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ブロックチェーンは革命であり、世の中をひっくり返す。
ブロックチェーンの技術面だけでなく、社会構造に与える影響についても述べてある。
インターネットの世界では、何が正しいデータかを確かめることが容易ではなかったため組織が大きいということが人々の信頼の基礎となった。しかしブロックチェーンは組織に頼ることなく何が正しいか立証できることを可能にした。それが実現できることにより社会が大きく変わる。
正直私の頭ではまだよく理解できていない。
充分咀嚼していくことによりこれからの時代に
合わせていけると期待したい。
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職場同僚が熱く語っていたので、思わず購入。
僕も前半、かなりのめりこんだ。
ブロックチェーンという技術とそれがもたらす社会の可能性がいきいきと語られている。
DAOについては、たとえば、ホラクラシー組織と似ているように思えた。
疑問は、Proofの仕組み、改鼠の可能性について。
まだよく理解できてませんね、きっと。
この本と並行して、『人工知能と経済の未来』を読んでいたので、AIやらで純粋機械化経済になると、ほんとにどうなるのかなーという妄想を繰り広げて。。。収拾つかなくなってきました。
本書は300頁を超えるので、後半は少しだれてきました。
でも、AI含め、この領域を実地に試して、仕事を変えていくことは面白そう。
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ブロックチェーン技術。
インターネットの初期段階と同じ感じがします。
この本にも書かれてある通り、情報のインターネット
が現在のインターネットであれば、価値のインターネット
になりえるということ。
また、トランザクションとデータベースという考え方
に対して大きな革命がおこる処理方法であると思います。
仮想通貨だけではなく、事実の証明が中央機関の有無、事業や会社の大小ではなく可能となること。
Iotの懸案であるセキュリティーの確保。ビッグデータの
コストの問題が解決できるため、Iotにおける欠かせない
技術になること。シェアリングの中央機関がなく、
セキュリティー問題が発生しないこと。
大きな、凄い将来性のある、今後の核になる技術であること
は間違いないと思います。絶対に理解すべき、活用すべき
技術であると思います。
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ブロックチェーンには、①記録されたデータが改竄できない②攻撃に対して(単一障害点がないことから、)強靭である③管理者が不必要であるためコストが削減できる といった特徴があり、IoTの普及や特に金融(送金等)に関する事業への応用が考えられる。仮想通貨と電子マネーの法律上の違いなど、各国における法整備等、超えていかなければならない課題は多いものの、ブロックチェーン技術の隆盛が国内外問わず人々の生活に寄与するものと考える。
銀行において、プライベートブロックチェーンによる独自の通貨の検討がなされているようであるが、筆者と同様にオープンな議論が行え、技術の発展がよりよく進むことを望む。
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ブロックチェーンについて必要最低限の知識は手に入れることができたと思う。
情報というより、本質を語る本
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仮想通貨ビットコインを支える技術として知られるブロックチェーンだが、管理者不要の分散処理で改ざん不能であることにより、権威を必要とせずに信頼性を確保し、定型的な業務であれば低コストかつ迅速に自律処理できる分野が金融関係以外にも多くあり、まさに未来を変えうる技術であることが分かる。読むべき情報だと感じた。
関係情報が網羅的に紹介されている印象だが、不確実である未来の可能性を含め、もう少し主張のポイントを整理して簡潔にしてもらえるとよかったように思う。
17-47
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目新しい仮想通貨 Ethereum, Ripple (ビットコイン2.0)
BitSharesのsmartCoin
DGX 金と同一の価値がある仮想通貨
仮想通貨のブロックチェーンに記録される様は、全世界ん公開されている Blockchain.info
三菱東京UFJの仮想通貨
エストニア e-residents プログラム 婚姻出生ビジネス契約などの公証サービス エストニア国民でなくとも申請可能
スウェーデン政府 不動産登記情報を管理するブロックチェーンの検証を開始
中国 スマートシティ計画
Proof of existence, Factom 文書がある日時に存在していていたことを証明
EverLedger ダイヤモンド取引
シンガポールのスタートアップ企業 DigixGlobalは金の所有権をエセリウムのプラットフォームでデジタル化し、金で価値が裏付けられた仮想通貨DGXを作った
