紙の本
ドイツの生活習慣をつづる
2008/10/14 23:01
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mikimaru - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前に同著者の「コーヒータイムのお菓子」がとても気に入ったので読んでみた。
今回は料理だけでなくキッチンの話が多めだ。インテリアやコーディネートといった「見た目よく」とか「すっきり」の話ではなく、個人による設計なども含んだ実用重視の手づくりキッチンの話題が中心。
なぜかというと、ドイツではキッチンが作りつけの賃貸住宅が多いわけではなく、もともとは居住する人間が家具のように持ち運んで設置する例が一般的だったのだそうで(P.60)、多少の大工仕事をして自分向きのキッチンにしていく必要性が、日本などとくらべれば高めなのだろう。
内容は:
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1 ドイツのおいしい食卓
朝のパンの香り、ブレッチェンの作り方、ドイツパンのこと、一品料理のレシピ、くだもので作る保存食、ほか
2 ベルリンのキッチンを訪ねて
十人十色のキッチン
(ここでは11件の事例とその方々の生活を紹介)
3 ドイツの食習慣
イースターのピクニック、白いソーセージ、バウムクーヘン、ドイツワイン、老人カフェ、ほか
このほか、ライ麦酵母の作り方などを巻末に掲載。
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料理レシピはさほど多くないし、ドイツの家のキッチンを見ても日本の住宅で参考になるとはかぎらないが、現地の習慣や生活スタイルを知ることができるフォトエッセイとしてとらえれば、のんびりと読むことができる贅沢な一冊ではないだろうか。
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すっきりと使いやすい、快適な空間をつくるために知っておきたいこと。ドイツパンの基本、くだもので作る保存食、簡単にできるスープやキッシュなどのレシピも収録
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ドイツはキッチンも合理的。デッドスペースを利用した回転式収納とか、壁に折りたたんで収納できるスケール、引出しについてるスライサーなどいいなぁと思った。
キッシュと天然酵母パンが作りたい★
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タニアさんのインテリア本、第二段。おじいさんやおばあさんと暮らしたドイツの思い出話は温かくてよい。タニアさんが取材するドイツのキッチンもふんふん、おもしろい。でもなーんとなく、本全体の印象が薄かったなあ。インテリアの本がとてもとてもよかったので、つい先入観を持ってしまったのかも。
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ドイツ人のかなりシンプルな食生活とキッチンの様子がわかって意外とおもしろかった。パンがとてもおいしそうだったので作ってみたい。
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ドイツ人すてきです!
限られた空間を活かすこと、素材を活かすこと、利便性をとりいれなおかつ楽しむこと、、
こんなキッチンにしたいって思うものばっかり!
こだわりっていい!
個性っていい!
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ドイツ式?一体、どんな感じのキッチン本だろうと思い読んでみました。意外とシンプルで自然体の感じで参考になりました。単なるドイツタイプの紹介というよりはキッチンに対する考え方が述べられているように思います。レイアウトも文章も素敵な感じで心地よい一冊でした。
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この人と音楽の趣味が一部合うので借りてみたが、あまり読むべき内容が無い本。レシピ以外は私にとって非実用的。別段、憧れも駆り立てられず。
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ほうドイツではキッチン=部屋の一部ではなく、家具のように持ち運びするものなのか。
キッチンの改修を考えている人には参考になるかもしれません。
ドイツパンのレシピなどもちょっとだけ載っています。
近所のパン屋が天然酵母パンをやめたので自作しないといかんのですが、冷蔵庫に酵母を保存する場所が・・・!
