紙の本
レオポンっていうのはね 顔はライオンで、体はヒョウなんだけど 人間が面白そうっていうだけの理由で、ヒョウとライオンで無理やり子供を作らせて、勝手に作った生き物だよ
2022/03/04 19:00
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投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「大事なのは、想像力です。」この言葉が、物語を創っていると言っても過言ではない。 タケシ、リュウ、ジュンという現実の世界でうまくいかない3人の少年少女たちが、センセイの描く物語の中に隠れて冒険を始める──。ちょっと寂しいけど、何か少し温かい小説です。
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小学生でも読みやすい
2021/01/02 19:46
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投稿者:ステラーカイギュウ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分が実際不登校になったときにこの本に出会いました。初めて手に取った重松さんの作品ですが、他も含めて一番感動した作品です。当時の小学生の僕にもわかりやすい優しい文体で、とても読みやすかったのを覚えています。何度も読み返しました。 他の作品に登場する人物も出てきますが、それぞれ少し元と違った表情をして登場します。他の作品も読んでから見てみるとより楽しめます。
紙の本
重松氏の青春超大作です
2017/06/11 08:51
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、重松清氏による命の大切さ、生きることの重要さを問う青春超大作です。毎日出版賞も受賞しており、なかなか読みごたえがあります。特に、学校でいじめに遭っている中学生と小学生2人、それに彼らに関わる様々な人々が、(実際は自殺などでもう気の世の中にはいないのですが)物語の中で躍動するという二重構造をとったプロットはとても斬新です。ぜひとも、一度、手にとって読んでみてください。
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悲しいけど・・・
2016/07/07 08:55
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投稿者:トモヤン - この投稿者のレビュー一覧を見る
悲しいけど日常にありふれているいじめの問題をここまでリアルに描くとは。学校の中、友達、同級生からのいじめだけではなく家庭の中の親からしてみれば悪気はなくいじめとは思ってない事でも子供からすれば死ぬほどつらい事に感じてしまう事すなわちおやからのいじめというのもあるんだと知り、怖いなと思った。
そんな難しい事をしっかり書き読者に考えさせ1人1人だす答えは違うと思うけどしっかりむきあわせるところが重松さんのすごいところだと思いました。
是非、大人に読んでほしい小説です。
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ゼツメツとは…
2017/08/24 09:18
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゼツメツとは…なんかわかるようなわからないような。
重松作品をいろいろと読んでいると、またちょっと感想が変わるかと思う。
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物語が頭に入って来ない。。以前は重松清作品をむさぼるように読んだものだけど、最近ダメだなあ。私の好みが変わったのかな。少しお休みしよう。
どうやら今までの作品の登場人物が出てきたようだけど、まったく記憶になく。気づきもせず。
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劇中劇のような不思議さ。追い詰められゼツメツが見えてしまった彼らの痛みと辛さに胸が苦しくなる。哀しい物語ではあるが読者に問いかける素敵な作品でした。
あらすじ(背表紙より)
「センセイ、僕たちを助けてください」ある小説家のもとに、手紙が届いた。送り主である中学二年のタケシと、小学五年の男子リュウに女子のジュン。学校や家で居場所をなくした三人を、「物語」の中に隠してほしい。その不思議な願いに応えて彼らのお話を綴り始めたセンセイだったが―。想像力の奇跡を信じ、哀しみの先にある光を探す、驚きと感涙の長編。毎日出版文化賞受賞。
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いじめをテーマにした物語。
重松さんの得意とするテーマの一つですが、今回はかなり趣が違いました。
物語の中に作家が出てきたり、過去の作品の主人公が入ってきたり(もっともすっかり忘れてしまってますが)かなり複雑な構成です。
しかし、そこまで凝る意味があったのか。ひょっとしたら、いじめ物の集大成なのかもしれません。
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いつにも増して、現実と創作の世界の境界があやふやだった。終盤、急に現実から切り離されて怖くなって、でも、だからこそ、この終わり方は創作だからなんだ、と言い聞かせられたような気もする。
今までの作品に出てきたひとたちが出て来る度にドキドキした。あの時も、その時も生きていて、今も生きているのかもしれないと思った。
重松清の作品の中に出てくるひとたちは皆んな「この気持ちは自分にしかわからない」と思っていて、そういうところが「わかる」、だから、「自分だけではないんだ」と安心する。ヒーローがやってきて悪者をやっつけて皆んなが幸せになるような話ではないのに、どうしてこんなにも救われるのだろう。
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「俺、いま、居場所、ある」と笑った。
ータケシ
作家ってすごい。と思った。
エミちゃんとか出てきた時、嬉しかった。
他のを読んでまた会いに行こう。
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タケシとリュウとジュン。「ゼツメツしてしまう!」という悲鳴を抱えてさまよう3人。助けになったのはセンセイの物語の人物たち。君たちの現実の世界に助けてくれる人たちはいなかったの?
もう一日 遊んでみませんか
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ファンタジーですかね!?
今まで読んだ事のない感覚。
勢いよく読み終えました。
感極まる場面も多く、会社で読んでて泣きそうになりました。
お勧めですね。
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物語が持つ力は偉大だ。人間誰しもその気はなくても物語を心の拠り所にしているんじゃないか?
しかしどんなに残酷で悲しい話に出会ったとしても、それは本の中の話であると錯覚してしまう大人たちがいる。いじめは最低。なんでそんなことするんだろう。読んでる時はそう感じたとしても、現実世界でそれと同じことが起こったとき、あなたたちは物語と現実とを切り離してしまう。いじめなんて子供の世界のことだけじゃない。大人の世界でも簡単に起こりうることだ。
いじめ
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これを読もうとしている人は、他の重松清作品を読んでから読むことをお勧めする。
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「ゼツボウ」
それは何を意味するのか。
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個人的にはあまり好きな題材ではないので、文章は面白いものの評価低め。
時間軸やら場所やらが飛びすぎて読むのが面倒な割に、最後にあっと驚くオチがあるわけでもない。読み直したら、読んだときに分からなかった内容に納得がいく、といった思いもない。
更に言えば、主人公だと思っていた3人の役割はなんだったのだろう。「センセイ」を「美由紀」に導くためだけに存在していたような印象を受ける。
多分、こどもがいる親や「生きること」を題材にしたテーマの本が好きな人ならきっと好きだろうと思う。
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重松清の作品でこんなに長いのを読んだのは初めてかもしれない。
いじめのフリーパス。衝撃を受けた。重松清はよくいじめを取り上げているが、大人が何とかしようと努力している作品はないように思った。きっと、もっと大人が頑張れ!というメッセージを読書に伝えたいのだろう。
一人の大人として、子どもたちのために頑張りたい。