Factomは、医療情報サービス帝京外車であるHealthNauticaと業務提携して、個人の医療データをブロックチェーンを用いて記録するシステムの開発を始める
DAO decentralized autonomous organization 分散型自立組織
Storj クラウドストーレッジ
2010 労働者人口 6000万 2050 5000万 就業者の1/4が医療介護分野に吸収され異常事態が招来される
ブロックチェーンの世界では、組織を信頼する必要がない
裁判 CrowdJury
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スターリンの言葉 投票した有権者は何も決めていない。表を集計する人がすべてを決めるのだ
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インターネットがかつて流行語大賞を取ったなんて今だから笑ってしまうが、当時はインターネットの普及は不可能なことを証明する本が出版されるほど信憑性が低かった。ブロックチェーンや仮想通貨もどこか現実からはまだ遠いものと思いがちだが本書を読むと180度見方が変わった。
電子的な情報を記録し、改竄できない特性をもつブロックチェーン。これは単なる改善ではなく圧倒的なイノベーション。こんなに大幅コスト削減が出来る仕組みなら、銀行や企業が取り組むインセンティブが働くのも当然。仮想通貨は本質的には投機ではなく送金にもっとも有効だそう。手数料を考えたら企業も個人のインセンティブも働くし、キャズム超えすればすごいことになりそう。
事例も豊富でエキサイティングな一冊だった。
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なんとなく知るのはこれで十分だと思われる。ということで星は3つ。
参考文献も列挙されているし。
分担執筆(下書きを分担?)と思われ,担当者のレベルが違っているので,ダメダメな章とまっとうな章がある。
技術的詳細は知らなくてもよい前半部分には間違いはないのだが,SSL証明書が高い!と書いてある辺りからだんだん怪しくなる。8章,9章辺りはかなり怪しい。
セキュリティ関連はデタラメな部分がある。スタックスネットは原子力発電所に侵入したのではない,核燃料施設に入って,遠心分離機を稼働不能にしたのだ。
Azureは「アジュア」でなくて「アジュール」だし。
書評で知って図書館に予約,暫く待って入手
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ブロックチェーンは、組織に頼らずに何が正しいか立証することを可能にした。相手や管理者を信頼しなくても取引が可能になり、ネットで経済的価値を送れるようになった。この技術で社会の仕組みが変わる。
社会にとっての価値を、的確かつ簡潔に表現できる力はすごい。
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・ブロックチェーンは「価値のインターネット」
・従来的な会社組織はなくなる可能性がある。DAO。個人の時代。
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ブロックチェーンによる、trustlessな社会(組織を信頼しなくても済む社会)の可能性を示唆する。ブロックチェーンの仕組みは既出であるが、DAO(Decentralized Autonomous Organization, 分散型自律組織)の概念がよくわかる。
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年末年始に読んだ本Vo2。
話題の仮想通貨について、勉強しなきゃなと思い、読みました。
読みずれええ!というのが最初の感想。ブロックチェーンってすげえええ!というのが読んだ後の感想。ブロックチェーンの可能性の大きさにたいへんワクワクしました。特に、新しい社会を形成してしまいそうな”DAO”。引き続き勉強していこうと思いました。
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ブロックチェーン技術により中央集権を排除し、低コストでトラストレスに情報伝達ができるようになったことで、金融サービスの分散化、医療の効率化、教育の連動、公平な政治、経営者のいない会社など、多岐にわたる分野での変革が現実に訪れていることがリアルに伝わる内容だった。
現時点では仮想通貨、しかも投機的な側面にばかり注目が集まっている印象があるが、仮想通貨そのものの応用範囲、そしてブロックチェーンがもたらす変革はまだまだ限定的にしか認知されていないこともよく理解できた。
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すげえ本だ。イッキに読み終えた。
『仮想通貨革命』を読んだ時、余りの衝撃でひっくり返ったけど、この本も、寝る前に読んだら、ワクワクドキドキしてきて、心臓の鼓動が激しくなり、読後、しばらく興奮状態が続いて、眠れなかった。
