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201502/株とか私にはややこしい部分もあったけど面白かった。必死故とは言え、見事なまでにえげつない主人公で好感は持てなかったけど、だからこそこのラストは切なかったなー。
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訪れたバブル景気。高卒銀行マン滝本は出向先の商社を我が牙城とすべく地上げをてこに違法すれすれの手段で地位を固めていく。野望の果て、滝本がついに手を出した“禁断の錬金術”とは。地価も株価も天井知らずだったあの時代、成り上がり地に堕ちた男と女、生き残り逃げ遂せた者たち。渾身の傑作企業小説!
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20161030
上下巻とも読了。
バブルに突き進む総合商社と、銀行の経営者。
あまりにリアルな内容で、調べてみると、イトマン、住友銀行をモデルとしたほぼノンフィクションであることが分かった。
まさに事実は小説よりも奇なり。
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感想は単純に面白かった。
イトマン事件の事も改めて勉強する事ができた。
ただ、これまで読んできた楡周平の実話を元にした痛快なビジネス小説と違い、この作品が生々しく感じられ、胸のすくようなスッキリ感を得られなかったのは、やはり金に纏わる詐欺事件であるからだろう。
熱くはなれず、ギラギラしすぎる男達の話。
(上・下同じ感想)
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所謂バブル時代の規定路線の展開ではあったけど、久々にカンジダガツガツ感。こんな時代があったことがちょっと信じられない。
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面白かった!
バブル時代のイトマン事件をベースとした物語。
読み終わった後、イトマン事件を調べると、描かれている構図がほとんど一緒。
イトマン事件も勉強になる物語でした。
下巻では
いよいよバブル全盛期。
滝本の野望はさらに高まります。
そして裏の世界の人間とも徐々に繋がっていきます。
ゴルフ場の会員権取引、絵画取引など、さらにビジネスを拡大していきます。
そして、浪花物産の自身の株保有率を高め、自分の城とすべく、裏金取引。
さらには、企業乗っ取り。
しかし、公定歩合の段階的引き上げによる金融引き締めによって、バブルが終焉します。
一気に転落、追いつめられていきます。
大蔵省への内部告発。社長の解任..そして裁判。
バブルの時代を駆け抜けた男の物語でした。
イトマン事件ではいずみ銀行が住友銀行、浪花物産が伊藤万に相当するようです。
イトマン事件で登場した人物も一通り出て来ますし、そのエピソードもほぼ一緒です。
ただし、イトマン事件は闇社会の住人が住友銀行の金をイトマン経由でむしりとったという構図ですが、本書では、その構図を持ちながらも、一人の経営者滝本のヒューマンドラマという形でまとまっていると思います。
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イトマン事件をモデルにした小説。
バブル時代の様子がよく分かる。
かなり無理な投資をしているが、バブルは弾けるまでは誰も分からないというのが、登場人物の行動や心情を通じて描かれている。
銀行の学歴偏重主義も勉強になる。これは殆どの大手企業はどこも同じだろうが。
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バブルの時代がどんなものであったのか、投資家はどんな動きをしてお金を生んだのか、バブル崩壊とは。
そのあたりがよくわかる小説で、ただ小説を読むだけでなく、知識がつきました。