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キッチンって基本的にはオープン収納にしたい人と、全部仕舞いたい人に分かれるなあと、改めて実感。ドイツはスッキリ真面目なキッチンが多いね。
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キッチンのリフォームにあたり、参考にしたくて読んでみた。棚がオープンのキッチンいいなー、料理が美味しそう、塗装壁って素敵なんだな。心地よいキッチンとは使う人によって異なる、ということを再確認。
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フランスや北欧のキッチン本よりも
「実際に使ってます」という雰囲気が出てます。
「ドイツではキッチンも家具のひとつと考えられており、
引っ越しのときにベッドを持ってくるのと同じ感覚
でキッチンも持ってくるのが一般的です。」とのこと。
日本とは感覚が違います。
じゃがいもは主食でたくさんの種類があり用途によって
使い分け、そして白アスパラガスにページが割かれています。
ドイツ人は白アスパラガスそんなに好きなんですか…。
ドイツ式おもてなしとしてアスパラガス・ディナーが
取り上げられていました。
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生活の大事な一部として、料理を考えるヒントになる一冊
その舞台であるキッチンを中心に、モデルとなる家庭の情景が伝わってくる。
この本をパラパラと最初に流し読みをしてワクワクしたのは、各家庭の個性を映し出したものでした。
モデルとなる家庭のキッチンはドイツ式とくくられていても、それぞれ全くメッセージ性が違っています。
P48で紹介されているゲリットさんのキッチンは、シンク小ちゃい!
でもキッチン自体がコンパクトでバランスを保って綺麗にまとまっている。
小さい絵画でも額縁がちゃんと作品とマッチして飾られているのと同じで、そこにセンスを感じる。
P98 フィリップさんのキッチンはもう見ただけで、とことん道具を大事に使い込む系の料理好きが伝わってくる。
フックにかかっている黒い鉄鍋が横に並んでいて、この人は同じ類の料理をなんども微調整したりレシピ更新するの好きだろうな〜ってのが、ガンガンに伝わってくる。
キッチンの左に並べられた調味料の便がびっしりあるあたりからも、味付けの繊細さが見て取れる。
ゲリットさんの小さくコンパクトな綺麗さとは違った、かっこよさがフィリップさんのキッチンから伝わってくる。
二つのモデルを引用して紹介してみたけど、本書の中には他にも様々なご家庭のキッチンとそのストーリーが載っている。
お子さんがいる家庭は、やっぱりそのぐらい広いシンクが欲しいよね〜と共感できたり、ここで料理する人はなんかかわいいなって感じるポップなカラーリングのキッチンだったり。
キッチンを取り巻く家具や、どうやって家具を買ったかまで、住む人のこだわりや美意識が感じられた。
ここからは主観というより、憶測や妄想です。
キッチンの写真からだけでも、それぞれのキッチンで流れる時間の速さが違うな〜と個人的に感じました。
このキッチンを使う人は、パンが焼き上がるまで楽しそうだな〜とか
この人は煮物を作るとしたら、時間まで本でも読んでいそうだなとか
この人は鍋の前でじっと火加減を調整しそうだな〜とか
そんなことを想像していたら、料理に美味しさとか正解とかを求めすぎて硬くなっていた自分の考えに気づけました。
そっか、その人らしさが料理にもキッチンにも映るだけなんだな〜♪と勝手に腑に落ちて、気楽に料理しようと気持ちが軽くなりました。
料理やキッチンに正解はない。
そこでどうやって楽しもうか?
そうヒントをくれた一冊でした。
ありがとう♪
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図書館の本 読了
内容(「BOOK」データベースより)
すっきりと使いやすい、快適な空間をつくるために知っておきたいこと。ドイツパンの基本、くだもので作る保存食、簡単にできるスープやキッシュなどのレシピも収録。
ドイツのキッチンかわいい。
ヨーロッパのものがやっぱり好きなんだなぁと思う。
ジャム、それもしっかりとは煮ないジャム作ろっと。
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ドイツの家庭を訪ねて、キッチンを見せてもらう面白い取り組み。シンプルで合理的ながらも、カラフルだったり、DYIで工夫して使い易くしたりと、興味深かった。住宅事情が日本と違うので単純比較は出来ないが、参考になるアイデアや実例もある。
ドイツの生活や文化、ドイツ人の考え方なども紹介されていて、異文化を知ることは面白いなと思う。