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タイトルに惹かれて購入。
どの短編も読みやすく、すぐに読み終わってしまった、
「誰かの奥さん」は、主人公と自分の状況が当てはまり、感情移入しやすかった。
最後は爽やかに終わる感じも好き。
豊島ミホさんの解説も良かった。
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タイトル買いの1冊。30歳を超えても「こんな大人になるなんて思ってなかった」と感じることが多い身としては、とても気になるタイトルだったので(笑)
私には共感できるエピソードというのが、ほぼなかった。
でも最後の1編「だれかの奥さん」はうまいなと思った。みんな「奥さんの着ぐるみを着ている」という表現が好き。完全に着用している人もいれば、地が隠せていない人もいたり。想像するとちょっと面白い。
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タイトル買い。
「こんな大人になるなんて」なんて思わない大人なんてそうそういないような気がする。子供~思春期の頃思い描いてた‘大人’とは全然違うし。
この短編集は主に吉川さんがアンソロジーに発表した作品を集めたもの。ちなみに「こんな大人になるなんて」という作品は入ってない。
『冷やし中華にマヨネーズ』
ゆっくり失恋するお話。吉川さん版『落下する夕方』か!と思った。
『夏の草』
こちらは吉川さん版『私の男』か!と思った。‘男’のイサオにうっかり惚れそうになる。危ない危ない。
『だれかの奥さん』
この作品が一番好きで一番共感した。
社宅で‘’須永さんの奥さん’として生き甲斐もなく暮らしている千鶴子。ある日スーパーで主夫をしてるらしい‘奥野さんの旦那さん’とばったり出会う。その奥野さんは実は千鶴子が尊敬しているマニアックな漫画家で...。
普段ぽーっとしてるのに好きなものの話になると饒舌になる彼女に自分を見るようでちょっと赤面。でも彼女のしたことできたことはしぬほどうらやましいんだよう(笑)例え周りの人の気持ちを押し潰して強引にしたことでも。この話だけで中古文庫本380円の元はとれた。
他に『1996年のヒッピー』『寄生妹』『ポルノ姫』『ずくもない』を含めた全7編。
解説は作家からライターになった豊島ミホさん。
ふたりとも「女による女のためのR-18文学賞」出身で仲が良さそう。
正直わたしには「こんな大人になるなんて」という本タイトルの理由が分からなかったが、面白く読まさせていただきました。あ、あと若干(?)エロいものも含まれています。
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タイトルと表紙が好きで読んでみたけど
なんとか読みきったという感じ。
想像したのと全然違って残念。
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短編集。ちょっとエロくて切ない話。
心情描写が見事で感情移入できる。分かるなァ。
「東京で暮らしてわかったことは、世界はそんなに手軽に伸びたり縮んだりしないってことと、どこにいたって私は私ってことだ。」
『冷やし中華とマヨネーズ』『ポルノ姫』が残った。
南Q太さんのイラストもいい。