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就活の移動中片道で読めてしまうくらいすごーく薄い本。
でも内容は重厚。またゆっくり読み返したくなる。
『博士〜』から好きになった身で、まだまだ読んでいない作品が多いけれど、小川洋子のエロティックさはすごくいい。この本のとかも…。よく思いつくなぁとしか思えない構成・内容でした。
物足りないくらいの掌編もあったけれど、それもまたいいと思えてしまう小説。
やさしい気持ちになれそうな小説でした。
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私の読解力の問題なのかもしれない。けどこの人の短編は読んでいてなんだかあゆみの遅さ(しかも居心地の悪い遅さ)を感じて、投げ出したくなる。おもしろいんだけど、なんか。
「ガイド」はおもしろかった。
あと細かい解説はじゃまだと思う。いらない。
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「バタフライ和文タイプ事務所」と「ひよこトラック」がよかった。
蛇足だが真ん中に超短編という構成も、飽きが来なくていい。
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小川洋子を読むと、奥の方がモゾモゾする。
たまに自分の奥の方をモゾモゾさせたいがために、小川洋子を読む。
バタフライ和文タイプ事務所が好き。
海の「小さな弟」が眠る前に動物番組を見るの、すごく好き。
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小川洋子さんらしい素敵な短編集。「ガイド」が好きかな。「バタフライ和文タイプ事務所」は「薬指の標本」みたいな雰囲気で、これも素敵。
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私も題名屋のおじいさんに出会いたい。
『詩などを必要としない人間は大勢いるが、思い出を持たない人間はいない』
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漢字の話が、凄くエロティック。無機物にここまで色気を持たせられるものなんだなと思いました。鳴鱗琴の話も好き。
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とても綺麗なんだけどさらさらとした読後感で、初期にあった危うさや不気味さのような毒気がなくなってしまったのが残念。うーん、綺麗なんだけど…印象に残りにくいというか、さらさらした分ひっかかりが少ないんだよなあ。そこがちょっと残念。
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表題作を含む7つの短編集。短編とも言えない、とても短い小説も含まれている。この小説の帯にも書かれていたが、小川洋子の小説には「静謐」と言う言葉がよく似合う。たとえ、賑やかな場面であっても、凛とした静けさの漂う文章だ。
中でも、『バタフライ和文タイプ事務所』という話が印象的だった。巻末に併録されていたインタビューを読んでなるほどと思ったのだが、「官能」がテーマだという。即物的ではないが、物凄いエロチックなのでは、と思う。
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短編集。空港の本屋でみつけた。
旅をしながら読むにふさわしい小説。
小説に出てくる人は現実世界ではスポットライトに当たることなく、一生を終えてしまうだろう人たち。そういう人たちを丁寧に優しくも冷静にみつめ描写されている。少し痛みの伴う優しさに包まれながら小説の中で生きているといった感じがする。
官能的な文も小川さんが書くといやらしさがなく不思議。
「海」で”小さな弟”がもっている楽器、鳴鱗琴をみてみたくなった。
「ガイド」の記憶に題名をつける”題名屋”にも会って、私の記憶に題名をつけてほしい。
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短編集です。「博士の愛した数式」の方が私は好きかなぁ。
かなり雰囲気小説でした。文章とかはうまい・・のかな。
芸術作品のような作品でした。
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http://coco6calcio.blog96.fc2.com/blog-entry-180.html
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どこかファンタジックな小川洋子らしさは健在ながら、切れ味はあまりなく、普通の小説に思えました。この中だと「ひよこトラック」が好きですね。ソニーのピンポン球がたくさん落ちてくるCMを思い出させるラストでした。きれいというには不謹慎なんですけど。思い返すと、色彩ってあまりない作者ですよね。
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『バタフライ和文タイプ事務所』は読みながらどきどきしました。
お気に入りは『缶入りドロップ』です。ぎゅっと濃縮されたかんじ
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短編集です
各作品すべて、状況はとても不思議な感じなんだけど
人とのつながりを感じる暖かいお話