インターネット革命によって、フラットな社会が実現されるとバラ色の未来を描いたのに、現在では、グーグルやamazonやアップルやマイクロソフトなど、ごく小数の勝ち組企業が市場を独占して、多くの優良企業がツブされてしまったし、新しいアイディアをもった未来の新企業も今現に成長を阻害されてる。
または、GoogleやAppleやAmazonなど、ごく小数の独占企業がビッグブラザー化してしまい、次世代の石油と称されるビッグデータを確保すべく、私たちの個人情報はないがしろにされ、全てのプライバシーは監視可能な状態に置かれている。
これはもう『1984年』のディストピアそのものだ。
それと同じことが、ブロックチェーン革命でも、起きる危険性がある。
ブロックチェーン技術を中央集権的に用いれば、小数の管理者によって、全人類の全ての金の動きが監視可能になる。
ブロックチェーン革命によって、自由な社会が実現されるのか、それとも、全てが監視される監獄社会になるのか、現在は、その分岐点にある。
コインチェックのような「カス中のカス企業」がNEMをコールドウォレットに入れておらず、マルチシグにもしてなかったために、ハッカーにまんまと580億円相当も盗まれてしまったなんていうマヌケ過ぎる話は、この際、どうでも良い。
こういうバカげた事件を通して、それぞれのオルトコインは追跡可能な機能を備えたり、マネーロンダリングできない仕組みを作ったり、さらに進化してゆくだろうし、最終的には「盗む価値がなくなる」機能を備えた暗号通貨だって生まれるかもしれない・・・・・ということを書いてる最中にも、Plasma Cashのニュースが飛び込んできた。
2018.3.9.パリ
パリで3月9日に行われたイーサリアムコミュニティ会議に、ヴィタリックがサプライズで出席し、2017年8月から発表されたスケーリング解決のためのPlasmaに続く、Plasma Cashを発表した。
Plasma Cashはヴィタリックと開発者のダン・ロビンソン、カール・フローチによって開発された。
Plasmaをよりスケーラブルにし、一般ユーザーたちの必要動作環境を大幅に緩和する方法として提案された。
Plasma Cashの特徴は
・Plasma coinを発行し、ユーザがトークンを容易に追跡できる
・取引所でハッキングが起こっても、ユーザーは資産を失わない
Plasma Cashのシステムではユーザーの資金を直接扱うのではなく、取引所が注文書の機能を提供し、プラズマの契約を通じて、損失を保証できる。
「取引所がハッキングされた時でも、ユーザーの資産が失われることはない」
とヴィタリックは語った。
すげーーーーー。
まさに未来の通貨だーーーー。
これまでの歴史上なかった、画期的な機能を装備した暗号通貨!
これにより、良貨は悪貨を駆逐するだろう。
素晴らしすぎる。
このように、これまでの歴史上の貨��にはなかった画期的な機能が、進化する暗号通貨には備わりつつある。
量子コンピューターですら解けない暗号を備えた通貨も開発中。
暗号通貨の未来ははかりしれない。
私たちは、人類の叡智を結集して、ブロックチェーン技術を、小数の特権的な管理者の手に渡さず、自由な未来を実現するために生かさなければならない。
インターネット革命の失敗を、ブロックチェーン革命で繰り返してはならない。
<読書メモ>
ブロックチェーン革命
分散自立型社会の出現
野口悠紀雄
はじめに
p4
間違った説
① なぜビットコインがまやかしか、という説明で
「中央銀行のような管理主体がなければ、通貨は機能し得ない」という論理
② コンピューターサイエンスでの説明
「互いに信頼できない人々が形成するコンピューター・ネットワークが機能し得ないことは、『ビザンチン将軍問題』として知られている。この問題を解決する方法は無い。したがって、ビットコインの仕組みは成立し得ない」
p5
2014年2月23日 マウントゴックス破綻。
この事件は、ビットコインの脆弱性ではなく、その強靭性を示した。
なぜなら、泥棒は、価値が無くなるものは、盗まないからである。ビットコインの価値が破綻しないからこそ、盗むに値する。
泥棒の基本法則:泥棒は価値がないものは盗まない
p6
JPモルガン・チェースCEOジャイミー・ダイモンは、ビットコインは17世紀オランダのチューリップ球根バブルのようなものだと嘲笑した。
2014年3月投資銀行ゴールドマン・サックスは報告書で
「ビットコインは通貨ではない。信奉者は頭を冷やして出直すべきだ」とした。
p7
ところが、2016年までの間に、世界は変わってしまった。
ビットコイン2.0 または、ブロックチェーン2.0 に進化した。急速な変化。
p8
ブロックチェーン以外のフィンテックも、生活を便利にするだろう。
しかし、パラダイムの変革をもたらすような技術革新ではない。
p9
飛行機が革命であったように
インターネットが革命であったように
ブロックチェーンは革命である。
インターネットは社会を変え、経済をリードする主役の交代をもたらした。
しかし、当初予想されていたように、社会はフラット化することなく、小数の大企業が世界を支配するようになった。
アルファベット(グーグル)、amazon、アップル、マイクロソフトのことだ。
なぜ、このような寡占状態になったのか?
