紙の本
堀口の解説は面白い
2002/07/21 15:52
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投稿者:白井道也 - この投稿者のレビュー一覧を見る
(表4より)キューバの老漁夫サンチャゴは、長い不漁にもめげず、小舟に乗り、たった一人で出漁する。残りわずかな餌に想像を絶する巨大なカジキマグロがかかった。四日にわたる死闘ののち老人は勝ったが、帰途サメに襲われ、舟にくくりつけた獲物はみるみる食いちぎられてゆく……。
そういう話だったのか、と、これを読んで初めてわかった。ヘミングウェイはなにを書きたかったのだろうかと考えながら読んだけど、「大魚を相手に雄々しく闘う老人の姿を通して自然の厳粛さと人間の勇気を謳う」(表4より)とは読めなかった。
ただ、訳者・堀口大学の解説——自分はヨーロッパ文学に比べてアメリカ文学には興味を覚えなかったが、この『老人と海』は面白く読めたというもの——は、ヨーロッパ文学とアメリカ文学の違いを“時間”と“空間”という点から解き明かしており、面白い。
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海流の島々の短編のような感じです。
何と言っても描写が細かくて話が進みません。
だから老人と海のほうが読みやすいです。
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ヘミングウェイの作品を初めて読みました!確かに男らしさがあふれてますね。でも一般的に男らしさってムダに荒々しかったりしません?でもこの作品における男らしさは好感持てます。こんな人間は男女問わずかっこいいです。
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1952年発表。Ernest Hemingway. ノーベル賞受賞者。誰もが知ってる名作。「日はまた昇る」や「武器よさらば」はなかなか読みごたえがあって、根気よく読まないと難しいが、「老人と海」は簡単だし、わかりやすい。
簡単に言えば、老人と大魚、サメとの闘い。老人はある少年を大切に思っていて、それが感動を生むみたいな感じです。昔読んだんであんまり覚えてない(笑)
後半に出てくるサメと老人との闘いの描写がすごくうまいです。
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書店で手に取った理由は―(1)外国の作品くらい読まなきゃ(2)名作らしい(3)薄いから楽に読めそう(4)それでいて題名も何となく格好良い―でした。信じる者のため、己のため、(鮪や鮫も含めた)巨大な海と格闘する老人の姿は、矮小な私たち人間と人生との関係を代弁しているのではないか、なんて思ったりします。
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不漁の続く老漁師と少年。やっと捕らえたカジキマグロは船にのらない。
港に戻る途中、鮫との対決。食事がわりにコエビを生で食うが、まずくて飲み込む
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ストーリーがシンプルで、視覚的に動きのある場面が展開しているはずなのに、どこか淡々といしていて、独特の空気が最後まで続きます。
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これはねー、英語で読みきった初めての本。
なワケで、思い入れの一冊。
いや、でも、感動しましたよ。
主人公になりきって読んでいたので、言い表せぬ爽快感がありました。
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とってもシンプルで、含みや比喩のさしはさみようのない短い文章。でも、孤独で年老いた漁師と巨大魚との決死の戦い。その壮絶さにひきこまれました。そして、虚無感と満足感が一緒に訪れるエンディングにはぐっときました。朴訥としていながら、とても力強く、胸を揺さぶる作品でした。
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キューバの老漁夫サンチャゴは、長い不漁にもめげず、小船に乗り、たった一人で出漁する。残りわずかな餌に想像を絶する巨大なカジキマグロがかかった。四日にわたる死闘ののち老人は勝ったが、帰途サメに襲われ、舟にくくりつけた獲物はみるみる食いちぎられてゆく……。徹底した外面描写を用い、大魚を相手に雄々しく闘う老人の姿を通して自然の厳粛さと人間の勇気を謳う名作。
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男らしい感じ!!の一言です。
海と漁の描写がすごく詳しく、読み進めるにつれて頭の中に世界が出来上がって行きます。さすがへミングウェイ!!
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海が大好きな私にとって、この本を読んでいると、本の中に私も登場したくなりました。『老人と海そして私』というタイトルで勝手に空想にふけるー♪
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専門学校の友人から進めてもらった本
ヘミングウェイ聞いたことはあるけど、読んだことなかったからちょっとドキドキしました(何
内容はすごいよこのおじいさん!って内容。
数日かけてカジキを1人で釣ろうとするその心意気。
サメとはバンバン戦うしw
魚にたいして、いや海を本当に愛してるねんなと感じました。
結論あんな老人になりたい。
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アメリカのじーさんは強い。フィジカルな強さ、メンタルな強さ。セルフコントロールのできる人間の闘いの様子が、ただひたすらに記されている。あとは読み手の問題…ついていけるか否か。
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あんまりこういう学生の推薦図書になるような本は読まないんだけど、この本はおもしろかった。ただ老人が海に出て魚を釣るだけの話だけど、魚釣りって案外人間関係のかけひきに似てるかもしれないと思った。相手は未知なるもの。そういう相手にはまず泳がせるだけ泳がせて自分はついていく。相手が疲れたところで少しずつ紐を手繰り寄せ、最後に仕留める、みたいな。いろいろ参考になりました。