紙の本
とある視点からの食レポ
2021/12/26 17:19
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投稿者:ひでくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルから、だいぶ過激な内容なのかなと思ったが、
それほど思想的でもなく、読んでいて気持ちが楽だった。
現地取材を通して、その地域の人と食について語る著者。
なぜそのようなものを食べるようになったのか、
背景にどのような環境・文化があったのかを探る
紙の本
グルメではない
2015/12/23 11:30
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投稿者:猫目太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題はグルメとなっているが、軽いものではない。そこに住む人の生活だと思う。時代と共に無くなり、忘れ去られるのは惜しい。
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まだ読みかけだけと、推測多く、その根拠が曖昧。また、被差別部落を著者は路地と呼ぶ。誰かの物真似らしいがそんな言い方を聞いたことがない。あえてそう呼称するところに、作者の心の弱さを感じる。被差別部落出身者に路地と言ってわかる人がいるのだろうか。所謂路地を思い浮かべる人が大半なのでは。最後まで読むつもりだけど、駄作。食のレシピから何を言いたいのか解らない。
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淡々と食事の紹介が続くという印象。
「差別」が消えゆくと共にその食文化も失われつつある。
取材した人々の多くは苛烈な差別を経験した世代ではもはやなく、ソウルフードの〝ソウル〟の部分に物足りなさを感じた。
差別はなくなっても食文化は守ってほしい、という思いは伝わってくるが、なんともパンチに欠ける、手応えがない。
たぶん、差別と食文化はもっと癒着しているのだ。
食文化を守ることは、差別そのものから目を背けないということだ。
差別がなくなることと、なかったことにされるのとは違う。
という意味では、あまりに食にフォーカスされているのが本書だと感じた。
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前作「被差別の食卓」は世界の被差別地帯のソウルフードを紹介した本でしたが、本作は日本にスポットを当て、同和地区、北海道のアイヌや少数民族、沖縄、在日のソウルフードを紹介しています。最近ゴールデンカムイを読んだので、丁度アイヌの文化や食事のことが描かれていて興味深かった。現在では大っぴらな差別やタブー視はないらしく、食文化として受け継がれているのはいいことだと思う。
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3.5 自分にとってのソウルフードってなにか考えた。食は時には差別を生むね。地域の食べ物が人とともに消えるのはかなしい。
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本の中で、いくら出生を隠しても食習慣は隠せない、ことを説明しているところがある。なるほどなぁ。食文化は民族も隠せない。よな。
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アイヌや沖縄など。アイヌ料理は気になっていたので新大久保のお店は知ってた。都内だとここしかないのは馴染みがない証拠で寂しく思った。
離島は二重で差別されていた話が印象深い。食の話だけでなく差別についてもちょこちょこ触れられてる。
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「被差別の食卓」10年を経ての続編。いわゆる路地、アイヌ、更に北方少数民族、沖縄の島々、そして焼肉。
10年前と変わる景色もあれば、なくなりつつある景色もあり。「食」フィルター越しにさまざまな側面が見えて来る。行ってみたいし食べてもみたいな。あれやこれや。
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デビュー作「被差別の食卓」から10年後、今度は日本国内の被差別のグルメです。
ホルモンやサイボシ、あぶらかすなどなんだかんだ全部食べた事あるので、それくらい一般の中に浸透しています。もはや差別も相当薄れていると思うし、自分自身なんとも思っていませんが、差別された側は忘れられないし、いつまでも警戒する気持ちもわかります。
アイヌ、オロッコ(ウィルタ)ギリヤーク(ニブフ)の部分がとても印象的で、とても有名なアイヌに関しては知っていますが、後述の二民族に関してはほぼ知らないし知られていません。直木賞受賞作の「熱源」を読むとどのような扱いだったのかよくわかりますのでお勧めです。
第二次世界大戦後に日本に残った人々は、日本国籍ももらえずとてつもなく苦労したそうで、今では表立ってウィルタ、ニブフであると公表する人もいらっしゃらないそうです。
日本人は単一民族と子供の頃から教えられて来ましたが、それを聞いて日本国内の少数民族の人々はどう思ったのかなと思うとモヤモヤした気分になります。