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パクツイ常習犯
炎上はなぜ無くならないか?
ネタ画像拡散
チャットレディ、子供のTwitter監視する親
いいねジェネラリストなど
ネットの気になるけど調べるまではというトピックをなるほどと解説してくれてます。
ネットニュース、コラムがが元なので少しテンションが高めですが
わざと文化人類学とした意図はあります。
こういうネット関連の考察だと
ネットは怖い、リテラシーは!と
声高にすぐに批判しますが
ネットリテラシーの授業で
著者のコラムが使われていたが
それを誰1人連絡してきたことはない。
エゴサーチしてたら
使われてた事に気付いたというぐらいなので
ごね得の社会なので
適度な距離感をとって
寄り添うほか方法は無さそうです。
その為にも平熱で諭してくれるこの本は有難い。
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気鋭のインターネット文化人類学者(自称?)セブ山が、ネットの世界を、本能と欲望、好奇心とゲスな心に忠実に、現場の声を巧みなフィールドワークによって、その実相をあぶりだす。
表向きには語られない、ひょっとしたら新しい価値観、新しい経済、新しい人間関係が、あちら側に生まれているとしたら・・・。
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文化人類学という言葉に惹かれて手に取ったけど、確かにインターネットは、人が生活する地域のひとつだよなぁ。と納得。
そして、なんていうか、このくだらなさと警鐘を鳴らす感じの配分がいい。好きだなぁ。
巻末の、ツイッターの情報だけで個人を特定できるのかって企画は、ほんと怖い。
なんていうか、検証してくれてありがとう!って感じ。
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ネット上の炎上、パクリツイート、イイネしまくり問題等の当事者にインタビューして、ネットに集う人の生態を明かす一冊。
文体が軽い。その昔、街中の勧誘に全部付いて行ったらどうなるか?をレポしたサブカル本があったのを思い出した。それに近い、90年代サブカルっぽさをこの本に感じる。版元が太田出版で発行者が北尾修一となっているのでさもありなん。
つまらなくはないが、いま一つ楽しめなくて途中から流し読み。2010年代中頃のネット記事をまとめた本のようだけど、その頃だったらおもしろがって読んだかもしれない。この5年くらいでだいぶ世の中変わってしまった。おもしろがってる場合じゃない気がしてしまう。
ポリコレやキャンセルカルチャーの先鋭化、オンラインサロンの信者ビジネス、リベラルと保守の対立、トランプ大統領就任、誹謗中傷による自殺、コロナ、陰謀論の流布、米国連邦議会襲撃、ロシアのウクライナ侵攻と戦争プロパガンダ等々、どれもネットと切り離せない。
この本で取り上げているのは個人のやらかしだけど、その延長線上にあるのが、先に挙げたような事態ではないのか?などと考えてしまう。ただ、ネットの空気感の変遷も含めて、2010年代中頃の空気を記録したインターネット文化人類学と言えなくもない。