ダイジェスト的だが面白い
2016/10/30 19:18
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投稿者:hiroyuki - この投稿者のレビュー一覧を見る
文字通り、著者の「ゴーマニズム宣言」発表以来の様々な人々からの攻撃、中傷に対する戦いの歴史を書いている。最初から読んでいる者としては、ダイジェスト的だがその足跡を振り返る意味では面白く、懐かしさもある。
形骸化した権威への挑戦として始まった
2020/04/28 22:43
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投稿者:FA - この投稿者のレビュー一覧を見る
「そもそも『ゴー宣』は、形骸化した権威への挑戦として始まった」
思い出したけど、これが始まった頃、マスコミも、日教組も労組も元気いっぱいだった。その他にも、圧力団体がいっぱいあった。国鉄がなくなってからが、転換点だったのだろうと思う。
この作品が、好評を博したのは、これらガチガチの世間に風穴を開けようとしていたからだと思う。実際に、結果が出てきている。
作品中で、作者自身も言っているけれども、右でも左でもなく、戦ってきたので、両陣営から敵対視されてしまった、と。
作者のいう反原発も女系天皇も私は受け入れられない。
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ゴー宣は第1巻から読み続けている。著者の作品に初めて触れたのは東大一直線だから、相当長い付き合いだ。よしりんの考えには共感したり、誤っていると感じたり色々であるが、本を読めば全ての思想の根拠が明確に示されており、考えの背景が理解できるので安心して読める。サヨが言うダメなものはダメとか、ウヨみたいに韓憎ければキムチまで憎いという頭とは全く異なるからだ。
この本は過去本のまとめで、著者の反米保守思想に至る背景とか、天皇への思い、薬害エイズや言論弾圧やオウムとの闘い、台湾と沖縄の真の姿とかを、一通り知ることが出来る。
~原発により故郷を失うことの悲しみに思いを寄せるのが、真の保守に求められるパトリオティズムだ。~
著者は右にも左にも攻撃対象とされている。作品を一通り読めば、その考えが根本的に一貫していることが分かる筈だが、頭が固まった左右には理解不能らしい。
三島由紀夫は全学連に「君らが一言天皇を認めると言えば、私は君らと共闘できる」と言ったが、この考えを彼らは永久に理解できないのだろう。
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保守系の『ゴーマニズム宣言』という本を書いてる、朝ナマに出てるワシって話す漫画家さんという認識でした。
『ゴーマニズム宣言』を読んだことがないので「小林よしのりは何者か」ということで読んでみた。
小林よしのりさんの立場、考え方を知ることができました。漫画を通じて主張することが小林さんの凄いところなのかな。
序章 わしのすべてを教えよう
第1章 「ゴーマニズム」の誕生 〜『東大一直線』から『差別論スペシャルまで
第2章 「個」から「公」へ 〜オウム真理教と薬害エイズ
第3章 自虐史観との戦い 〜従軍慰安婦問題から『戦争論』へ
第4章 親米保守との決裂 〜『台湾論』から『戦争論3』まで
第5章 真の保守とは何か 〜『沖縄論』から『天皇論』まで
第6章 この国を守るために 〜『国防論』から『民主主義という病い』まで
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学生の頃、背伸びしたくて読んだゴー宣。小林よしのりといえば一世を風靡したギャグ漫画「おぼっちゃまくん」のイメージしか無かったので、当時はそのギャップも含めて夢中になった読んだ記憶がある。その後は全く興味を持たなくなってしまったゴー宣だが、久々に思い出して手に取ってみた一冊。小林よしのりが歩んできた言論と表現の戦いの軌跡を、時系列に沿って知ることができる。思想に対する賛否はさておき、単純に左右に分ける事の出来ない彼のような考え方に触れておくのも損はないと思う。過去の漫画作品の名場面も収録されているのも良い。