紙の本
今となっては古いが、アイデア出しの基本をおさえるには優れた本
2012/04/01 18:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:JOEL - この投稿者のレビュー一覧を見る
アイデア出しに困っている人には好評の本だ。ネット上でも評価が高い。しかし、2003年の本だからいかにも古さは否めない。今では、iPadやiPhone、グーグルなどをフル活用した仕事術の本が百花繚乱だ。そんな中、本書はだんだん目立たなくなってきている。
ただ、最近の仕事術の本は、けっこう使いこなそうという意思がないといけないので、使いこなすことが出来ずにいる人も少なくない。
本書はアイデアを考え、企画をまとめるためのごく初歩的なヒント集になっているので、だれでも実践できる、社会人になって、3-5年程度の、アイデア出しに苦しんでいる若手には有用だと思う。
マダラートという9つのマス目を埋めて、無理にでもアイデアを拡げる工夫やマインドマップ、ブレストなど仕事術の基本がもれなく紹介されているので、企画会議でまごついている若手社員は、こうしたヒント集から得られることが多いに違いない。
これに満足できない層は、いまではたくさんあふれる最新の仕事術の本に手を出せばよい。基本を手軽に押さえる本として、新人研修などで使える本として、すすめられそうだ。
まずは手にとって、自分に有用かを見極めて選ぶといいと思う。
紙の本
この本も「考具」?
2004/02/04 23:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あっちなっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本の中に「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」という記述があります。
1000編以上のSFショートショート小説を書き上げた故星新一氏は、ストーリーのアイディアは「異質なものを組み合わせる」ことから生まれると、その生みの苦しみとともに「きまぐれ星のメモ」という本で語っています。
この本で紹介されているのは考えるための道具である「考具」の一部ですが、案外、自分では意識してなくても、オリジナルの「考具」を作り出しているかもしれないと、感じました。
日々、「考えること」を意識することが大切なんでしょうね。
投稿元:
レビューを見る
情報収集・思考に敏感な人にとっては「目新しい」というこは無いかもしれませんが、よくまとめられ、実例も上手く表現されていてオススメの本
投稿元:
レビューを見る
ひとつの考え方として自分の物事の見方を整理するのにいい本です。ときどき読みかえさないと忘れてしまいますが。
投稿元:
レビューを見る
僕がすごくお世話になった方からいただいた本であり、初めて読んだビジネス本かも。。。
すごくタメになりました。
投稿元:
レビューを見る
最近、論理的思考に関する本を読むことが多かったので、創造的思考に関する本でバランスをとろうと思った。そこで去年話題になってそのうち読もうと思い果たせずにいたこの本を読んでみた。この本は広告代理店の博報堂に勤める著者が、全くアイデアが出なかった新入社員時代から、経験を積んでいく中で培ってきた考えるための道具−考具−を紹介している。
まずは、アイデアと企画の違いを、自由奔放な発想である"アイデア"と実現可能なプランに落とし込んだ"企画"と定義していて、その定義に基づいて、情報が入る→アイデアを拡げる→企画にまとめる、という基本的なクリエイティブに考えるというプロセスを提示している。
その上で、情報が入る、アイデアを拡げる、企画にまとめる、という各段階で使う考具を紹介している。例えば情報が入る段階では、カラーバスという考具。まず、今日は「赤」というようにその日の色のテーマを朝起きて家をでる前に決める。そうするとなんとなく赤色のものが自然と目に入ってくる。色で縛っているだけなので、普段だったら結びつけて考えないもの−例えば信号機とポスト−をふと結びつけたりする。そこから新しい発見が蓄積されていく、というもの。明示されてはいなかったが歩いていたり電車にのっている間、ぼんやり過ごすのではなく、町の情報に注意を払おうという意味もあるのだと思う。
広告代理店のヒトだけあって語り口は軽妙でストレスなく読める。僕はいわゆるアイデアマンではない。非連続にアイデアを思いつくより、論理の連続性を突き詰めたいほう。でも、創造的思考が求められる場面もある。考具は21種類紹介されているので、僕にも使えそうなものから、少しずつ試してみようかなという気にさせてくれる。ちなみに今日は緑色にした。明日は黄色にしてみよう。
投稿元:
レビューを見る
いろんなワザがありましたが、もう忘れました。傍らに置いておいて、行き詰った時に手に取る、という使い方が良いのか?
投稿元:
レビューを見る
考えるための道具なんて、お恥ずかしながら考えたこともありませんでした。最近、考えるための道具が必要なお仕事に就いたので、一度読んだ本は二度と読むことのない私ですが再び読み始めました。
投稿元:
レビューを見る
「困った〜! いいアイディアが思い浮かばない〜! 締め切り近いのに〜!」そんな時はこの本の適当な場所を開いてそこに書いてある通りの方法を試してみましょう。たちどころに問題を解決してくれるはずですよ。「考具」まさしく考える為の道具が満載なアイディアマン必携の一冊です。いい企画がないと嘆く前にご一読してみてはいかが?
投稿元:
レビューを見る
かなり実践的なアイディア本。発想とか企画に関して、私のバイブル。これ一冊読むだけで、日常生活の景色が変わる。
投稿元:
レビューを見る
考えるためにはそれなりに道具がいる。僕はそういう道具が好き。
ホントは「考え」のほうが大事なんだけど。
投稿元:
レビューを見る
『アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない』の定義には同感。メモ用紙とペンを近くに用意しておこうと思ってみる。
投稿元:
レビューを見る
【目的】
考えるヒントを得る
【引用】
【感じたこと】
【学んだこと】
カラーバス
・・・ひとつの色に注目して一日を過ごす。
無意識だったものを意識化して認知する。
マンダラート
・・・9つのマスの中心にテーマを書き、残りの8つのマスに連想することを書き込んで、その8つのマスに書かれた1つの言葉を中心にさらに8つを書いていき、それらを組み合わせることで新しい発想を生む。
アイデアマラソン
・・・毎日アイデアを記す。通し番号を振る
投稿元:
レビューを見る
タイトルに惹かれたけど、マンダラートとか既に存在する方法の紹介も多し。煮詰まったらトライしてみたら。
投稿元:
レビューを見る
「アイディアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」
だから、いろんな情報を集めて、
収束していくことが需要だとこの本は説く。
そして、そのための技法をいろいろと紹介している。
マンダラートも、マインドマップも、
それについて書かれた本は読んだことあるけど、
いまいち馴染めなかった記憶があります。
どうも本を読んだ時の印象は、
対面から、
「この技法はこんなにすごいんですよ」って、
説得されているような気がして、
ちょっと気乗りしない感じがしてました。
だけどこの本では、
横手から、
「この方法はね、僕はこういう風に使っているんだよ」って、
フレンドリーに話しかけてくる感じがして、
とても親しみやすいです。
こんな感じで、21もの考具が紹介されています。
本の最後で、著者から
"この本を読み終えて、そのまま何もしない人が99%いる"と挑発されたので、
とりあえず僕は、僕にとってとっつきやすそうだった、
考具その20アイディアマラソンからはじめてみようかと思ってます。