紙の本
山の名著
2021/10/02 18:07
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投稿者:青い鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
山を愛した文人、深田久弥による山の短編集。
登山をする者で日本百名山を知らぬ者は居ないとは思うが、登山をしない方にもぜひ読んでいただきたい一冊。
深田さんの山への想いがつまっています。
昔の人の登山の様子や名付けの由来、山の成り立ちなど山の知識が増えます。
いつか百名山完登してみたいです。
著者の山を愛する気持ちと畏敬の念が伝わってくる。
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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
どういう山を好むかは人それぞれで感じればいい。選ぶ基準にこの本がある。長い間親しまれてきたこの本はこれからも原点になりうる。開発が激しく山の様相も変わってきているが背景の文化や解明期の様子など伝えていきたい景色がここにはある。ただ沖縄についての何らかの記述が欲しかった。
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この本がなければ今の登山ブームもあったのかどうか、山をこよなく愛した小説家の、名著には違いない、
当人はもちろん、没後にここまで功罪を問われるとは夢にも思っていなかったでしょう
個人的には30年も前に読んで自分が登った事が有る山が紹介されていて感激した思いでが懐かしい。
山に誘ってくれた恩人です
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今年は穂高に登った。それで、更に山登り願望が沸々としてきて、この本を読んだ。
すごい好きだ。今まで上ったことのある百名山は7程度。もっと行きたい、もっと山を登りたいし歩きたいし、自然を堪能したい。そう思った。山登りはすごいつかれるし、怪我もするし危険だけど、あんなに辛い思いしてでもまた行きたくなるんだから不思議だな。
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確かに名著。文章の気高さもさることながら、著者の山を愛し自然を慈しむ姿勢に感心する。お金持ちの道楽と考えられた時代のスポーツ登山。この本の大きな影響力は、現在、マイナスに作用しているように思える。しかし、それでもなおこの本の輝きは失われない。
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現在の百名山ハンターの有り様に、もっとも憤慨し悲しむ人を選ぶとするならば、他ならぬ深田久弥氏であることは間違いないだろうな。
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どの山も自分の中では名山だけど、
ここまで美しい描写とコトバで表現できないと思う。
登山愛好家必読の一冊。
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ここに書かれている山を見たり,周辺を歩いたり,登ったりして,その山を知れば知るほどここに書かれている文章が実感されてきて,その優れた描写に感心する.
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2012/8/27 ジュンク堂住吉シーア店にて購入。
2012/9/5〜9/21
山に興味をもったら、とりあえず読まないといかんでしょ、ということで読了。山に対する愛情溢れる文章。選定されている山には数座しか登れてないが、死ぬまで幾つ登れるだろうか。ああ、山に登りたい!
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巷に言われる百名山は、ざっと50年前に書かれたこの本に掲載された山。主な選定基準は人との交わりとルックス。著者は小説家だが文章はさほど面白くない。歴史の掘り下げが浅く、山容の描写も平凡。ただ、山への愛が存分に感じられて不思議と読後感は悪くない。
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百名山の一峰も登頂していませんが、トレッキングサークルに参加している私・・・。いつか(一つぐらいは)登るぞと思いながら、通勤途中に読んでいます。
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今さら語る必要もない山の名著。良くある批判の通り山に偏りが有るなあと思わないでもない。けど、自身の体験と知識を、平易な文体で字数制限がある中で、その魅力を伝えられるものだと感心する。
深田さんのやり方から、全く分野は違うが、宮脇俊三さんを想起させる。どちらも好事家であるが、読者を違和感なくその世界の愉しみに触れさせる事が出来る。だからこそ永く親しまれているのだろう。
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読み物としては全く面白くない。
中身は古いし、書かれているのは山の名の由来とか
全く興味の惹かれるのかない。
ただ、山好きな人は読むべき。
必読の一冊でしょう。
ホント山を愛しているんだなーと感じられる
話であります。
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言わずと知れた、日本の山について書かれた名著。1ページ目から読んでいってもいいが、旅をしたおりおりに見た山をその都度読んでいきたい。
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山が好きになる本。
作者の山への愛が至る所から感じられる作品。
単なる登山記でなく、一つ一つの山の持つ歴史や風情を、恋人を紹介するかの如く述べている。
正直、この本を読むまで知らない山も多かったが、この本を読んで色々な山に興味を持った。
富士山や至仏山、利尻富士など行ったことのある山や、白山や霧ヶ峰、乗鞍など是非行きたいと前々から思っている山もあるが、それ以外にも魅力を感じる山が沢山あった。例えば、赤城山や開聞岳などは、その存在は知っていたが、本作を通じて、登りたい山として捉えるようになった。
そして、全国各地に広がる百名山を、一つでも多く登ってみたいという思いが芽生えた。