本質的な理由は
インターネットの世界では、何が正しいデータかを確かめることが容易ではなかったために、小組織や個人が信頼を確立することができなかったから。
組織が大きいことが人々の信頼の基礎になったから。
ところが、ブロックチェーン技術は、組織に頼らずに、何が正しいかを立証することを可能にした。それが実現することにより、社会は大きく変わる。
組織に頼らずに、個人の力を発揮できる社会が実現する。
経済活動の効率が上がり、組織のあり方が変わり、人々の働き方が変わる。
人々が直接に連絡し、取引する社会が実現する。
p10
しかし、正反対の可能性もある。
銀行などの大組織がプライベート・ブロックチェーンを利用して、効率性を高める可能性だ。この場合には、ブロックチェーンが信頼を確率するのではなく、組織がそれを保障することになる。したがって、大組織が社会を支配する構造が続く。
通貨について言えば、中央銀行が仮想通貨を発行して経済をコントロールする体制。
『1984年』のビッグ・ブラザーの世界だ。
つまり、ブロックチェーンが引き起こす社会変化は、正反対の2つの結果があり得る。
どちらが実現するか?
今、岐路に立っている。
p21
序章 ブロックチェーンが地殻変動を引き起こす
人や組織を信頼しなくても安心して取引ができる trustless system
重要なのは2点
① 管理者が存在せず、自主的に集まったコンピューターが運営しているにもかかわらず、行っている事業が信頼できる
② そこに記された記録が改竄できない
ブロックチェーンがもたらす社会のことを
trustless system
「信頼できないシステム」ではなく
「個人や組織を信頼しなくても安心して取引できるシステム」のこと
p22
trustless trust systemとも言われる。こちらのほうが正確な表現。
これまでは
経済取引は、相手を信頼しないと成立しないと考えられてきた。
どんな事業でも、必ず管理者がいた。
管理者が事業のすべてに責任を持つ。
管理者が信頼できれば、人々は取引をする。
ところが
ブロックチェーンを用いた事業では
事業の進め方はプロトコルとして定めてある
プロトコルとは、コンピューターが従うべき手順の規則集
したがって
管理者がいないにもかかわらず、信頼できる。
これは、それまでの常識を完全に覆すもの。
この発明はあまりにも革命的だ。
経済的価値をインターネットで送ることができる
従来のインターネットでできなかったこと
① 貨幣など経済的に価値あるものを送ること
② 信頼性を確率すること
p24
ブロックチェーンを用いることで、経済的価値をインターネットで送ることができるようになった。
p25
これまでのインターネット → 情報のインターネット
ブロックチェーン → 経済的価値のインターネット
p26
社会を構成する新しい方式が見出された
これまで社会を形成する2つの基本的方法があった
① 計画と統制によって行う
賢人政治。
しかし、実際には全知全能の賢人は存在しないので、計画・統制システムは、独裁権力者による強制政治になる。ソビエト連邦がその例。
ソ連をはじめとする社会主義経済国家は機能不全に陥り1990年代初めに崩壊した。
p27
② マーケットにおける取引を基本として社会を構築する
アダム・スミスが描いた経済システム
社会を構成する人々は、各人がもっとも適切だと思う方法で、自ら望むところに従って行動し、他の人と取引する。必要に応じて仕事を分業する。��れらの取引は、マーケットを通じて行われる。結果として、分配が決定される。
政治的な指導者はいるが、彼らは選挙で選ばれる。これもある種の市場取引。
p28
「彼自身の利益を追求してゆくと、彼は、おのずから、というよりもむしろ必然的に、その社会にとって、もっとも有利な資本の使い方を選ぶ結果になる」
(『諸国民の富』岩波文庫 第4篇)
p29
