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待望の、「花咲ける青少年」特別編の4巻目
2013/09/05 22:29
12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ポムポム - この投稿者のレビュー一覧を見る
待望の、「花咲ける青少年」特別編の4巻目です。
今回は、2つのストーリーが5話に分けられています。
1・2話目の「後宮物語」は、3巻のストーリーの後編。
前半とは一転、第一正妃のアレーナの印象が大きく変わります。
本編で、キャスリーンの事を知りながら、
マハティを理解して支えられたのは、
実はセレイラも…。
だからこその「似たもの夫婦」として、
信頼し合える夫婦になれたのでしょうね。
男盛りのマハティは、やはり惚れ惚れする男ぶりで
彼あっての「花咲ける」と、再認識させられます。
2つ目のストーリー3・4・5話は、「逝きし日の思い出」
本編に登場しなかった、キャラクター『チェン』という、
東施叔父の息子であり、符義(フイ)の兄である男性の視点で、
8歳の倣立人と、その38歳になる父「視意」の出会いと
その中で、解明された「あること」について書かれています。
特別編の多くは、新たに登場する「第三者」の視点で
謎解きのように描かれている事が多いように感じました。
本当は、登場人物を増やすより、すでに登場しているキャラクターの視点で
書いてもらう方がうれしいのですが、そうなると確かに無理があるし、
こういった方法が、一番無理なく、客観的に心情を伝えられるのかもしれませんね。
2つ目のストーリーは、
立人が主役のお話というより、立人パパのお話かもしれません。
本当は、どちらかというと、少年期の特殊な家庭教師についていたり、
ブリジットを手玉に取っていた時の、立人の話が読みたかったな。
という気持ちもありますが、最後と思っていた特別編も、
今回ではなく、次の5巻で終了のようです。
過去の話が多かった特別編ですが、
次回は、プーではなくなる立人のストーリが読めると後書きにありました。
最後を飾る立人編は、ユージィンやカールに負けないくらい、
ファンが、胸いっぱいになれる素敵なお話を、期待したいと思います。
もちろん、5巻も発売日に購入する予定です!
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堪能しました。
2013/10/10 16:35
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みのり - この投稿者のレビュー一覧を見る
3巻を読んで以来、待ち続けていました。まった甲斐がありました。
マハティ編はヒロインがセレイラのようですが、第三者を視点とするからこそ、アメリカを後にした後のマハティのことをいろんな角度から見られるのだと思いました。
実際には登場しない、キャスリーンがマハティにとってどんな存在なのか際立ったように思います。
続く立人のお父さん編も同じくです。
特別編のほとんどが本編の主要人物以外の視点で垣間見る世界で、読者もその世界に入り込みやすくなっているような気がします。
絵もとても美しく、マハティの登場する場面全て、セレイラとナイルのいる場面。そして視意の微笑も。
まだ続くようなのでそれも嬉しかったです。
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切ない
2023/11/12 09:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くれーぷ - この投稿者のレビュー一覧を見る
セレイラが妃教育を受けていた頃の話は少し切なかった。みんなそれぞれ寂しさを抱えている感じがして。王とアレーナと3人で月見をしていたというくだりで少しほっとした。
倣一族の物語は難しかった。本音を出さない人たち。早すぎるほど早く大人になるしかなかった立人。花鹿がいなければ冷徹で何か欠けた実業家になっていたかも。ハリーのお陰かな。
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安定のおもしろさ
2013/10/27 18:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さつき - この投稿者のレビュー一覧を見る
キャラクターが生き生きとしています。読んでいる方も本編連載時の気持ちに引き戻されました。
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後宮物語いいですね
2016/07/18 03:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
第二王妃の朗らかさにみんなが救われているような… ゆったりとお月見、優雅ですね。
『逝きし日の面影」では立人の父が登場しますが、素敵な人ですね。怖い人でもありますが…
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後宮物語は、キャシーと別れたあとのマハティと第二正妃となったセレイラのお話ですが、ナイルのことが好きだったんだなぁって。だから本編にあるように、マハティとセレイラはよき友人だったって流れになるのかなってしみじみ。
第一正妃のアレーナも意地っ張りな感じですが、マハティのことを彼女なりに愛していて、セレイラを間に挟んでマハティとアレーナの関係もよいものになっていったって感じになってるのはよかったって思いました。
後半は立人編。立人の父が確かに立人そっくりって感じはしますし、このころの立人は子どもじゃないなあ。花鹿に出逢って、ほんと立人の人生は変わったんだなって思います。
本編から20年経っても色褪せないお話。絵が変わる人はいますけど、変わらないのもうれしいです。
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マハティ編の後編と立人の小さい頃の話。セレイラとナイルの、恋とも呼べない感情みたいなのがすごく良かった。マハティもアレーナも、登場人物がみんな魅力的で読んでいて楽しかった。
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マハティの色気ダダ漏れはどうよ!?侍従のナイルと合わせての太陽と月コンビ!ジャビルの立場は?とかそんなこと考えないよ(笑)立人パパは一族の長である重荷があっただろうけど、それを見せない人。そんな彼が心を開いたのはハリーだけだったのかな?あと、奥さんにも、と信じたい。
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今回は前巻までのマハティ編後編と、立人少年編の二本立て。
セレイラは本当に無垢で素直で可愛らしいお姫様だったのだなぁ…
平等とは言え、アレーナのことも本当に尊敬していたんだと思う。
樹先生は人のやりきれない恋心を描かれるのがとても上手ですよね。
ノエイの時もそうでしたが、決して悲恋にはさせない、そんな描き方が大好きです。
セレイラは心の底からマハティが好きで、またマハティも彼女を愛していましたが、セレイラはナイルにも恋慕の情を覚えずにはいられなかったのでしょう。ナイルもまた然り。彼らが結ばれることはなかったですが、きっと恋を超えた結びつきだったのだと思います。ナイルの最期には思わず涙してしまいました。
立人少年編は倣家長男・東施の長男、チェン視点のお話です。彼も倣家を出ていた身だったんですね。
まぁそれにしても立人のお父上、視意の艶やかなことと言ったら。
ひとつ気になったのはお母様、美麗さん。愛蔵版6巻の最後で描かれているお母様は黒髪で、雪華に似た姿なのですが、どうやらこの特別編で描かれているお母様は金髪…?15年前の設定ともなれば、先生もお忘れになったかもしれないですね^^;
いよいよ次巻は立人のその後のお話ですね。楽しみですが、今度こそ終わってしまうとは少し寂しいです。
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次巻は立人がやっとプー太郎ではなくなるみたいですね。
とても楽しみ!
