電子書籍
頭では理解できるけれども。
2017/01/18 06:55
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投稿者:Kurosuke - この投稿者のレビュー一覧を見る
結局は、絶えず勉強し続けなければならないのだ。しかも、単なる趣味的な勉強ではなく、今後のキャリアアップのために、戦略的に取り組まなければならないのだ。それには経済的な余裕と時間的な余裕が必要である。果たして、それが許される人はどのくらいいるのだろうか? 自分の周りを見ても、やりたくてもできない人はたくさんいると思う。そうした意味では、本書は社会の上層に位置する人たち向けのように感じた。
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投稿者:こたろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
平均寿命が長くなる時代のお話。
時代が変わり、従来の教育ー仕事ー引退のステージでは対応できない時代がくるとのこと。そのための本誌ではマルチステージの環境が考えられるという。その点については同感で、私は教育ー仕事ーと来て、もう一段階、教育が来るのではと思う。
紙の本
どう生きるか
2018/05/18 20:52
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投稿者:まるはなあや - この投稿者のレビュー一覧を見る
どんどん平均寿命が延びていき、いろいろなことがものすごいスピードで変化していくこの世の中で、今まで通りの生き方で本当に良いのか、これからどう生きていくべきなのか、考えさせられる一冊です。
紙の本
これからの生き方へ
2018/05/14 14:46
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投稿者:病身の孤独な読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本で話題となったビジネス書である。本書は、心理学の研究を引用してこれからの人生100年時代における一つの生き方を示している。参考文献欄もあり、比較的正確な記述を心掛けているが、本書はあくまでも「一つの生き方の例」を示しているだけである。全国の読書会で本書を取り扱うことは非常に多いが、本書に心酔してしまっては、本書の意図を汲み損ねているといえる。本書を批判的に読んで、「どう行動すべきか」に自分の中で押し込められたら貴重な書籍となると思われる。
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私たちのこれからは、過去のそれとはまったく異質のものとなる。寿命が大幅にのびゆく現代にあって、私たちのこれからを『人生』という観点から捉えた本。
寿命がのびゆく現代に生きる者たちは、過去の人生設計や働き方ではもはや偏在的に対処できなくなりつつある。それは寿命がのび、もう一つ二つの空白期間が生まれたために、それをそれぞれが自分に合った形で補完せざるをえなくなったことを示している。
ただ、そこにあってもこれが唯一の正解というものは存在しない。だからこそ、厳しくまた一方で面白い時代なのだと言えるのだが。
私たちはこれを機に、一人一人が自分の人生について今一度立ち止まって考える必要がある。どんな働き方どんな生き方を目指すのか、それぞれがそれぞれの答えを探し出し、それに向けた取り組みや人間関係の構築をしていかなければならない、そういう局面に差しかかっているのである。
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正直、ワーク・シフトの時ほどの衝撃は無かった。でも内容はすごく共感。寿命が伸びて国は貧しくなり、社会の変化は速くなる。その中でどう働き、どう生きるか。これまでの常識にとらわれることなく、柔軟に、しなやかに、そしてゆるやかに生きていきたい。
ざっと知りたい方はこの記事を読んだら良いと思います。
http://atcafe-media.com/2016/11/08/life-shift/
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2016年度のビジネス書の1位だったこの書籍。
これから(というか僕らも)の人類は100歳以上生きるのを前提に考えて、個人も社会も変わっていかないとヤバイよ。空いた時間はレクリエーションからリクリエーションにしないとね、ってのを延々と書いてる。
正直もうちょいコンパクトにまとまったんじゃないかなと思いつつも、裏側にある膨大なデータの分析は大変だったんだろうなと推察できます。
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2012年に「ワークシフト」で未来の働き方を提示したロンドンビジネススクール教授のリンダ・グラットン氏と共著者が、平均年齢100歳の長寿化時代「100年ライフ」を予測し、それを乗り切るための心構えをアドバイスした一冊です。
グラットン氏は、人間の余命は年月と共に伸びることを前提とした「コーホート平均年齢」を元に、2007年生まれで今8歳の子供は平均寿命が105歳前後となると予測しています。同じく、今20歳の人は平均寿命100歳、40歳の人は平均寿命95歳になるとしています。
この長寿化により、長い時間を生きるためにより多くの貯蓄が必要となるため、特に若い世代は、老後の資金計画の変化を迫られます。これまでの人生の3ステージモデル(20年年間教育を受け、45年間働き、リタイアして老後15年間を過ごす)が成り立たなくなる、と提言しています。なぜなら、同じスタイルでは65歳のリタイア後、40年間老後を過ごすための資金を用意できない危険性が高いからです。裏を返せば、莫大な老後資金を用意するためには、働いている間に実現できそうもない貯蓄をしなければならない、ということです。
そして、この現実と向き合うためには、我々がこの現状を良く認識し、そのために準備する必要がある、と提言しています。例えば、3ステージの従来パターンからマルチステージ型の働き方に移行すること、有形資産(お金など)と無形資産(スキル・知識・仲間・健康・家族・友人関係)を増やすために今からそれぞれ投資・管理していくこと、金融リテラシーを身に付けること、家族や友人関係を見直すこと、などです。
