紙の本
がんばって
2016/08/23 22:16
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
性風俗ではなく、恋愛で脱童貞をするためにつくられた「全国童貞連合」。連合内でも派閥があるみたいだけど、本人の好きにしたらいいんでないかしら。ナンパ塾は知っていたけど、この連合は知らなかった。
座談会のアドバイスをきいてまあがんばって。
実際、最低限の清潔感を持つだけでだいぶ違うんでない?何が無理なのかわからない。
男性も女性もあきらめないで、きっとあなたを待っている人がいる!…たぶん。
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なんとなく気になって買って読んでみた。自称もてない男が、同類相哀れむで、性体験のない男性を集めて全国童貞連合をつくって、いかにしてそこから抜け出すかをさぐった本だ。しかし、童貞問題は少子化問題につながるなどと言うのは、ちょっと格好をつけすぎ。『もてない男』の小谷野敦のように、一人身もだえしてもつるまない態度の「いさぎよさ」が感じられない。なにが言いたいねんとすごみたくなる。じれったくなる本だ。いや、それは小谷野が知識人で、庶民とはつるまないぞと格好をつけているだけかも知れないが。ぼくはむしろこの本の中で、ナンパをビジネスとしてやっている人の方に興味がいった。童貞連合の諸君はぜひこのナンパ塾で鍛えられるといい。性欲はじゃまだと言って、女性ホルモンを飲んでいる男は別としても。
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かなりつらいです。わかるけど、勇気をもって生きて欲しい。
高田先生の教えでは、どうぞ続けてくださいとのこと。また、そんなあなたがたは最強だそうな。何があっても「しかたないじゃん、○○だもの」。
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正直、手に取ったときは興味本位的な部分もありましたが、コミュニケーション下手で自信が持てない人間の苦悩(大げさじゃなく)を読んで、身につまされる思いでした。切ない。
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著者は「全国童貞連合」会長である。
少子化問題=童貞問題と主張しておられる。
この本は本当に面白い。新書であるが、エッセイ見たいな感じである。
男性だけでなく女性にも読んで欲しい!
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1935年:恋愛結婚13.4%,お見合い結婚69.0%
2005年:恋愛結婚87.2%,お見合い結婚6.2%
かつてはお見合いによる童貞・処女救済措置があった.要は自らがコミュニケーションをとらないと一生女性と無縁なまま過ごすことになる.
・未婚男性の性体験の有無(30-34歳)
経験あり64.3%
経験なし24.3%
不詳11%
・非モテである我々には恋愛資本主義から抜け出す自由もあると思う.『恋愛なんかできなくてもいい』と声高に叫ぶ必要があるのです.(童貞保守派)
・そもそも恋愛と結婚が結び付けられたのは高々この30年くらいのこと.恋愛関係になったとたん,私のことを好きならここまでのことをしてほしいという条件と要求をだされてしまう.いま,男性に対して女性達が期待するもののハードルは余りにも高すぎる.バブルの崩壊前はお金だった.崩壊後はセンスが要求されるようになった.センスなんてそう簡単に手に入るものではなく,またセンスを磨こうと必死になるようなレースに加わりたくない.(童貞保守派)
・性欲をなくすと,いま実はものすごく男性差別が激しいことがわかる.それを男が受け入れているのは,自らの性欲を成就するためなんじゃないか?性欲さえなければ男性が変にこびる必要もない.(童貞解脱派)
自由恋愛社会の中でもてないことで苦しむくらいなら,恋愛市場そのものから抜け出そうとする人が現れるのも不思議ではない.それを頭ごなしに逃げだと思う人は,そんなあなたが我々もてない男たちを傷つけていることにも少しだけ気づいてほしい.メディアが発する恋愛メッセージがどれだけもてない男たちを苦しめ,焦らせ,傷つけていることか.
