解けず、謎のまま。四畳半神話体系のように、繰り返しや巻き戻しといった感覚を覚えますが、神話体系に比べストーリー性はありません。物語を楽しむというより実験的な文章を楽しむ感覚でした。理解できた方、最後の話の「余」は水玉ブリーフの男で合ってますか。。
自分は「蝸牛の角」が、初めは?でしたが、だんだんと好きになりました。
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濃い。
男汁が煮詰まりすぎて、一気に読もうとすると胸焼けするかも。
黒髪の乙女成分が不足しています。
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相変わらずの森見登美彦ワールド全開!といった感じ。前作にも出てきた登場人物にニヤニヤしながら読めました。不安になるくらい阿呆な団体が多すぎる…。まぁこの世界にとってはどの阿呆も必要不可欠なんでしょう。あぁ京都に行ってみたい。
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『そんなことを言う分からず屋は、呪われてしかるべきであろう。未来永劫、なんだか気になる吹き出物で苦しむがよい!』
「性の理論のこと? 何を怖じ気づく。独自路線でいけ」
「それぞれがそれぞれの性の理論を持つ」
「つまり性の世界は相対的なんだよ」
「それが相対性理論というものか。深いな。アインシュタインは言うことが深い」
「彼は人類全般を馬鹿にしてるところがあるね」
「やっぱり私を馬鹿にしてるのね。鈴木君ももう少し後輩の教育に力を注いでよ」
「そのかわり彼は平等だよ。分け隔て無く馬鹿にしてるから」
「…きゃ! こっち見た。やばいよ、これはやばい」
「警察に相談したら?」
「緊迫感のない人ね! 今、目が合っちゃったよ! これで警察呼んだりしたら逆恨みされて、きっと殺されちゃうよ。私がそんな目にあってもいいの?」
「三浦さん、ブリーフの柄だけで人を判断してはいけない」
「ブリーフの柄が見えてるのがそもそもの問題だと言ってるの。あ、ほら、いや、また目が合った!」
「ベランダでじろじろ見てるからだ。窓閉めて、カーテン引いて」
「だって気になるでしょ? 気にならないの? マンションの裏の空き地に、水玉ブリーフ一丁の男がぽつんと立ってるんだよ? 日傘さして、ちょっと哀しげな瞳で」
「男女の関係には三種類しかない。恋人か、赤の他人か、奴隷です」
「水玉ブリーフ一丁の筋肉質な男が、日傘を持って空き地に立っているとします。彼は何をしているんでしょうか?」
「それは心理テスト?」
「そんなところで何をしているのですか?」
「なんでもない一日が終わっていくのを眺めている」
「仙人様みたい」
「…でも、あのおじさんは何をしているのかしら。あの空き地には何もないのに。あんなところで日傘をさして、淋しそうに空を見上げて。しかも立派な腹筋」
「きっと地球温暖化を憂えているのだ」
「グローバルな人なのね。じゃあ、あのおじさんが猥褻物陳列罪で逮捕されてしまわないように、私、祈るわ」
「君はとても優しいな」
『その視線は暖かいものから生暖かいものに冷めていった。』
「でも色々と話はしたんだろ? ー 幸せのお裾分けをしてよ」
「デートの最中も、彼女は構図を考えたり、試しに撮影したりしていて、多忙を極めている。次回作のためのロケハンも兼ねているんです。だからあんまり余計はことを喋っている時間はないのだ」
「それは…正真正銘のロケハンではないの?」
『私は断固として戦います。私といっしょに四畳半統括委員会に対する浪漫的闘争を戦い抜いてくれる、黒髪の美人からのご連絡をお待ちしています。』
『人に愛されるために血の滲むような努力をしたわけですよ。野を超え、山越え。喉から血が出るほど挨拶する。死ぬ気になって道行く人に声をかける。毎日鏡を見て、まるで世紀末における伝説の救世主のように「おまえは愛されている」「おまえは愛されている」「おまえは愛されている」「おまえは愛されている」と唱え続ける。それはも���厳しい修行の数々。その成果が今に結実してる。
今に。
この淋しい夜に。』
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森見登美彦ワールドだ。かつての京都の大学生の貧しい住まいや生活を再現しながら、奇妙奇天烈な人物たちを登場させる不思議な世界を描き出す。
懐かしくもあり、思い出したくもない時代だ。
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これまでの作品と同じく京都大学が舞台で、以前登場した団体名等が出てくるといった点ではいつもの森見登美彦作品という感じか。今回はあまり恋愛要素に比重は置かれていないので、「夜は短し歩けよ乙女」みたいな感じを期待すると肩透かしを食らうかも。
いろいろな人物の視点で語られるので、人物の所属や関係が混乱することが多かった。最後もなんだかスッキリしない終わり方で、これまでの作品と比べるとイマイチな感じだった。
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四畳半世界☆森見ワールドが大暴走大迷走している…!神話大系の要素の懐かしさと、今回の境地の新しさがまたわたしを阿呆にせしめた