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ストレスへの耐性をつける、心の治癒力を高めるレジリエンスについての入門書。わかりやすく整理されている。言うは易く行うは難いところも多々あるとは思うけれど、知識としてわかっている、というのがたいせつな第一歩。完璧主義的なところがある長女も、自分にとって読むべき本かも、と思ったようだ。
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特に新しい考え方が書かれていないが、レジリエンスについて端的に記載してあり、非常に参考になった。考え方、捉え方を変えること、視点を増やすこと。肯定的な行動をとること。
マインドフルネスはテレビでも特集しているところを見たことがあるが、ためしに呼吸だけしてみtが、確かに効果がある気がする。
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レジリエンスというトレンドにのって、認知療法+アルファを説いた本。特にアルファの部分がよい。全般的に害はないし、自己啓発度も高いが、レジリエンスという概念を深めるのには役に立たない。
追記:この方向のレジリアンス研究もあるようだ(『レジリエンス--こころの回復とはなにか』P39~P43)。
・死亡者数で重要な因子は、ストレスを健康に悪いと思い込むこと。ストレスの多少ではない。
・プロスペクト理論から、楽観と悲観の割合を3:1ぐらいにできるよう努力する。
・二者択一は、「選択」ではなく、「脅迫」です。
・「感謝」の反対語は、「当たり前」、つまり「当然」思考。
・自分軸=人生の目的+心のニーズ
・「失敗はチャレンジし続けることの中で起こりうる当然のできごとなんだ」という「安心感」(最善主義の心境)と、チャレンジをしない、または先延ばしすること(これは完璧主義者が陥りがちな行動パターン)で得られる一時的な「平穏」は、似ているようで全く異なる。
・本書における「被害者」(他人のせいにする人)の反対語は「加害者」ではなくて、「主体者」「選択者」「責任者」と定義する。
・嫉妬という感情は、自分が本心から求めているものを知る最良の手がかり。
・fruitful monotony 実りある単調。意義ある大きな事を成し遂げるそのプロセスには、必ずそこに、ある種の単調さが存在する。
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理論的背景の正確さはよく分からないが、認知のよくないパターンとか陥りがちな行動パターンを具体的に描写して対応策を書いているのは良い。
ストレスがたまったり上手くいかないときに読み返すと多分有益。
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「私達の感情を作りだしているのは出来事そのものではなく、出来事に対する私達の解釈である」出来事を冷静に解釈できるようになりたいです。
物理用語の「外圧による歪み」という意味の「ストレス」に対して「レジリエンス」は、その歪みを跳ね返す力です。嫌なこと、辛いこと、悲しいことを経験すると私たちはへこんだり、途中で挫けそうになったり、落ち込んだりします、そんな嫌な気分をもとの正常な状態に戻す力です。レジリエンスは、視点を増やすことによって鍛えられ、強化する過程で一生の財産となる「グリット(遠いゴールに向かって興味や情熱を失わず、とてつもない長期にわたって、継続的に努力し続けることによって、物事を最後までやり遂げる力)」も手にすることができます。
本書では、自分の身に起きた好ましくないできごとを、すべて自分以外のせいにする人のことを「被害者」と定義し、「自分の人生は自分しだいで何とかできる」と主体的な考え方をできる「主体者」「選択者」になることをすすめています。
内田先生は、副交感神経を自分の意思で活発に働かせるために、呼吸法をはじめとするマインドフルネスの実践をすすめています。マインドフルネスの目的は、今に意識を向け、今の自分にきづくことが目的とのことです。「今の感情に気づくことによって、感情をなだめることができる。」と書かれています。
この本の本筋からは若干はずれることなのかもしれませんが、「脳はもともと複数の課題に集中することができず、同時に二つのことを並行して行うと、結果的により多くの時間がかかる(浪費)だけでなく、ミスも増え、脳の認知機能低下(ストレスホルモンの一種であるコルチゾールの値が高くなり、免疫力の低下、海馬の萎縮)にもつながる」というところが気になりました。私は、典型的なナガラ族(テレビを横目で見ながら本を読む)なので、海馬がなくなっているかも^^;
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最善主義へシフト!!(^.^)自分の人生は自分次第(^o^)真の自由とは自分の好きなことが出来るという事\(^_^)/
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新しめの話は無い感じでしたが、新書というサイズ/価格でエッセンスが詰まっているように感じましたので、悪くない本かと思いました。
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会計学か何かかと思って手に取った。レジリエンスとは「心の自然治癒力」だという。心が折れた、との言い回しをよく聞く。人生いいこともあれば悪いこともある。ときに様々なストレス、直面した事態によって、心がダメージを受けてしまう。でも、私たちは、落ちこんでも、また立ち上がって動き出すことができる。その回復力が備わっている。「レジリエンス」を高める考え方、行動の仕方が書いてある。
誰に教わるわけでもなく感情との付き合い方がうまい人、こういう本で読んで実践できる人、知識はあっても生かさない人。違いは何なのだろう。
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入門書ではあるが、結構個人的な思想が多いのかもしれない。(他のレジリエンスの教科書は見ていないので、書き口から思っただけですが)
とはいえ、どうしたらレジリエンスが上がるか、実践的な話まで踏み込まれて話されていたので、勉強になった。
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レジリエンスはわかったけどじゃあ何をすれば良いの?という人にぴったりの一冊。
寝る前に1日を振り返って、ポジティブな出来事を5つ思い出す、やる気なんて根拠のないものを待たずに一歩先ずは行動から踏み出す。
「人生は10%は私に何が起こるかで、90%はそれにどう対処するかだ」は名言。
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【由来】
・確か図書館の新書アラート
【ノート】
・15分ほどでサラリと読了。ちくまプリマーなので、高校者向けの入門書といった内容。ほぼ既知の事柄ばかりだったが、この手の分野に疎い読み手にはかなりもよい入門書。感情とどうやってうまく付き合うかということなのだが、古典的なものからマインドフルネスまで網羅しているし、感情について考えるときには必ずその根底に横たわっている自分の価値観や思い込みを見つめる必要があるのだが、カーネマン、サルトルなどの置石もされている。サラリと読めるし、いいんじゃないですか。これで物足りなかったら久世浩司さんがオススメ。
【目次】
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自分の心の偏りに気づき、今を生きるための一冊。マインドフルネスにも触れている。ちくまプリマーなので対象は青少年なのだろうが、第二のメンタル危機に見舞われる中高年にもオススメな内容。ハードルの低い方法もあってちょっとやってみようかなという気にもなる。
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ロジック部部の説明に加えてエピソードでの実例があるのでわかりやすい。序盤がやや冗長で無駄な部分が多いように感じたが、読み始めると一気に最後まで読んでしまった。
内容としては人間の行動が、思考→感情→行動という段階を経て行われている点が面白い。悶々としていたが、行動に、移せていなかったことを思い起こしてみるとそこに潜んでいた自分の感情を読み取ることができる。無理だと思ってたことが視点を変えて冷静になることで、行動に移せるようになる。
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https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480689672/
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評価しない。人材育成コンサルタントが書いた通俗心理学。結局、思考停止して、イタさを回避しつつ、上手く立ち回る現代的メンタリティを布教する内容。宮台真司の言うところの「クズ」を養成する本。
ちくまプリマーのシリーズは素晴らしい書き手によって知の扉を開くという印象だったけど、この本は思考停止プログラムの中とくに社畜養成に有効って印象しかない。