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紙の本
眼科の進化
2017/07/02 19:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の眼科は世界水準から遅れているとのこと。たとえば加齢黄斑変性症などは治らないと耳にしますが、著者によると初期や中期であれば治療可能であるとのことです。ここで驚きなのが、iPS細胞によって網膜色素上皮細胞のシートを作成して移植するという実験がありましたが、マスコミで成功だと騒がれていたものが、実際はその後の秘密会で、失敗であったことが発表されていたということです。しかも最初からそうなるだろうことが予想し得たということにますます驚きを感じます。世界標準に追いつくべきです。また都合の悪いものであっても正確な情報を国民に知らせるべきでしょう。
また白内障では単焦点レンズではなく、多焦点レンズもあり、それによってさまざまな距離を見ることができるのでしょうが、この多焦点レンズを使用する手術は術者によって結果が大幅に違ってしまうとのこと。そして翼状片の手術も術者によってその後の経過が大きく変わってしまうとのこと。どの医師にかかるかが重要であるのでしょうが、その選び方は眼科に限らず難しいものです。本書の著者は優れた医師なのでしょうが、そうであるならば全国から人が集まってしまいなかなか治療を受けられないということにもなりかねないでしょう。
医師は経験を積まなければ良い治療を行えない、とりわけ外科の分野はそれが強いのでしょう。しかしどんな医師でも1人目の手術というものがあるわけで、研鑽を積むまで患者が実験台となってしまうのもある意味必要悪という部分もあるのかもしれません。しかし誰も自分がその実験台になるのなんて勘弁でしょう。眼科分野ではヒトの眼に似ているブタの眼で練習を積むという仕組みをしっかり整えるのが良いでしょう。
紙の本
眼科治療の過ち
2016/12/17 00:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本で行われているPDTレーザー療法は世界的には効果が否定されている等のことが書かれている。手術も医者を選ぶことが必要。
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