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紙の本
こんな盛り上がらない最後でイイのか?
2005/04/15 14:28
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カルバドス - この投稿者のレビュー一覧を見る
ついに迎えてしまった最終巻。直前の17巻から一気にシリアスストーリーが展開され、クライマックスの決戦へと盛り上がる……と言いたいところだが、肩すかしを食らったように感じられる。
敵は通常では回避不可能の“不幸”を武器とする、というところまでが前巻。主人公は自分自身の力のなさを嘆き、相手の特異な能力にどう対処すべきなのか苦悩する。この「絶体絶命に陥った主人公」という黄金パターンからすれば、起死回生の一発逆転劇を期待しようというものだ。
と・こ・ろ・が、である。
最終巻だというのに、大いなる盛り上がりが無いのだ。これまでの多々の作品で自分の感覚(感動、興奮等の)が麻痺しているのかとも思ったが、どうもそうではない。となると、やはり作品の流れによるものなのだろう。
一通りの決着は付き、物語はごく普通に終わる。だが、どうにもしっくりこない。「お気楽妖怪退治モノ」だった頃のハチャメチャ振りを知っているだけに、あまりにオーソドックスな対決シーンが退屈だったのかもしれない。落ち着いた雰囲気と言えば聞こえは良いが、クライマックスにしては寂しすぎる。最終話だけでも大幅加筆して欲しかった、と今となっては遅い願いを思うばかりだ。
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