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(2016/4/22)
わくわくする本である、毎度、この狂会さんの本。
南ア戦勝利以来、ラグビー本は数多く出たが、この本、出色である。
長年ラグビーを見ている者にとって、かゆい所に手が届くというか、
五臓六腑にしみわたるというか、こうきたかーと唸らせてくれる内容になっている。
特に3章までは。
もうエディについては書きつくされているかに思えたが、生島淳さん、しっかり裏話を用意している。
これはもうぞくぞくする。
ただ、4章からはちと冗長になってくる。
イングランド大会観戦記はいいのだが、ちょっと長い。
半世紀も、まあ、振り返るのはいいのだが、うーん。
辺境、というのは高校ラグビー合同チームのお話し。埼玉、深谷からトライを奪った合同チーム。
これはラグビーらしいエピソード。ジャパンもあれば高校もある、というところか。
おとぎ話の様に読んで、この本を読み終えた。
まあでも前半の興奮のまま読み終える方が気分はいいような気がするなぁ。