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【激動の時代を生き抜く二人のヒロイン!】昭和二年、伯爵家の令嬢トコの遊び相手として屋敷に通うミコ。敗戦後の日本を生き抜く二人の光と影が感動を呼ぶ、大河ロマン。
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山口恵以子さんの「トコとミコ」、2016.11発行です。感動いたしました。昭和2年、イギリスから帰国した伯爵令嬢、6歳の六苑燈子(むつぞの とうこ)とその学友に選ばれた同い年の寺井美桜子(てらい みおこ)二人の織り成す人生、96歳までの人生が描かれています。新憲法によって華族制度は廃止となり、トコの暮らしは急変、ミコはトコの為に懸命に働きます。出会ってから90年、紆余曲折を経て、感動のラストへと続きます!
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昭和の初めから平成までの女達の物語。伯爵令嬢のトコとその使用人の娘であるミコ。時代とともに生きる強い女性達の生き様に感心させられました。
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時代設定が近いところがあったせいか、こちらにも東京會舘が出てきたわ〜。
伯爵家の令嬢、燈子(トコ)と使用人の娘、美桜子(ミコ)の物語。
幼いときに両親の職を持ち出されてもピンとこないだろうけど、雰囲気は子どもながら察しているということね。
戦後、「あたしが!」と思ったミコはかなりのやり手だった。先を見る目もあり、人付き合いもよく、大胆なんだろうな。
仕事には恵まれたけど、家族もというわけにはいかなかった。そんなミコを探して訪ねてきてくれたトコはやはり親友だったのね。仲が良すぎたばかりに憎らしく思ってしまったのだろうけど……。
90過ぎて会いたいと思ってくれる友人がいるなんていいなぁ。
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タイトルから勝手に「ナオミとカナコ」みたいなストーリーを想像していたけど、これはNHKっぽいな。共通してたのは、オンナは強いってことかな?
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伯爵家の令嬢・六苑燈子と美桜子が出会ったのは、昭和2年のことだった。
それから、いろいろなことがあったのだが、大河ドラマを観ているようで、すごくおもしろい小説でした。
最初は燈子を敬っていた美桜子だったが、好きになった人が燈子のことを想っていたので、燈子に嫉妬したこともあった。戦争後は、財産を失ってしまった燈子を雇うことで、優越感を覚えることもあった。いろいろなことがあったが、結局、美桜子は燈子のことが好きだったのだろうと思う。
燈子はもどかしいほど、自分の意思がない女性だけれども、思いがけないところで決断力があったり、包容力があるすばらしい女性でした。本当に貴族らしい人でした。
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2017/9/15
二人の女性の生涯を描いたものだったけど、そうだね〜 うーん ちょっとダラダラ感があったかな
まぁまぁ面白かったけど、人に勧める程じゃないっていうか
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六苑伯爵家の令嬢燈子と、そのお相手として選ばれた職員の娘美桜子。
二人の90年に渡る物語。
女の一代記は大好物。
今回は2人の話なので、更にワクワクしながら読みました。
昭和初期から平成まで、時代によって伯爵家が衰退し、それぞれの暮らしぶりも変わっていく。
美桜子は実業家としてその実力を発揮し、燈子は美桜子に支えられながら品位を失う事無く暮らして行く。
そんな2人だったからこそ、晩年の20年がとても残念。
橙子の広い心に気づいていれば、美桜子は1人でいないで済んだかもと思ってしまいます。
ただ、その年月が美桜子には必要だったのだとしたら仕方がなかったのでしょうね。
折々に挟まれる2人の思い出の品、牛首紬とイングリッシュニードルポイント。
知識がなかったため調べながらだったので想像の上ですが、その美しさにも魅了されました。
昭和を舞台にした著者の作品が大好きです。
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6歳から96歳までの女性の友情。
憧れや尊敬、軽蔑や嫉妬が入り混じっているけれど、けっきょくミコはトコのことが好きだったんだなぁ。
華族令嬢とか、明治〜昭和までの女の子、女性の物語がとても好きなので、楽しく読めました。
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図書館で借りたもの。
伯爵家の令嬢・燈子と、使用人の娘・美桜子。数奇な運命にもてあそばれつつも、互いを思いやり、時に憎みながら、激動の昭和、平成を強くしたたかに生き抜いた2人の女性の生涯を描く。
初読みの作家さん(アンソロジーで読んだことあるかな?)。
こういう、人の歴史が感じられるお話が好き。
友人というには軽すぎる2人の関係。
伯爵家の暮らし、すごかったなぁ。
日本にもお姫様っていたんだ。
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壮大で絢爛豪華、そしてエキサイティングな話だった。
山口恵以子さんの作品に出てくる女性は、どの人もそれぞれに魅力的。
美桜子と燈子、対照的な二人もそれぞれにステキ。
すっかり「食堂のおばちゃん」と「おでん屋の女将」の話に馴染んでいたが、この話と「月下上海」のような時代を超越した話も面白い。