紙の本
とても参考になる
2017/08/15 13:40
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投稿者:スーさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ものづくりの中小企業は今人材不足で大変である。ほとんどの企業はあきらめているはず。そんな中にあって、若手がどんどん就職するこの企業はどこに原因があるのか、興味をもって読み始めたが、すごく納得した。これは製造業の中小企業だけでなく、すべての人事担当者が読むべき本だ。
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年齢構成が逆ピラミッドになっているのを是正すべく、若い人の採用に力を入れ始めたと同時に、定年年齢を65歳まで引き上げ、現在では働きたいだけ働けるような体制を作った、という話が好きだ。若者VS高齢者という図式が世の中でにびこる中、違う形を提示してくれているから。
ダイヤ精機の人材育成は、この施策が象徴しているような気がする。技術の伝承はこうした形でした引き継がれていかないように思える。
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東京都大田区でものづくりの企業を営むダイヤ精機を前社長から引き継いだ社長の諏訪貴子氏が女手ひとつで企業を立て直したその手腕と手法を人づくりの観点から書いた一冊。
本書を読んで、入社した新人の教育からベテラン社員とのコミュニケーションなど一筋縄ではいかない職人をまとめ上げ、かつ若手を育成したその手腕に驚くとともに著者の波乱万丈な人生にも驚きを感じました。
自分から心を開くコミュニケーション、やる気を出させる叱咤激励とアメとムチをうまく使ってやる気を引き出していくところに著者のすごさを感じ、またひょんなことから引き継いだ経営を心から楽しんでいる姿を想像することもできました。
また同社のものづくりの厳しさとそれを身につけていく難しさも感じました。
交換日記やQC発表会やありがとう会議といったイベントも功を奏していると感じました。
自身も楽しみ、人を思う気持ちを大事にすることが同社を立て直し、ここまでの成長を遂げたとともに自分自身の人生においても、著者の姿勢は学ぶことが多いと感じた一冊でした。
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NHKでドラマ化されている「マチ工場のオンナ」の主人公のモデル、諏訪社長の著書2冊目。大田区の町工場の話なので、大田区民としては読んでみた。
ドラマの原作となっている「町工場の娘」は、素人がいかに会社を引き継いで立て直したかのドラマになっていたけど、本作は有名になって以降、いかに会社を経営してきたかっていう普通のビジネス本になっていて、ちょっとつまらないかも。中小企業の人材育成論としては、まとまっているとは思うけど。
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・素直さ、芯の強さ、人なつっこさといったヒューマンスキルがあれば、人間は大きく成長することができる
・人財マップ…縦軸に機械、横軸に社員名、交点に社員の技術レベルを0から5の6段階で評価
・「副工場長から聞いた」「副工場長が言っていた」という一言を添えて社員を褒めることで、副工場長を敬うようになる
・技術だけでなく、愛社精神や仕事に向き合う姿勢をいかに若い社員に植え付けていくか。これが次のチャレンジだと思っている
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32歳で父の会社「ダイヤ精機」を継いだ2代目女社長諏訪氏の著書
主に新規採用社員や中堅社員の人材育成について書いてある。社長としては、コミュニケーションを重視し、きちんと褒めたり叱ったりしているのに感心した。リーダーの在り方としてはサーバントリーダーシップであった。
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諏訪さんの飾らない人柄が伝わってくると同時に、デジタル化の波に中小企業がどう立ち向かっていくのかのヒントもある本。
勇気づけられる部分が多かった。