紙の本
きりひとのなまえのゆらい
2023/04/25 09:44
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投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
キリヒトの名前の由来が分かり、2巻のおわり近くでの戦いの場面が話の転換点となって3巻以降の展開も楽しみになります。
各章節の見出しが、全部ひらがなで書かれていることを、あらためて気が付きました。なにか作者の意図があるのでしょうか。後半にむけて、そんなことも気にしながら読んでみたいと思います。
電子書籍
面白くなってきた
2021/02/27 22:26
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
キリヒトはなんとなくそうかなと思っていたけれども、あそこまで強いとは思わなかった。
無邪気な幼少期を過ごしてこなかったのはマツリカも同じで、自ら望んで今の道を選んだわけではない二人の言葉にならない切なさに胸が痛む。
陰謀は張り巡らされ危険は迫る
どう立ち向かっていくのか、ますます面白くなってきた。
紙の本
本当の姿
2017/09/13 13:56
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投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
文庫の第一巻では、傲岸な図書館の魔女と周囲の人々のほほえましいともいえる疑似家族的な関係と思っていたのが、それぞれに背景を持つ人々だと明かされるし、等の魔女も、暗がりを恐れるかわいい姿が描かれます。
けど、一番びっくりさせられるのは、キリヒトのこととは!!
ストーリーはもちろん絶品ですが、驚きに満ちた一冊です。
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キリヒトの意味
2021/07/12 20:20
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
キリヒトの正体発覚。そういうことか。
キリヒト本人もずっと封印していたかっただろうに。
少しずつ物語が広がって来ていて今後に期待。
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え!?ハルカゼとキリンもそうなの??
2017/07/12 14:58
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投稿者:maki - この投稿者のレビュー一覧を見る
しょっぱなから、ハルカゼとキリンの話に仰天した!
けどマツリカとキリヒトの冒険にワクワク!
なのに。。。。
私、マツリカとキリヒトは恋に落ちてると思うんだけど!? 三に進みます。
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いよいよここから!
2016/06/28 03:09
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
途中まで読み辛いままでしたが、キリヒトの正体発覚以降、俄然話の中身が変わり、おっ!面白いやん!ってな内容に(^_^)。一気に読ませる内容になりました。マツリカの不器用さも面白いですねぇ。残り後半2巻、どんな話なのか全く展開が読めず、期待してしまいます!
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第2巻。
徐々にストーリーが盛り上がってきて、後半に繋がりそうなエピソードもチラホラと見え隠れしている。
謀略小説としてもスケールが大きくて面白い。
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前巻終盤に見つかった地下水路を探索が続き、ここでもまた後半に繋がるであろうネタが提供される一方、ハルカゼやキリンの来歴も明らかにされながら、一ノ谷と周辺国との、また一ノ谷の中での王宮と議会と“高い塔”の、微妙な均衡が語られる。
この巻も130頁が過ぎたところでその均衡を揺るがさんとする謀が少しずつ姿を現し、漸うに巻頭の地図が役に立つお話に。
ここまでの精緻な種蒔きから局面が動き出し面白くなってきたぞと思って読み進めるが、この後は思いもよらなかった展開に。
これにはびっくり、唸らされました。普通に積み重ねられた物語は、それでも十分面白かったのに、裏でこんな駆け引きが繰り広げられていたとは…。
5月に発売される3,4巻は既に予約したが、続きが楽しみ。
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キリヒトの本来の役目が露になる、緊張の2巻目。
中盤から一気に緊迫。
そしてキリヒトとマツリカの心の動きがなんとも。
即3巻目に突入。
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どんどん話が進んで目が離せない展開になってきた!
3巻を読む前に今後の展開を妄想する楽しみが増えました(*´艸`)
主人公2人の今後も楽しみ!
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急におもしろくなってきた!!
キリヒトの正体が明らかになると同時に、すごい勢いで状況が変わった!
これからの展開がほんとうに楽しみで仕方ない。
3巻の発売日が待ち遠しい。。。
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鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女(ソルシエール)」マツリカに仕えることになる。古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声を持たないうら若き少女だった。超弩級異世界ファンタジー全四巻、ここに始まる!
特集ページはこちら!
http://kodanshabunko.com/librarywitch/index.html
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読み終わった時の感想は「1巻目であきらめないで良かったー」という幸福感でした。
この巻も途中まで1巻同様に中盤まで話が転がらないなと思って読み進めていましたが、刺客の襲撃→キリヒトの正体→井戸でのマツリカ・キリヒトのやり取りまでは一気読みでした。
特に井戸での2人のやり取りは切なく、美しい描写でした。地下の井戸で隣り合ってしゃがみ、キリヒトの手から水を啜るマツリカの姿や、キリヒトの境遇を思い巡らせ涙するマツリカが常時帯刀することはやめようと告げる場面は、2人がまだ少年・少女である年頃であることを思うとなおさら切なさは増します。
久しぶりに心に線香花火が落ちたような物語でした。第3・4巻が続けての刊行とのことで、むろん手に取りたいと思います。
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望む望まざるにかかわらず、魔女となるべく育てられたマツリカと、キリヒトとなるべく育てられたキリヒト。
深い孤独と大人びた振る舞いの合間にのぞく少年少女の素顔に暖かい気持ちに包まれるのも束の間。
緊迫度を増していく政治情勢に、自らの宿命を受け入れた者達が集い、闘い続ける図書館。
ハルカゼの覚悟のシーンは涙が零れそうになった。これ以上誰も傷つかないでと願いながら次巻へ。
“人は見たことがないものでも知ることが出来るし、理解することも出来る。こうした小さな魚がどんなに美しいかということもあらかじめ知っていることはできる。でも、実際にこうして見てみて、ほんとうに美しいねと思うこととは、それは別のことだね。実際に見てみて心を震わせるということは、知識として「美しい」と知っていることとはぜんぜん異なったことなんだろう。”(p277)
言葉は時間と共にある。時間の中にしかない。だがなるほど文字は時間を超える。ここに文字の背理がある。文字、そして書物、そして図書館。本性を時間の中に置きながら、仮象において時間を超えているもの。時間の中で留まり続ける、時間を超えて在り続けるもの、ずっと在り続けるもの、継続するもの、続くもの、残るもの、それが私の感心の範囲だ。私の守るものだ。(p339)
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今回はとうとうキリヒトの正体が判明します。とはいえ何となくフラグもぼろぼろ落ちているのでわかりきっていたのですが、逆だったらどうしようという気持ちも少しあったので、内心はほっとしました。暗殺側だったらどうしようかと。ただ、キリヒトはずっとこのままだったらどんなにか幸せだったかの一言です。ずっと時間をとられて、やっと近い境遇のマツリカと楽しく町で遊んで少し少年らしさを取り戻したのに、現実はそんなにやさしくなく、目の前で今までの成果を披露しなければいけない彼の気持ちはよほどこたえただろうと。マツリカなりに不器用だけどキリヒトに提案するところはきゅんとします。可愛い二人、できればその杖もその手もなるべく汚れないといいんですが、これからは難しいのでしょうね。