立人のお父様素敵すぎます。
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三巻ほどのワクワクはなかったけど、それなりに楽しめました。
後宮物語。
意外な展開だったけど、切ない、でもさわやかな話でした。
セレイラ、かわいいなあ。いい子だ。
アレーナもいい。
ジョゼフィーヌの恋心?は気になるけれど、あんまり彼女はマハティに対して恋愛目線はないように私には見えたけど・・。
ナイルのその後と、最後の手紙には切なくなった。
これでいいの?とも思える終わり方だけど、シンプルにいかない人生なのがリアルでいい。
キャスリーンの影がすっかり薄くなってしまったなあ。
この作品を読んだあと、もちろんハリー編を読み返してしまった。
やはりハリーとマハティのお互いの関係が気になる。
ジャビルはなかなか登場しなかったので、すごい美形になってしまったんじゃ、などと思っていた私を諭したいです。安定の地味顔!
立人少年編。
ええー?なかなか、ストーリーが理解できなくて(なぜ、ここでこの話を読まないといけないんだろうと)、ちょっと疑問でした。
ストーリーは悪くないけど、これだけのページを割いて読む話でもないかなと思ってしまった。
モデルの人たちはいったい何だったんだ??
それにしても立人父の、なんともいえない色っぽさ(笑)。
この人とハリーの話、もっと読みたいなと思った。
どんな出会いだったのだろう。
どっちがウワテなのか、よくわからないなー。
立人母の存在の軽さも衝撃。
本当に恋愛があったとは信じられないなあ。
そういえば、視意の読み仮名が、まえの巻と違うみたいだけどなんでだろう。
次の巻でラストらしいけど、こんなに長くなるとは意外だった。
いろいろカットして(ルマ編、ノエイ編、立人少年編)三冊くらいにまとめたら、それがベストだった気がします・・。
でも次も楽しみ。
若いツァオとか出してほしいなー。
あとすごく蛇足だけど、表紙の立人の腕の長さが妙な気がします。
すみません。
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シリーズ通して毎回目の保養ウットリ。こちらも満足の1冊。“後宮物語”のエンディングで、ナジェイラが穏やかで幸せな結婚生活を送っているのにビックリ。変われば変わるもんだナァ。“逝きし日の面影”立人の祖母・雪華とナタリーって、そういうことなの?ほほぅ。次巻では立人の再就職?が見られるか^^何するんだろー?楽しみ楽しみ。
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マハティ編の完結と立人少年編(立人少年というよりは立人父編という感じ)。
セレイラはピュアですね。でも彼女も恋を知り、大人になり、切ない想いも知りましたね。マハティの美しさが目の保養になりました。
立人はちっちゃい頃から綺麗。そして可愛い。でもそれ以上に美しく、艶やかなのが立人の父・視意。あの溢れんばかりの色気は何だろう(笑)
次が最終巻。立人のその後が描かれるらしい。プータローではなくなるのね(笑)
樹さんの描かれる絵は細部までけっこう細かく描いてあって、それが美しい。建物とか衣装とか綺麗だなぁ~と見ていて癒される。美形な登場人物も多いし、読んでて本当に目の保養になります。次巻も楽しみ。
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立人の少年時代が今明かされる!あのまま育ってたら本編のような素敵キャラにはなってなかったやろうな…花鹿と出会えてほんとによかったね。
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高校のとき夢中だった花咲きの特別編もはや4巻。
この巻には、3巻から続く若いマハティ陛下の「後宮物語」の後編と
「立人少年編」こと、「立人のパパ・視意編」が収められています。
「後宮物語」では水もしたたる美形なマハティ陛下と、彼に月のように従う侍従、正妃アレーナともうひとりの正妃セレイラ、そして新興国の石油産出国だった王国と欧米の石油メジャーのおぢさまたちの駆け引きの語られるちょっと込み入ったお話。新しく輿入れするセレイラの視線から語られます。背景などいろいろちゃんぽんなので未だに物語のラギネイがどんな国なのかよくわからない・・・けどすごーく華やかな画面が満喫できます。さいごに懐かしいナジェイラ殿下がでてきて。彼女可愛いですね。きっとマハティ陛下を陰日向に笑顔で支えただろうセレイラの美質を孫である彼女も継いでいるんだろうなと。・・・まあたぶん。
しかしナジェイラの夫とのやりとりが面白い…。
後半は、「艶やかな人」倣視意のお話。
華僑財閥・倣家のこれまた込み入ったお話ですが
ちっちゃい立人がチョロチョロしていて可愛いです。
パパのあまりの美形ぷりに、彼が表紙でもいいような気がしますが
でも「だれこれ」状態ですしね。ミステリアスな人物で、ハリーパパとのエピソードはもうちょっと読んでみたいような気も。
次の巻がついに最終巻・立人編。楽しみですが終わってしまうのが淋しくもあります。