読後感として、自身のこの先の将来についての認識が大きく改まりました。高齢化社会・長寿化の懸念は日本でも言われて久しい感がありますが、実際にこの本のように「あなたは100歳まで生きる可能性が高いですよ」と言われるほうが、ストレートでピンときます。ならば、引退後の35年~40年生きるだけのお金や人との関係が本当にもつのか?と。
そしてそれとともに、良い意味で、何とも言えない重苦しいものを感じました。グラットン氏はあくまで「長寿化は“不快で残酷で長い”呪いのように感じられるが、心がけと備え次第でチャンスにもなる」と、様々な視点から希望を示そうとしています。これは大きな励ましですが、それにしても長寿化の予測がもしこの通りであれば、特に若い世代には非常に厳しい現実が待っている、とうならずにはいれませんでした。(実際にビジネススクールの授業でも、重い沈黙が流れるとのこと)自身には1歳の娘がおりますが、何も知らない無邪気な笑顔をみていると、いたたまれないような気分に・・
特に、長寿化時代を乗り切るマルチステージ型の働き方として提示されているものは、エクスプローラー、インディペンデント・プロデューサー、ポートフォリオワーカーという3モデルですが、いずれも従来の1つまたは2~3の組織で働いて引退する働き方とは一線を画するものです。働かない“遊び”の期間をあえて設けて経験や知識を吸収し、企業に所属したりしなかったりを自由に行き来し、どこからも欲しいと思われるスキルや専門知識を備えた人材になる、というのがそのイメージとして挙げ��れています。
そして、それは既に人々の中で始まっているとしていますが、その実例として挙げられるものがロンドンビジネススクールを初めとした欧米トップエリート校のビジネススクールの学生や卒業生の動向ですので、日本の一般的な会社員・社会人の層と比較して、やや縁遠い印象を受けてしまいました。確かに正論であり理想的、合理的なスタイルではありますが、著者自身も述べているように、いずれも大きなリスクと隣り合わせの生き方です。もし鵜呑みにして近々会社を辞めようか、などとやってしまうと、高い確率で取り返しのつかない目に合うのではないでしょうか。(著者自身も、そのリスクともよく向き合い、しっかり戦略を立てることを勧めています)そして、長寿化時代には貧富や所得の格差がそのまま老後の格差につながる可能性が高い、という点も見逃せません。
ただ、それでも本書から得られる示唆は多く、長寿化時代と対応する提案を意識することで、人生の様々な岐路でのひとつひとつの判断はより良いものにできる、と感じました。特に、
人間が目先の欲求に屈して将来の計画をおろそかにする“双曲割引”(いわゆる先延ばし)の傾向があるため、セルフコントロールが必要だという指摘には共感を覚えました。
「ここで問われるのは、未来に得られるかもしれない恩恵のために、今厳しい決断ができるかどうかだ。(p.363)」
思い出したのは、知人から教えられたマハトマ・ガンジーの言葉です。「Learn as if you will live forever. Live as if you will die tomorrow.(永遠に生きるかのように学びなさい。そして、明日死ぬかのように今日を行きなさい。)」
100歳まで生きるかのように学び計画し、そして明日死ぬかのように、今日を精一杯生きて先に備える。厳しいながら、将来の見通しを改め、備えを促してくれる良書です。あらゆる世代、とりわけ若い世代の方々はぜひご一読ください。
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色々と考えさせられる内容だった。もっと若い時に出会っていると、今の生き方とは違っていたかも。最近息子と話す時も、この本の内容が頭をよぎる〜!
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やっぱり、寿命が延びることで
人生の時間をどの様に生きて行くのか
考えを再構築することが必要な気がしました。
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今よりもっと長寿が進んだ時代に、個人・企業・社会はどんな課題に直面するか。ここにすべての解答が書かれているわけではないが、幅広い論点が提示されており、議論の出発点になるのは間違いない。100年は無理にしてもこの先20年30年、このテーマに関する古典として参照されることになりそうだ。
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人類の長寿化を考慮して、自分の人生設計を既存のフレイムワークで考えず、新たに構築する必要があると感じさせられました。高邁なストラテジストが自分の人生の戦略は欠いている場合があるとの指摘を思い出しました。
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自分の働き方を考える中で漠然と感じていた、長寿化によって人生のステージが今よりも細分化されていって、スキルや知識も継続的に身につけていかなければならないというようなことを、その道の専門家がちゃんと書いている本。この時代に生まれて幸せだと思った。
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ズシン!重く響く読書体験でした。理由その一。課題先進国日本を象徴するテーマ、少子高齢化という定型句において「少子化」による労働人口ボーナスの減少による成長についての悲観論ではなく「高齢化」に目をつけ、それを負担と考えずに機会と考える視点のインパクト。理由その二。親の世代のロールモデルでしかイメージ出来ない人生設計という領域に「イノベーション」が起こるということに言われてから気づく悲しさ。「コーホート平均寿命」という言葉も始めて知りました。理由その三。今、社会問題となっている「働き方」「会社の組織」を議論する際に参照すべき大きなゴールとしての時代感。理由その四。自分、さらには子供のこれからを考える際の参考書としての存在感。特に折り返しを過ぎている自分にとっての「もう遅いかも…」「残った時間でやらなくちゃいけないことはまだまだ…」の焦燥はヒリヒリ痛いです。100年生活、まさにマクロだけでもミクロだけでもない自分事で時代を変えるテーマだと思いました。早く子供に渡さなくちゃ!
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今の日本社会がこの本に書いてある通りに変わっていくとは到底思えない。10年後も定年制度は今のままだろうし、新卒入社制度も大きくは変わらないだろう。本質的な何か、が大きく変わらないと。健康寿命が長くなる、だけでは…。