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「全国童貞連合」という組織の存在に驚きました。ただ確かに、イケメンを目にする機会の増えた女性が増えてきた昨今、目の肥えた彼女たちを満足させるには、昔以上の努力が必要なのかもしれません。納得いきませんが。
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[ 内容 ]
性体験のない男性組織『全国童貞連合』会長が綴る恋愛弱者論。
[ 目次 ]
はじめに 父親からの電話
第1章 少子化時代の恋愛ミスマッチ
第2章 ニッポンの童貞
第3章 中年童貞に残された道
第4章 中年処女
第5章 座談会「そもそも恋愛がわからない」―室井佑月×フェルディナント・ヤマグチ×全国童貞連合
終章 初めてのデート
あとがき 加齢臭がする
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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・バカな本。中年童貞は少子化問題だって言うけどバカバカしいのは多分童貞が主観的に書いてるから。まあおもしろいけど。
・この会長、童貞捨てたいつってて童貞連合ってのを10年も運営してるんだけどまだ童貞。女性との話し方がわからんとか赤面しちゃうとか、恋愛弱者だとか、バカだろ。何言ってんの。恥かくのが嫌なんだろ?としか思えないなあ。赤面しないように訓練しろよ、セックスしたいんだろ?そういう機会が無かったからとかじゃないだろ、何かが欲しいなら無理しろよ、と思うけどなあ。童貞だって声高に言える正直さや勇気があるのにどうしてなのかな。
・そういう意味では保守派のなんとかって人の方がまとも。何だっけ、野球しない人にヒットの打ち方教えないだろ、だっけ?忘れたけど。したくないなら全然OK。潔い。ホントかどうかは知らんけど。それなら無理に童貞捨てろとは言わない。
・で、会長の方はと言うとヒット打ちたいのに野球の練習しないでおいて、なのに運動神経無いからとか泣き言言ってるだけ。アホ。だから童貞なんです。変われよ。無理しろよ。やる前から傷つかない方法探すなよ。傷つきたくないなら童貞でいればいいよ。
・そのくせ性風俗は嫌だと。もうしらねーよ。ね、かなり童貞こじらせちゃってるでしょ。
・俺も昔は童貞だったわけで、なんか手を差し伸べてやりたいなあとか、わかるよその気持ち、とか少しは思ったけど、伝わらないんじゃないかなあ。なにしろ開き直ってるからね。みっともなくてもいいのにな。傷つかない奴なんているかよ。必死になれないなら諦めろよ。
・とまあこの人は童貞だって事で本まで出してるからここまで言ってみたけど、他の中年童貞(や中年処女)の人たちには頑張ってほしいとは強く思う。絶対あなたを受け入れる人がいると思うんだけどな。自意識とか自尊心の殻が強固になりすぎて気づかないだけで。これっていわゆる恋愛モードのスイッチが入ってない人、ってのと同じ気がするんだけどな。諦めないで欲しいなあ。
・などと力説しちゃう俺が笑えるわ。いや、昔童貞でしたから。
(八王子市立図書館にて借る)
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タイトルを見るとトンデモ本の類いと思われそう。
サブタイトル「少子化時代の恋愛格差」こそ我が関心事。
団塊ジュニアが就活の頃に、就職氷河期が到来し多くの非正社員が世に出たことで、まともに給与がもらえない若者が増え、これが原因で結婚できない団塊ジュニアが増え第3次ベビーブームが訪れなかったという説をどこかで見たことがある。
著者は全国童貞連合の会長。
低収入が男性のコンプレックスとなり女性と付き合えない、昔は見合いという結婚システムが機能していたが、社会が自由恋愛時代に突入し一人のモテる男性が多くの女性を集めるようになってしまった、という考察は非常に興味深い。
個別ケースのグジグジした話はあまりおもしろくないが、この中年童貞の話が、草食系男子の話にも繋がり、就職難にもつながっていくのではないかというのが私の推論。草食系男子がなぜ生まれるかというと無縁社会で孤独な母が自分の理想の男性像を押し付けるから、というのはもう教育論。うーん。社会学って面白い。
男塾とか作ったら生徒集まるかしら?
