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大正 浅草 女装の少年、でこの作者、ということで大層期待があがったのですが、表紙でイメージしたようなラノベ調でなく、あくまでも実地的。
浅草紅団は読んだこと無いので、そのうち読んでみよ、と思いました。
家族の在り方についてはばさっと切られていて、小気味良かったです。
結構こういった設定には、外連味を求めてしまうので、結末には少し物足りず。しかもそっか、前日なのか、どちらにしろ崩れてしまうのか、と、切なくなりました。
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男子禁制、浅草六区最強――仁義なき少女ギャング団、その名は紅紐団!
自殺を装い姿を消した姉を追って浅草にやってきた仙太郎は、男子禁制の少女ギャング団・紅紐団の団長につかまってしまう。
姉を捜すため、特例での入団を志願する仙太郎だが――。
魅力溢れる大正末期の浅草と、くせ者揃いの団員たち。
設定がおもしろい。
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部屋を開けると佇む露西亜の若き貴婦人、而してその正体は!美少年仙太郎その人でありました。登場するのは、大正末期の浅草を牛耳る少女ギャング団の面々。ボスは謎の男装の麗人。時代の雰囲気がよく出ています。興味をそらさない展開は、昼ドラを彷彿させます。読みやすい文章と勢いのあるストーリーで、楽しく一気に読んでしまいました。
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エンタメ小説だけれどジェンダー問題にまで踏み込んだなかなかのストーリーだと思います。訳あって女装姿で姉探しをする弟・仙太郎が、女性の集団の中で男子視点で女社会を見つめる構想が面白いです。男も女も生きることは厳しいものではあるけれど、この時代は取り分け女性の方が抑圧され搾取され厳しそうです。それでも女性たち、エネルギーあるなあ。
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自分を殺す以外に生きなおす道がない国のおはなし
格差が当たり前に目の前にあって、諦めることを前提に人生が組まれる国のおはなし
日々の生活に喜びを見いだすこととは全く違う
明はどこへいったかなあ
あやのかわいさがひときわ目立つ
最初と最後の操の見えかたの違い、倫子の見えかたの違いがとっても好き
男の威を借りて、男の真似をした人と、飲み込まれなかった人
女のままでいる人
みんなやってるから大丈夫、なんて嘘だし、不安につけこむのは簡単
実務の副団長はきれるなあ
女の子の力を見つめ続けるしのぶさんなんだなあ
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大正ロマンな時代に浅草六区の少女ギャング団に失踪した姉を探しに入団した少年のお話。
舞台設定はなかなかに魅力的でぐっと読ませるものがありました。ただその時代の雰囲気みたいなものを取っ払うと話としてはそんなでもなかったかな・・・
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内容(「BOOK」データベースより)
祝言の前日に自殺を装ってまで姿を消した姉を追い、浅草にやってきた仙太郎は、六区を牛耳っているという男子禁制の少女ギャング団・紅紐団の団長・操につかまってしまう。姉を捜すため、特例での入団を志願する仙太郎に、操は厳しい入団試験を果した―。話題作連発の実力派が放つ、傑作エンターテインメント長編!
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一気に読んだと言うことは多少なりとも面白かったはずなのだけど…そこはかとないラノベ感、チープさが拭えずがっかり。
少女ギャングだから、中二病っぽいのかしら…?
なんでがっかりしてるのか、うまく説明できない。
先の展開が読めたからか、現実にするには無理があるから覚めたのか…
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大正時代を舞台にした物語。
なのだけれど、時代の匂いがあまりしない。途中まで現代小説かファンタジーかと思って読んでいた。
大正時代の少女ギャング団には興味がわいたので調べ中。
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女装の美少年、男装の美女。
大正浪漫の妖しく懐かしい香り。
須賀しのぶさんの中では少女向きの作品だと思うが、非常に内容は濃くて面白かった。