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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
福岡県で起きた誘拐事件に、県警の皆川刑事が挑む。複雑な事件ながら、よく整理されており、こうした筆力はさすがである。ただ、最後まで読むと、動機がやや甘いという気はする。話をより一層、分かりやすくするためには、シリーズを順に読むのもいい。
紙の本
共犯捜査
2017/05/14 16:00
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
検証捜査から3作目です。若手の皆川刑事を主人公にして味のある周りを固めています。主人公の心の中がわかり、周りの上司、同僚とのやりとりがなかなかでした。ストーリーもドンドン進行しやはり最後の衝撃もおまたせですね。次回は北海道県警が舞台ですか。楽しみです。
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捜査シリーズ第3弾。
警察内部の問題がテーマともなっている前2作と異なり、今作は警察が総力を挙げて取り組む誘拐事件である。
人質がどうなるか、身代金の受け渡し場所及び方法、タイムリミット問題も絡み、誘拐を扱った小説は、どれも緊迫感をもって読ませる。
この作品はさらに、誘拐事件の裏にもう一つ謎があるようで、504頁もその厚さを感じさせず、このシリーズ一番の傑作と言っていいか。
今回の主人公皆川刑事は、『検証捜査』に出ているというが、余り印象にない。読んだのが4年前ということもあり、内容自体あまり記憶にないが(笑)。
10歳年下の妻と、生まれたばかりの赤ん坊がいるという家庭環境の皆川刑事。困難な捜査の過程でも、つい彼女らのことに思いを致し、それがまた捜査への活力ともなるマイホーム的な一面が処々に出てくる。さらに、上司からは、気合が入っていない、やる気が顔に出てないと、しばしば指摘される。
しかし、己の失敗を自ら取り戻そうと、銃弾によるけがを負いながらも猟犬のごとく、捜査にまい進する刑事でもある。
どうにも共感を持ちえなかった第2作の主人公若林警部とは真逆で、皆川頑張れと、エールを送りたくなるキャラである。
『検証捜査』に集結した刑事としては、あと北海道警と大阪府警の刑事がおり、今後このシリーズの主人公となりそうで、楽しみである。
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捜査シリーズ3冊目。前回のメンバーの一人福岡県警の皆川刑事登場。事件は少女誘拐事件で最悪の結末。会社経営父娘の先代と2台目の家族間トラブルが最悪の結末となりそれらに向き合う皆川刑事。最低最悪の重たい読後感…
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堂場瞬一の「検証捜査」、「複合捜査」シリーズの3作目。
福岡で会社社長の娘、莉子が誘拐される事件が発生する。福岡県警捜査一課の刑事皆川は、身代金を取りに来た車を追跡するが、突然車が猛スピードを出し、海に転落してしまう。
車を海から回収したところ、誘拐犯の一人と思われる死体を発見するが身代金が見つからない。
ところが、莉子は死体で発見され、皆川は自宅謹慎を命ぜられる。
共犯者と思われる男が東京で傷害事件を起こし、逮捕される。皆川にその情報をくれたのは、1年前に横浜で起きた事件でともに捜査を担当した警視庁の刑事、神谷だった。
誘拐事件を追う皆川のもとに入ってきたのは、次なる誘拐事件の発生だった。
しかし、誘拐された当事者は誘拐事件の存在を否定する。なぜ?
二つの誘拐事件は連続誘拐事件なのか?二つに事件のつながりは?そして犯人は???
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出だしから被疑者が溺死するスタートで、えっ⁉︎となった。ただそのあとからが迷路みたいに二つの事件と幾つもの怪しい人間がワラワラ出てきて、先が読めない展開に。。。
最後の最後に真犯人が誰かが分かって、こいつかー!と(笑)ちゃんと伏線も回収。
刑事小説も世の中にたくさん存在して、事件や解決までの経緯をずっと描いていくものもあるけれどこの小説は、刑事としての主人公の顔(ちょっと愚直で鈍臭いけれど)とそのプライベートな部分の顔、どちらもほどよく盛り込まれていて個人的には良かった。刑事と言えども人間で、妻子ある人もたくさんいるだろうから。
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「検証捜査」の兄弟編と言うか、あとがきには「捜査」シリーズと言う名称も。とにかく、「検証捜査」で集まったメンバー、一人一人に焦点を当てたシリーズの第3弾。今回は福岡県警の皆川が主人公。管内で起きた誘拐事件を軸に物語が進んでいく。誘拐事件と言っても、一筋縄ではなく、「犯人逮捕か?」と思わせておいて、次々に新たな真実が明るみになっていき、ラストは「ここまで複雑にするか?」と思わせるような内容。前2作と違って、警察絡みの犯罪ではなく、シリーズの中で一番読みやすい。幼児誘拐と言う事件に、子供が生まれたばかりの皆川が自分の中の感情と闘いながら挑んでいく姿も感情移入しやすい。さて次は大阪県警か、問題がたくさんありそうな北海道警か、そちらも楽しみ。
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検証捜査シリーズの第3作。と云われても実は皆川君のことはあまり覚えてなくて、永井や神谷が出てきて、「あ~あ」って思い出した感じ。でも、この話もなかなか裏があって面白かった。確かにあの人たちは最初からおかしな感じなんだけど、そう云うこととは・・・
また、主人公は変わりそうだが、第4作も楽しみ。
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文庫本で500ページ近くあるので持ち運びには重たかったですが、端から端まで中弛みのない、面白い刑事ドラマを観ているような読み応えがありました。
キャラの立っている登場人物の中で、主人公の皆川だけなんだかボンヤリとした人物像なのが、かえってグイグイ引き込まれる要素のような。
前々作の『検証捜査』というのがあるようなので、そちらを先に読まれた方がよさそうです。
私は読んでいなかったのですが、若干登場人物が被るようです。
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ごりごりの警察小説
主人公の皆川刑事が疲弊するのに合わせて読者も疲弊してしまうようなリアルさがありました
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面白かった。複雑な事件だったが無理がなく論理的だったので理解しやすかった。でも家族のいる自宅に呼んで誘拐の相談をするのはやっぱ無理があるかぁ、、、。所々で出る犯人の1人のつぶやきも興味をより掻き立てられた。
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「複合捜査」に続く「検証捜査」シリーズ。
福岡県警で起こった女児誘拐事件。
担当するのは娘が生まれたばかりの皆川。
身代金を受け取った犯人を追跡するが、死亡させてしまう。
その後、共犯者が浮上。
そして、次の誘拐事件が発生。
しかし、何かがおかしい…
ただの連続誘拐事件ではなく、複雑な状況が徐々に明らかになっていく。
2017.3.30
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B級に感じるのはなぜかなぁ
読み手の問題なんだろうなぁ。どんでん返しも仕組まれた奥が深い誘拐事件ミステリーなんだが、真相にしっくり感がないんだなぁ。シリーズものらしいから、前の作品を読めばよいのかなぁ。
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ザ警察物って感じでした。犯人を推理しながら読むタイプの人は楽しめると思います。私はそういうタイプではありませんが、それでも結構楽しめました。
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このシリーズは、初めて読んだ。連続誘拐事件ものだ。話のすじとしては、なかなかあり得ない展開だが、あり得ない展開が、かえって面白い。そして事件の始まりが、まさか、彼が…。実の親子なら普通はあり得ないだろうと思うのだが、そう思うのは私だけだろうか?