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理数系なのか?密室連続殺人トリック。建物自体に大掛かりすぎる仕掛け…現実離れしすぎててイマイチだった。平たい文章で誰にでも読みやすいが奥行きが感じられないし、身近な恐怖として登場する人物描写もなくて人間味が薄い、イマイチ好きにはなれない。
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2016/12/18
2日で読んじゃった(笑)面白かった
やっぱり密室とか建築物(館ものとはいわないよ)はありえないからこそ面白い
読者への挑戦?もあって嬉しい
塔が下がるのだと思ってました(小並感)
あやーうまい、絶妙に晒されたヒントと隠された真実
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あらすじと帯の森さんの言葉に惹かれて購入。
面白かった。分厚いのにすいすい読めました。
眼球堂という奇怪で完全なるクローズド・サークル。
建物の図面や説明もあって、体験してみたい、入ってみたいと思いました。が、あんな建物に閉じ込められたら狂いそう。
そんな眼球堂で次々と襲われる天才たち。
トリックに驚き、その裏の真相にやられました。
引っ掛かりは作中に何度もあったのに!
なぜ気づかなかった!なぜ気づかなかった!!
楽しい悔しさをありがとうございました。
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綾辻行人さんの館シリーズを彷彿とさせる作品。
リアリティよりこうした驚かせてくれるトリックはやっぱり好きだな。
探偵役の数学者・十和田と助手役のルポライター・陸奥とのやり取りがグズグズしているのは如何なのか…、やたらと学者らしい専門用語満載なのはわざとなんだろうな…などと思いながら読み進めると、最後にそう来るとは。
シリーズ作品という先入観があったので予想してもみなかった。
だが当初はシリーズ化する予定はなかったらしいので、だったらこういう結末もありなのか。
それにしても読み終えると、この作家さん、綾辻さんがお好きなのかな、と改めて感じる。
第二作は一体どんな設定なのか、別の意味で興味が湧く。
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王道館ミステリ。トリック自体はなかなかおもしろかったけど、違和感を感じる点も多々あり。第一の事件の死体が結局○○だったってのは…私は嫌ですねえ^^;
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本格系を何か読みたいなと思っていたときに出会った。
奇怪な建築物、集められた天才たち、クローズドサークル、不可能と思える事件の数々、そして真相、真相と、途中からページを捲る手が止まらなくなった。面白い。読み終わった後冷静に考えると違和感あるような、ないような。
シリーズのようなので次の作品も読みたいな。
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メフィスト賞受賞作。数学者が探偵役に据えられておりちらほら数学の話が出てくるが、本筋にはそれほど関係ない。アレがアレするのは慣れている読者なら気づけると思うが、それだけでは全容を解明できず、よく寝られていると思う。一部ネタバレを食らった状態で読んだのだが面白かった。まさにタイトルにふさわしい館ものだった。
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おもしろかった。小説ならではのダイナミックなトリックで良いと思う。昔読んだ森博嗣の小説を思い出した。
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荒唐無稽なトリックだが、それも本格ミステリと言える。
トリックの一部は察しがついたが、やはり全部を見切るのは難しい。最後のどんでん返しも気づけなかった。
最後のどんでん返しは、やや禁じ手な気もするが、それもミステリの一つの手法とも言える。
久しぶりに気持ちいいくらいのミステリらしい本を読んだ。
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【あらすじ】
放浪の数学者探偵、降臨!
"堂"シリーズ文庫刊行開始!
新たな理系&館ミステリ。シリーズ第一作
神の書、"The Book(ザ・ブック)"を探し求める者、放浪の数学者・十和田只人(とわだただひと)がジャーナリスト・陸奥藍子(むつあいこ)と訪れたのは、狂気の天才建築学者・驫木煬(とどろきよう)の巨大にして奇怪な邸宅"眼球堂"だった。二人と共に招かれた各界の天才たちを次々と事件と謎が見舞う。密室、館、メフィスト賞受賞作にして「堂」シリーズ第一作となった傑作本格ミステリ!
