紙の本
途中まですっごくおもしろかった
2016/11/05 20:29
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投稿者:ぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
終盤、やはり筒井さんだな、という感じ。世界観に少しついていけなくなりました。でも、ま、読んでよかったです。
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筒井康隆「モナドの領域」http://www.shinchosha.co.jp/book/314532/ 読んだ。ここまで来たか。導入は猟奇殺人事件、そのうち憑依でオカルトへ寄り、うっかり筒井康隆ということを忘れて普通によくある小説を読む気分になったら、いやいやまさか(つづく
パラレルワールド、虚構と現実、夢と現、の混然を超え、哲学神学の知識と、世界の成り立ちについての持論を披露した、飲み屋の与太話だった(褒めている)おじさんの話でもこういうのなら延々聞いていたい。世のおじさんたちがんばれ。でもパプリカとか残像に口紅をのほうが好きだな(おわり
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とにかく主人公(便宜上GODと呼ばれる)のスケールが壮大。GODは時空を超えてこの世の中で起こっているあらゆる物事を掌握し、圧倒的な存在感で、人々を魅了する。
哲学、宗教、戦争、地球環境から宇宙の成り立ちにまで広がる物語にちゃんと「そう来たか!」の結末がある。
「最高傑作にしておそらく最後の長編小説」最後にして欲しくないので敢えて星4。
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著者曰く、最後の長編にして最高傑作。最高傑作かどうかは別として、大変面白かった。
不可解なバラバラ殺人事件が発生。若い女性の片腕が河川敷で見つかり、後ほど片足が公園で発見された。必然性がある美男子の上代警部が捜査にあたる。不可解な事に、事件発生場所の近所にある商店街のパン屋では、その片腕そっくりに焼き上げたパンが売り出され評判となる。当然警察はそのことに注目する。しかし、ここでいきなりGOD登場となり、数々の(超常)現象を発現させ国中の大問題となり、事件は急速にSFに転換していく。
パラレルワールドの話ではあるが、ミステリとSFと哲学と宗教を融合させたような話で著者らしく、ラストは既視感(笑)があるもののすっきりと澄み渡り、なによりも著者久々の本格長編SF小説ということで良かった。
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今年読んだ本の中で一番面白かった。全てを抱合し、時間的にも空間的にも遍在する超越者の話。この小説のメタ構造にも当然関わっていて、小説内で言及される。ミステリー、ホラー、哲学書、宗教書、SFとしても読め、再読、再々読しても楽しめる。
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GODが現れる。
人間たちが勝手に拵えた神よりも究極の存在、GOD。
日常に突如現れたGODと人々とのやりとり。
小説の枠さえも簡単に越えてしまう。
なんだかすごいパワーに読まされる。
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筒井御大の自称最後にて最高傑作の長編小説。
ミステリーっぽい出だしでSFから哲学的展開をするかと思いきや、いつものメタ落ちに加え、パラ落ちでした。
パラフィクションについては自分もまだ理解できていませんが、例えば「朝のガスパール」になるのでしょうか。
まだ定着していないパラフィクションに対しての挑戦はさすが御大というところでしょう。
これぞパラという代表作が出てくるといいですね。
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「神に近い者」が現代社会に出現し、いろいろな問題について人々に考えさせるというちょっと不思議な小説です。
宗教や戦争、環境破壊などについて、著者ならではのユーモアあふれる表現で次々と言及していきます。難しいところもありますが、おもしろく読める1冊です。
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よくわかりません。なにが言いたいのか。。。。
中途半端であり、結論もよくわからず。
筒井氏ってこんな作風でたっけ??
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大法廷におけるGODと検事管の論争のあたりから、GODがこの世界に現れた理由、目的はなにか、ということに意識は集中してしまった。それは明らかになるけど、理由はいまいちかな。だけど面白い。
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神様というか創造主が出てくる話
僕の読解力が足りなかったのだろうけど、結局何が言いたかったのか良く分からなかった。
読みやすくて最後まで楽に読めたのですが、へーって感じでした。
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モナドって、プログラムのこと?すべては、GODによってプログラミングされているの?
読みやすかったし、それなりに楽しめたが、私には理解しがたいお話だった。
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図書館で借りた。河原で女性の右腕、数日後に公園で右足が発見されバラバラ殺人事件として警察が動いていく中で、アートベーカリーというパン屋で、発見された右腕と同じ形のパンを臨時バイトの美大生が作った事が世間の話題になりマスコミも騒ぎパンも爆売れになるのだが…途中から全知全能の神様が美大教授に憑依し、ある事で裁判になる。だが宗教裁判のようになるわ、予言は当たるわでマスコミも注目しGODとの対話番組まで放送される事に。肝心のバラバラ殺人事件の真相は最後に分かるが、結局そーいう最後にするのね、と読める結末。筒井ワールドが詰まった一冊って感じかな。哲学話は雑学として面白く読めた。
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学生時代に読んだ筒井康隆。久しぶり。「GOD」降臨。腕のパン見てみたい。難しいところもあったが面白かった。
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正直 よくわからなかった。
なるほどと思うところもあったけど
やっぱり哲学は苦手だわ・・・
七瀬の頃が懐かしい・・