中央管理機関が存在しなくとも、ブロックチェーンを用いることによって、通貨の取引を、高い信頼性で実行できることが立証された。
p30
金融業は、広義の情報産業のひとつ。
情報技術によって大きな変化が生じるのは当然。
現在、金融業で行われている業務の多くは、情報の仲介。
これがブロックチェーンに代替されれば、中間業が不要になるので、コストが低下する。
銀行や証券会社が行っている業務の多くが、ブロックチェーンによって代替されれば、消滅するかもしれない。
p31
ブロックチェーン技術の、土地登記をはじめとする公的な登記や登録への活用が、すでに、いくつかの国で実施されたり実験が行われている。
p32
ブロックチェーン技術は、Iotでも重要な技術となる。
p35
世界はいまブロックチェーンという新しい技術の潜在力に気づいた。
金融の分野だけでなく、Iotやサプライチェーン、医療や教育の分野に用いられている。
すでに300近いプロジェクトがある。
もちろん失敗するものもあるだろう。しかし、いくつかのプロジェクトは成功して成長し、社会のあり方を大きく変えていくに違いない。
問題は、これらの中に日本発のものが殆ど見られないこと。日本は、世界の潮流から取り残されている。
p39
第1章 ブロックチェーン革命の到来
ブロックチェーンとは、公開分散台帳。
誰もが参加できるコンピューターの集まり(P2P)によって運営され公開される。
データの改竄ができないようPoWという仕組みが導入される。これにより、組織の信頼に頼らずに、信頼できる事業を運営できる。
p40
1ブロックチェーンの機能とメカニズム
ブロックチェーンは従来の情報システムと比べると
① 記録が公開される
② 分散的な仕組みで運用され、管理者が存在しない
③ そのため、運営コストが低く、システムがダウンしない
④ 事業主体である組織を信頼する必要がない
という特徴がある
P2Pは、対等な関係にある複数のコンピューターが直接接続しあい、データを送受信するネットワーク。
PoW(Proof of Work)という仕組みによって、記録を事実上改竄できないようにしてある。改竄されていない唯一の真実としての履歴記録が、P2Pネットワークのどのコンピューターにも存在することになる。管理者が不要なので、低コストで運用できる。
p55
ブロックチェーンを用いれば、組織を信頼することなしに真正性を保証できるために、インターネットの世界で経済的な価値を送れる。
p56
プロトコルを書き、それを維持し改善する団体や組織が存在する。
た���し、ビットコインは例外。最初の論文を書いたSatoshi Nakamotoが誰なのか、いまだに分かっていない。
分散システムは攻撃に強い
中央管理的システムは、データを管理する中央コンピューターがダウンすれば全体がダウンする。
しかし、ブロックチェーンは、どれか一つのコンピューターがダウンしても他のコンピューターに同じ記録があるので、システムは動き続ける。これはゼロ・ダウンタイムといわれる特徴。
p58
ブロックチェーンで清算・決算コストを4分の1削減できる
全世界の金融機関で清算や決済にかかるコストは、毎年650億ドルから800億ドル(6.5兆円~8.0兆円)ほどと言われている。
p59
2016年5月、ゴールドマン・サックスはブロックチェーン導入の影響の推計を発表した。
ブロックチェーン技術の導入によって、証券・資本市場の清算・決済コストが、全世界で年間110~120億ドル削減される。
住宅の保険では
アメリカだけで年間20~40億ドルの費用削減が可能。
コストが下がると、利用者の負担が下がるだけでなく、新しい経済活動が可能になる。
特に、国際送金と小額送金マイクロペイメントの面での効果が大きい。
インターネットは、地球規模での情報送信のコストをゼロ近くまで下げた。
それと同じような変化が起きる。
・・・・・・つづく