電子書籍
シリーズ登場人物のかたち
2017/09/12 00:00
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投稿者:ニックネーム - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説も久々だけれど、10年ぶりくらいに森さんの小説読んで、違和感なく読めてしまった。ギャグが少なく感じたけれど、小説スタイルは安定している。
主要人物は既出キャラクタ(のその後)、という割に面白かったのは、ひとえに島田さんのブレなさかも。
電子書籍
まさかの(ネタバレ有り)
2016/11/29 12:09
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投稿者:きゃさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
10年近く森作品と離れていましたが、このたび未読Gシリーズすべて読みました。もうほとんど誰がどんなキャラだったか忘れているのが残念でなりません。もういちどS&Mから読むというのもなかなか…。
「ミステリ」はもはや殺人事件ではなく、登場人物の相関関係に尽きますね。現時点での正確な表が見たい。
ともあれ、おもしろかったです。くらげくん。めぐみちゃんとは結婚していないんですね…そこはさみしかった。衝撃の事実でした。
紙の本
久しぶりの
2016/06/26 13:00
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投稿者:りこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ久しぶりの新刊で楽しみに待ってました!
今まであまり注目のなかったキャラのお話ですが一気に読んでしまいました。
そして最後にビックリ!
勘違いしていたのは私だけでしょうか…?
ネタばれになるので書きませんが、ラストはかなり驚きました
紙の本
森博嗣のシリーズがつながる予感
2016/06/04 21:49
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投稿者:yuri - この投稿者のレビュー一覧を見る
森博嗣シリーズの一番にでてきた、あまり(当時の常識としては)女っぽくない島田さんが主人公。そうなるんですか?という感じの近未来小説ですね。シリーズをすべて読んでいる人には、えっ、このひとがここでつながってるの?という驚き。そして、あっこの人「彼女はひとりで・・・」のシリーズにでてきますよね。S&MシリーズとVシリーズのつながりもびっくりでしたが、Gシリーズにつながって、「彼女はひとりで・・・」につながって。「森博嗣読本 時系列」ほしい!
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■過去が鮮やかに蘇る。Gシリーズの転換点。
あの夏、真賀田研究所でプログラマとして働いていた島田文子は、いくつかの職を経て、香港を拠点とする会社に籍を置いていた。人工知能に関するエキシビションの初日、島田は遠田長通という男に以前、愛知で起きた飛行機事故に関する質問をされる。トラムという動く密室で起きる殺人。その背後に感じられる陰謀。静かだった島田の生活が、その日を機に大きく動き始める。Gシリーズの転換点。後期三部作開幕!
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待望のGシリーズ最新作♪
この日のためにGシリーズ最初から読み返した!
島田さんのお話で、今までのGシリーズのメインキャラ達が出ないのか…と最初は残念だったけど。
今回は凄い!!!
いろいろ繋がって、最後は鳥肌がやばかった。
今まで読んできて良かったと思える作品でした。
あと2作、どう終わるのかも楽しみ♪
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悔しいけど面白かった。島田さんが主役とは…。島田さんすごいなとしか言いようがない笑。結構引っ張ってきた伏線がいくつか解消されたような、繋がりが見えてきたような、そんな回でした。各シリーズの人間関係を少々見直したいけどもう追えないなぁ。
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Gシリーズ最新作。
全体的に謎めいていて、アレとかコレとか、多分、続きの伏線になっているのかな〜という感じ。
来月にはタイガのシリーズも新作が出るみたいなので楽しみ。
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島田文子さん再登場したと思ったら今度は主人公?
海外で仕事をされていてご活躍のようで何よりだと思ったのに、まさかこんな結末で物語が終わるとはね。
それにしても、島田さんは印象に残っているぐらいのキャラクタだから「すべてがFになる」でも非凡な部分があったのかもしれませんが、ここまで優秀な人材だとは思いませんでした。「すべてがFになる」を読み返すときの楽しみができました。
ところで謎の人物カイはシンプルにあの人だと思っていいのかな?
