紙の本
いまをときめくキャバ嬢になれ!
2011/08/23 14:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
大規模な金融危機の影響で世界トップクラスの経済大国の地位から滑り落ちてしまった日本は、再起を図る新たな経済モデルを模索するため、大規模な社会実験を行っていた。それが自立都市。
外部との一切の流通を遮断し、内部で全ての生産・流通・消費を行い、その過程を分析する実験。その担い手は、15歳~22歳までの学生たち。毎年、1万人ずつ入れ替わりが行われる都市では、大学までの学業を保証する代わりに、学生たちは一人一つの職業に従事しなければならない。
黒部奈斗が割り当てられたのは、キャバクラのボーイ。クラスメイトで高飛車お嬢様の宮ヶ瀬瑠花はキャバ嬢として、同じ店に勤務することになった。しかも、同期のキャバ嬢、二風谷真琴と畑薙彩香と共に、チームを組まされた4人は、同じ家で共同生活を申しつけられるのだった。
ところがこのチームを取りまとめるのは、なかなか大変。瑠花はわがままでサービス業の対極に位置する性格だし、そのわがままさを嫌う真琴とは一触即発の状態。彩香はそれを少し離れた所から見つつ、適度にフォローを入れてくれるのだけれど、やはり彼女にも何かありそう。それを何とか管理するのが、新人ボーイの奈斗の仕事なのです。
設定の割には現時点で都市部の生活しか見えないので、設定の甘さを感じなくもないのだけれど、それを置けば、サービス業中のサービス業であるキャバクラを舞台にしているのは面白い。まあ、あえて学生をキャバ嬢にした理由はいまいち分からないけれど、電撃文庫で書く上には必須なのでしょう。
こういった方向性の作品には「都立水商」という先達がいるので、それとはあまりかぶらない方向で物語が進むと良いなあ、と個人的には思う。
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前作と題材や雰囲気がだいぶ違うのでどうなのかなーとドキドキしながら読み始めましたが、登場人物がみんな温かいところや読み終えた後にほっこりするところなど、さすが愛日さんの作品だなと思います。瑠花は性格悪いし何だコイツ!と思う面もありますが読み進めていくうちに一生懸命な彼女を応援せずにはいられなくなる魅力が。頑張ってほしいな。作者ご自身が店長をしていらっしゃるので愛日さんの目線からこれから働く人たち、今働いている人たちに伝えたいメッセージなんかもたくさん含まれているのではと思ったのでした。
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キャバクラ舞台という設定は面白かったけど、なんか消化不良感が半端ない。今回は顔見せのみで次巻から本番なんだろうか。
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続きが気になる程度にそこそこ面白かったよ.
高校生から大学生までの学生が自治をする学園都市では
高校1年生のときに能力や適正などによって
学園都市にいる間に従事する職業を割り振られる.
拒否権は無い.
主人公のナイトくんが就く事になったなった仕事はキャバクラのボーイ.
そして彼の担当になる3人の少女たちと同居することに.
仕事の管理から女の子たちのメンタルや体調管理も仕事のうちだとか何とか.
ワガママお嬢様,ほんわか天然美少女,クールでミステリアスという
タイプの違う3人のキャバ嬢と同居しつつ
キャバクラで働いて成長していくわけですね.
今回はクラスメイトでもあるワガママお嬢様メインの話.
ということで今後他のキャバ嬢メインの話をやってから個別ルートへ(○_○)
教師を等一部を除いて学生だけの都市なのにキャバクラって….
まぁ,自活都市ということで全てを都市のみでまかなって
学生だろうと大人として扱う,ということらしいので良いのか?
まぁ,「※この物語はフィクションです.」ということだけども.
続きが出れば読んでやろう.
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学生が職業を持つ自由都市で高校1年生の主人公が適正だと選ばれたのはキャバクラのボーイ。
そのキャバクラ「Club Butterfly」で送る学園キャバコメディ。
世界設定に多少無理があるところがあるけど、展開やキャラ、テンポ共に申し分ない出来。
作者が女性のためかその辺がヒロイン達の心理描写がいい感じに描かれていて十分楽しむことができたと思う。
高校生がキャバクラという設定も自立を目的としたモデル都市という舞台としていることで受け入れられる。
今後はこの主人公:ボーイ、ヒロイン:キャバ嬢という設定をどう生かしていくかで物語の善し悪しは変わってくると思うし、広がり方次第ではもっと楽しいことになると思う。
ラブに力を入れるのだけはやめてほしいかな。
期待の意味も込めて ☆5
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キャバクラでの仕事を通じて主人公とヒロインが成長していく過程が良く描けていた。
まだ一巻なので恋愛要素はあまりなかった。このようなジャンルには珍しくエロい場面が少ないこと、女性の心理描写が多めだったのが新鮮だった。
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全3巻完結。
キャバクラ純愛物語、といった感じ。
全力を出しきれなかった感じ。全力を出したらラノベ的についてこれないと、加減したのか、惜しい。
もっと続けてくれて、ナンバーワンを巡る女の戦いが見たかった。
指名するなら彩香かな。