【感想】
彼に勧められて読んだ本。分厚くて難しそうだなあって思ったけれど、第一印象は森博嗣と綾辻行人をミックスした感じだなと思った。数学者である十和田とそのおっかけをする藍子、そしてその数学の専門的な知識がどんどんと並べ立てられていくところから森博嗣的要素を感じられた。そして、眼球堂のダイナミックかつ巧妙に建てられた不可思議な建築物、そしてほこに住む変人な主から綾辻行人的要素を感じられた。そして、そこで起きる殺人事件。最初の事件はあまりにも衝撃的すぎた。そしてどんどん増えていく謎。その後何となく予想していた展開に進んでいったものの、それからどう進んでいくかは全くわからず、ただただ読み進めていくしかなかった。十和田と藍子のコンビはいいなと思った。でも最後、事件のトリックと犯人がわかった時、トリックはもうすごいとしか言いようがなかった。犯人はわたしはずっとわからなかったので、そうだったのか…とため息をついた。そしてエピローグ。これには十和田先生の洞察力に尊敬の念を抱いた。まず神が男の人だという先入観が間違っていた。藍子があの天才建築家の子どもだった…?そしてこの事件を操っていた張本人だった?最後にこれほどのビッグサプライズが来るとは思わなかった。でも、これからどうなるか、どんな事件が起こるのか、それに二人がどう関わっていくのかが、すごく楽しみだ。
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水位トリックや神の視点(238pなど露骨)には早い段階で気付いたのに、「眼球」堂であることとして一番重要な「回転」に気付けなかったのが悔しい。特異な館の構造が存分に活用されており、噂にたがわぬ面白さだった。
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この作者作品は、初めて読みましたが、面白かったです。
綾辻さんの「館」シリーズが好きだったので、建物シリーズというのに対する期待と、良くも悪くもメフィスト賞受賞作品という事で軽い気持ちで読んでみましたが、期待以上の作品でした。
詳細には触れませんが、一癖も二癖もありそうなタイトル通りの「眼球」をモデルとした建物の中で発生する連続殺人事件。
クローズド・サークルの醍醐味の一つでもある、限定された空間内で一人一人と登場人物が減っていく緊迫感、読者への挑戦も用意されており、言葉にすると軽くなってしまいますが、極々スタンダードな推理小説だったという印象を受けました。
読者への挑戦では、問は2項目用意されており、3項目目として存在していても良かったのでないかと思われる点は、読み切れたのですが、それ以外は少しずつ推理を外してしまいました。
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メイントリックが最近読んだ小説と同じでやや驚きは薄れたもののその他の点は楽しめた
なにより次々と人が死んでくのがいいよね!1回目の殺人のあとがちょっと長く感じたけどその後はさくさく逝ってくれるのでテンポよく読めました
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トリックのスケールが大きすぎて、唖然とした。
館モノまたは密室モノに分類されるんだろうけど、私は図面モノと呼びたい。
何となく回るんだろうなぁってのは考えたけど、まさか水が溜まるとは。
まぁ、既存の建物じゃないし、当然建物そのものに何か仕掛けがあると考えるしかない。でも、登場人物たちの推理に巧みにはぐらかされる感。
最後、解決しても何だか釈然としなくて、これで終わりならあんまりだなぁ…ってところで、オマケページで随分詳細に解説してくれて、トリック的には一応スッキリした。
でも、ここ一応どんでん返しにあたるわけだけど、藍子=善知烏神だとはこれっぽっちも思い当たってなかったのに、何故か「そうだったのか!」とはならなかったんだな。共犯者は生き残った4人のうちの1人、ってところからすぐ「君だ」って言って欲しかった。
あと、動機がねぇ…
建築学(または数学)を至上だと証明するのに、人を殺して証明されたことになるのかねぇ。
狂人だからそういう思考回路なんだと言われればそれまでだけどさ。
殺された各界の先生方は、各学問の象徴ってことになるんだろうけど、それがみんな日本人なのも何だかねぇ。
十和田が招待されたことの意味も、ちょっと解釈が揺れてる。
藍子=善知烏神を違和感なく現場に入れるため?
十和田=数学が事件を解決することで数学の優位性を示した?
十和田のキャラクターは良い。
人を馬鹿にしないし、謙虚だし、奇人だけど人として正しい。
シリーズ化されてるって情報は得ていたので、すっかり藍子とのコンビなのかと思った。
数学は苦手なので、数学談義になるとキビシイ。しかし十和田にはまた会いたいので、シリーズは機会があれば読みたい。
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■放浪の数学者探偵、降臨!
神の書、“The Book”を探し求める者、放浪の数学者・十和田只人が記者・陸奥藍子と訪れたのは、狂気の天才建築学者・驫木煬の巨大にして奇怪な邸宅“眼球堂”だった。二人と共に招かれた各界の天才たちを次々と事件と謎が見舞う。密室、館。メフィスト賞受賞作にして「堂」シリーズ第一作となった傑作本格ミステリ!