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このシリーズ、ずっと読み続けているけど如何せん年数が経ちすぎて途中で復習が必要。
それでも、なんだか読ませるなぁ。
あの飛行機事故やら、Χの正体やら、金氏もほんとは誰なんだろう。。
うーん、ミステリィ。
本作の一番は最後の一行に尽きるけどね。
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Gシリーズ最新刊!後期三部作の一作目ということで謎しかない。時間軸もイマイチわからない。これからどういう展開になっていくのか。
読む前にせめて前作を読み直しておけばよかったかも。
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もう、とにかく、神。
著者のファンは読まないと損。
ファンじゃない人も森作品を読み始めるべきです。一生楽しめますから!
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島田さんの冒険。ドラマ、アニメで十分予習させられていた気がする。まさか狙っていたのか。もう悲劇しかないのねジンバブエ。
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あの夏、真賀田研究所でプログラマとして働いていた島田文子は、いくつかの職を経て、香港を拠点とする会社で職に就いていた。
人工知能に関するエキシビションの初日、島田は遠田長通という男に以前、愛知で起きた飛行機事故に関する質問をされる。
トラムという動く密室で起きる殺人。その背後に感じられる陰謀。静かだった島田の生活が、その日を機に大きく動き始める。
Gシリーズの転換点。後期三部作開幕!
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「知ってしまったことは、簡単に削除できません。人間の不便な機能が元凶といえます」
「私、けっこう忘れてしまうんですけれど」
「忘れてしまったことを、外部に証明ができませんからね」
『本当に、自分の躰がここにあるという現実が、彼女にとって最大の足枷だった。』
『躰はときどき故障する。それに歳を取って劣化する。死んだらゲームオーバーなのだ。』
『壁には、なにもない。時計もカレンダも写真をポスタも。それに、家具もない。キッチンにいくらかの道具があったけれど、それも大したものではない。寝室にも、ベッドと布団があるだけ。クロゼットには、もう二度と着ないという衣料品ばかりだった。持っていきたいものが一つもない。自分の躰でさえ、ここに残していきたいほどだった。』
『たとえば、子供の頃から持っていたフィギュアがあったけれど、いつだったか形状をスキャンしてデータを取り込んだ。それをいつでも見られるし、動かせるし、表情を変えたり、成長させたりすることもできるようになった。そうなれば、薄汚れた原型はもう屍でしかない。物体は劣化し、長く存在し続けることができないのだ。彼女は躊躇なく、それを捨てることができた。結局は、すべてがそうなのだ。』
『今から行く場所は、スイスだ。否、それはスイスという地名、すなわちデータ名でしかない。国名なんて、インデックスに過ぎない。この世の固有名詞は、すべてフォルダ名なのだ。』
『生きていること自体が、単なる摩擦ではないのか。なにも生み出していない。ただ、熱を発しただけだ。火花を馬鹿にするなら、自分の生き方だって同じレベルではないのか。』
『でも、気づいたんだけれど、私たちって、理由のないものを受け入れない文化に染まっているのよ。』
「爆弾が爆発した時、そこにいる人が死にますね ー それは、誰のせいなのでしょう? 爆弾を作った人、爆弾を仕掛けた人、爆弾を仕掛けろと言った人、それとも、そういった人間を排除できなかった人、そんな人間を育てた人…。いくらでも理由が見つけられます。罪はどこまでも、連鎖する」
「島田さんは、甘いものはお好きですか?」
「好きと言ったら、出してくれるの?」
「いえ、そういうわけではありませんが…」
「貴女は、ジンバブエは好き?」
「え、どうしてですか?」
「あと、私はね、どちらかというと、サンタモニカの方が好き」
『できるだけ強く、大きいものの傘下に入るのが良い。この点では、自分も歳をとったな、と思う。若いときには、そうではなかった。正しいもの、自分が好きなものに寄り添おうと考えていたはず。』
「そうですね ー お互いが正当防衛で引き金をひくことは、たいていの戦争のパターンです」
「ありがとうございます。お待ちしておりました。」
「どうされたの? 悲しいのですか?」
「そうではありません。嬉しいのです。望みが叶いました。」
「望み? それは何?」
「生きているうちに、博士にもう一度だけ、お会いしたかった」
「生きている? それは何?」
「望みも、生きていることも…、わかりません」
「ええ、わからないわ」
『美しく。
綺麗。
人形のように。
人間のように。』
「その…、命とは何ですか?」
「そう。そのとおりです。その問いが、すなわち命なの」