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画像にはない腰巻(表紙下についてるコメントつきの「帯」のことだよ)の作家・室井佑月さんとの会話が絶妙。
「しなくてもいい恋愛だから、わざわざするのに意味がある。私は恋愛以外したくない」という室井さんに
「それは強者の意見ですね。恋愛ができるならしてますよ」と作者は切り返す。絶妙だが、その上にある「少子化問題は童貞問題である」との言葉は、決してこのような会話で茶化せるものではない。
他の方のレビューには童貞男子・男性には辛辣な意見も多かったが、ゲイ的に深読みすれば、本当は他のセクシュアリティ(性的志向)にいることに気付けていない人(特に男性)は結構いるんだろうなと推測できるのだ。(もっとも、本の中で著者は「組合(同性愛的意味合いで)」に入る意思はないようだが)
ジェンダー問題は要因が複合化かつ複雑化しているので、こういう本ですこし別視点から見るのがいいだろう。
「童貞じゃないけどウシロは処女よ」ってたわごとを放つゲイこそ、読むに値する一冊である。
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自らを恋愛弱者=童貞=DTだと名乗る「全国童貞連合会長」の著書。
現代は恋愛資本主義の世界であり
コミュニケーションスキルに難のある男性は女性からは相手にされず
故に性的弱者はコミュニケーションスキルを磨く機会を与えられないので
いつまでたっても童貞は童貞のままだという負のスパイラルが
色々なもてない男のケースを通して語られている。
著者は中年童貞の解決が少子化問題を解決する上で有用だと説き
童貞のコミュニケーション能力の低さを学校教育や
社会制度で救済すべきではないかと語っている。
しかし個人的には自分に対する苦難を他者の救済によって
何とか解決してもらおうという姿勢では
結局「できない奴はできないまま」ではないかと思う。
自分を「変えよう」とする前向きな努力
(高過ぎるプライドと折り合いをつけることも含め)
自己成長無くしてはこの童貞問題は解決しないだろう。
まぁ、そんなことわかっているのに「できない」から
彼らはルサンチマンを抱えたまま悶々とし続けなければならないわけだけどね…
ただ1つ言えることは自分自身が「開いていなければ」
奇跡的に自分とフィーリングの合う異性がいたとしても
出会う機会を失ってしまうわけで
99%坊主に終わるとわかっていても童貞達には「釣り」を続けて欲しい。
あ、でもストーカーはイカンよw
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童貞連盟の会長による童貞本。座談会も収録。経験があるかないかで童貞を貶めるのも自分の殻にこもって童貞にコンプレックスを終生持つのも疑問が残ります。解脱派は潔いですね。
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○全国童貞連合会長である渡部氏の著作。
○全国童貞連合会を発足させるに至った経緯や、そもそもの童貞の思いや苦闘などについて語ったもの。
○童貞の悲哀はもちろん、一転した強気の姿勢など、いろんな屁理屈が満載で読んでいて面白い。
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「モテない男はコミュニケーションを学ぶこともできないのだ。結果、負のスパイラルに陥り」
「自由恋愛社会においてはコミュニケーション能力の優劣が、モテる男と、モテない男を無常なまでに二極化する」
という指摘は当たっていると思う。
また、人間の移動が容易になったことについても、山田昌弘氏命名の「もっといい人がいるかもしれないシンドローム」を紹介して指摘している。
「男女が出会う機会も少なく、その少ない選択範囲の中で男女は相対的に自分に合う相手を探していたということだ。選択肢がお互いに少なく、また結婚への社会的な圧力も強かった時代であれば、男女はお互いにある意味で「現実的な」選択を行うことができたのだろう」
「男女が出会う場は増えており、選択範囲は想像を絶するほどに拡大したと言っていいだろう」
「少数の魅力ある固体(原文ママ)へ多数の男女が群がるのは当然のことである」
行動範囲・選択範囲が広がるほど格差が拡大するという不都合な真実。
これは人間関係に限らず、経済活動にも当てはまると思います。
経済活動がグローバル化することで、
「世界中が商売相手になる!」
なんて喜んでも、簡単に世界を相手に売り込めるでしょうか。
海外のマーケットに進出するにはそれだけの準備や規模が必要で、地方の一個人が簡単にできるものではありません。
一般的に普通の店舗にとっては、
「世界中から商売敵がやって来る」
というのが本当のところです。
その良い例が、書店です。
アマゾンという圧倒的に優位な書店が日本に進出したため、地方の個人経営の書店が軒並み潰れていっているのです。
私が子どもだった頃は、21世紀の世の中は戦争も公害もなくなり、経済的問題もなくなって人々は平和に豊かに暮らしているのだろうと思っていたものです。
ところが現実に迎えた21世紀は、経済的にも社会的にも不安定で不確定で、おまけに軍国主義まで復活した未来への不安が絶えない社会でした。
それに加えて結婚すらも一部の恵まれた人にしかできなくなる格差時代が到来するとは、一体誰が予想していたのでしょうか。
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20170213/p1