紙の本
龍臥亭幻想 下
2022/06/08 21:46
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投稿者:Keito - この投稿者のレビュー一覧を見る
謎深き死体の出現
森孝魔王なる伝説の人が事件を起こしたのか?
そしてまた起こる事件
最後の謎解きといっていいのか分からないけどその部分が読んでいて切なく悲しくなりました
紙の本
最後はスッキリ
2020/06/21 04:02
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
下巻ではバラバラにされた死者が蘇って復讐をするという謎が。これは何かのトリックなのか、それとも伝説通りの出来事なのか?興味深く読めました。また、どうやって一人の人間をセメントで覆われている地面に一瞬で埋めることができるのか、についてもスッキリ解明!出てきた人たちも皆魅力的でしたが、最後に残された育子がかわいそうに感じました。龍臥亭事件も良かったけど、こちらも負けずに良かったです。
電子書籍
物足りない
2019/01/13 22:39
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
石岡和己は事件の立会いと当事者として多少行動の方針を決め、黒住が菊川神職に復習をすることを阻止するなどで貢献しますが、謎解きには一切貢献していません。御手洗が与えたヒントで大瀬真理子消失の謎を解いたのは警視庁の刑事でしたし、「森孝魔王」の伝説になぞらえた事件の真相は犯人の死後に告白文が石岡に届けられることで明らかにされます。因縁深い龍臥亭、因習と迷信に囚われた村社会が現代に生きる貝繁村という舞台に、100年前に龍臥亭の前身となる湯殿を立てた関森孝にまつわる伝説と死体を動かし悪者を成敗するという森孝の鎧に関する信仰が絡み合うストーリ展開と雰囲気は興味深いですが、石岡はもうちょっと頭を使ってもいいのではないかと少々不満が残ります。そうでないなら御手洗潔をもっと出して欲しいみたいな。
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投稿者:りこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻の続きですが、回想的なものが多い。
やっぱり石岡さんだけではどうにもならず、物語はスッキリ解決しない状態で終焉を迎えますが、最後に……。
本当に悲しい、腹立たしいお話です。
こんな村があるなんて、やりきれない気持ちになりました。
が、サプライズで吉敷さんが登場するのが嬉しいです。
今度は御手洗さんと共演して欲しいなあ♪
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2007/10/15 Amazonにて購入。
2012/6/23~6/23
ううむ、このトリックは!此処の所の島田作品に顕著な強引なあまりに強引な。まあ、御手洗、吉敷が揃い踏みしたのが読みどころか。
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作者が送り出した御手洗潔と吉敷竹史の推理など読者サービスも忘れていません。
私は、地方の伝奇ものが好きなので、引き込まれて一気に読んでしまいました。
最後まで読んでみて、なるほどと思うことも多く、もう一回読み直してみようと思っています。
龍臥亭事件については、図書館から借りたので手元にないのですが、文庫にもなっていることだし、もう一度読み直してみたいとも思うので購入しようか、考え中です。
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御手洗さんの電話探偵の姿よりも私的にはもっと動く御手洗さんが読みたいなあ。けどこの事件はなんとなくだけど、犯人が分かってしかもそれが当たっていて嬉しかった。
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最近はいつもいつも騙されたような思いばかり。御手洗と吉敷が共演するからと期待して読む。2人とも冗談のようにぽっちりそれぞれの関係者に通話一本。あとは妙に間延びしたようなしゃべり方に我慢し、閉塞社会の弊害についてお説拝聴し、心温まることもなく2冊の本が終わった。幻想と言うタイトルは確かに正しいのかもしれない。
作者は初期から一貫して、「日本人の」縦割り社会、上にへつらい下に当たる人間性を非難してきた。最初のころはお説ごもっともと思っていたけれど、今では責難は成事に非ずの感が強い。ただ不満をわめけばいい若者ではもうないのだから、どっぷり浸かってあがく吉敷タイプにせよ、我関せずを貫く御手洗にせよ、何か改善に向ける提案があってもいいと思う。
最近は毛色の違うものも書いているようだが気軽に手に入らない今、手を出すのも勇気がいる。もうあまり失望ばかりしたくない。
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タイトル通り、幻想的な事件。凄惨な事件ではあるが、龍臥亭事件のような凄惨さ、猟奇性はあまり感じられない。個人的にはこっちの方が好み。
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かつて「異邦の騎士」で語られた
好きな女性を救えずに死なせてしまった過去を持つ
石岡さんが、以前の自分と同じように
好きな女性を殺されてしまった
黒住という青年が登場し、彼を止める役割を持つことになる。
かつて、御手洗がそうしてくれたように軽挙を諌め、
力の限りを尽くして過ちを犯させまいと奮闘する。
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島田荘司ワールドを堪能できる大作である。出番は僅かながらも、御手洗と吉敷の登場には拍手を送りたくなるし、伝説の魔王の復活シーンは今目の前で起こってるかの如く思えた。
しかし、最も胸が熱くなるのは、石岡和己が愛する人を失った黒住青年を留めるところ。二十数年前、井原の家の前の御手洗と石岡が甦る。
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怖かったけど面白かったです。
御手洗さんもよしきさんもゲストとして登場していて豪華でした。
さとみちゃん可愛いですね。
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不可解な条件での死体発見や殺人が、やはり最後にはきちんと説明がつく。伝説の悪霊が現れて、殺人を繰り返すように見えていた事件も、犯人がいて動機があった。
犯行の動機についても読ませる、面白い作品だった。
ただ、問題が解ける爽快感は無かったかなー。
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上下巻読了。
「龍臥亭事件」のその後のお話です。神社で忽然と消えた女性。地震で土中から現れた死体、村の悪人を退治してしまう森孝魔王の再来、謎の手紙…。肝心の謎解きは無理があると思いましたが、著者の特長である強引にまとめ上げる手腕と日本人論は見応えがありました。
また、今回は御手洗潔と吉敷竹史が競演する「おまけ」もあり、ファンには堪らない一冊だと思います。
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櫂が行方不明のまま
続いて、日照の死体が発見される。
旧日本軍の研究所で行われていたという肉体縫合の手記。
さらには、森孝魔王が鎧姿で蘇り、
石岡らの目の前で菊川を殺して消えた。
吉敷竹史シリーズは全く読んだことがなくて
この話で初めて吉敷さんを拝見。
今回は石岡君じゃなくて、電話の御手洗と最後に現場に現れた吉敷が
解決した感じ。
あ、でも最後まで残った森孝魔王の謎は
石岡宛に届いた手紙によって真相が解明される。