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電子書籍
役不足のゾキと先輩の疎外感
2016/07/28 20:16
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投稿者:蓼喰う虫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
10巻はまるまる1巻かけての次なる展開の下準備の巻であります。岬一の戦闘員としての覚醒、マーヤと大鳥先輩の対比、アイラと龍兄の関係、そして凪に潜んでいたゾキという名のゴズの王弟の目的などなど。注目すべき事柄はたくさんある、のですがなんとも盛り上がりに欠ける気を抱くのはなぜだろうか。それはゾキが役不足であるから、そして先輩と岬一の絡みが少ないからだと私は思うのです。
まずゾキだが彼では凪の代わりとしてはどうも映えない。キャラはたっているのだが如何せん魅力をあまり感じません。読者としては岬一と凪の関係に注目するのが当然であります。しかしゾキの登場で凪の存在が薄くなってしまう。そこに物足りなさを感じてしまう。ただこのことは作者自身もわかっているだろうし、これからの話では岬一と凪の関係に徐々に焦点が移っていくはず。そこに期待したいと思います。
次に大鳥先輩。マーヤとの関係については深まっていくが今巻では岬一との絡みが少ないなと感じます。この物語の肝は何より岬一と先輩の関係であります。9巻では先輩は修学旅行で岬一と同じ場にはあまりいなかったとはいえ、彼女の心は岬一の方に常に向いていた。しかし今回はあまりにマーヤの方を向きすぎている気がします。マーヤとの関係は重要であるがもう少し岬一との絡みがあってよかったのではないかと思うのです。
ここまでほとんど批判だけですがこの巻が面白くないというわけではありません。不満というと上記の2点くらいでなのです。買う価値は十二分にあります。ただ好きな漫画だけに思うところがあった、というわけです。
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