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【僕らが悩み、失敗し、「何者」でもなかった頃の話をしよう】自信を失い鬱状態に陥ったこともあるという山中伸弥教授を始め羽生善治三冠、是枝裕和監督、山極壽一京大総長が挫折の時を語る。
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タイトルがかっこいい笑
そして、今は「何者」になった方たちの若い頃の話ってのは勇気をもらえる。
山中先生は30歳でアメリカに行ったのが転機だったらしい。私もまだまだこれからだな。
羽生善治は、父親に顔が似ててなぜかいつも親近感がわく。
ミスをしたらその時点から見る。
はっきりと自分が確信を持てるものは、逆に相手も読みやすい。自身も確信を持てないものの方が、結果的に良かったりする
是枝監督
人間は思ったよりも見ていない。
だから撮る。
山極さん、京大学長
ゴリラ研究
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久しぶりに良い新書に出会えた。
様々な分野の先生方、誰でも名前を知っているような方々がどうやってそうなっていったか、「何者でもなかった頃」が見えるようだった。
確かに元々持っていたセンスはあるのかもしれないけど、そういった方でも道を迷いながら、それでも興味を追求して今があるのだと思った。
私も人生に一本の線がひけるような人になりたいと思う。
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お手軽な本といえばお手軽な本だけど、メンバーに惹かれたことと編者への興味で読む。意外性はないが、穏やかに良い。
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何においても、まず、とても読みやすい。
新書とは疎遠の人間でもサラサラ〜っと読めてしまう。特に聞き手や対談相手に生物寄りの研究者の先生が多いこともあって、高校生物程度の知識がある人ならなおさら読みやすいのではないかな(少なくとも生化学をかじった私にはストンとくる話が多かった)。
あと、帯の先生方の笑顔がとても良い。私はタイトルよりも、聞き手よりも、対談相手よりも、なによりも帯に惹かれて買ってしまった。いい買い物だった。
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一廉の人達と市井との距離を縮めようという意図で綴られた書.学ぶべき点が明文化されている点も素晴らしいし,汲み取るべき姿勢も多々ある.なによりも,表紙の帯に示された5名の生き生きとした表情と目が全てを物語っている.
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京都産業大学での「マイチャレンジ・・・」という講演・対談をまとめられたものです。ホストの永田先生が会って話をしたいという方々を呼ばれているのですが、その方々がとても今最も旬の人で、とても楽しく読ませていただきました。すごい人の人生を知ることで、学生に自分にもできそうだと思ってもらうという趣旨があり、そのためいろんな苦労や失敗談も書かれています。そしてどんな思いでこの仕事をされているかというところは、仕事をする人間としては誰でも読んで感銘を受けるのではないでしょうか。このような姿勢で仕事ということをしていくこと。それは人生を豊かにするのだということがわかるように感じました。
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この対談、生で聴きたかったー!
それぐらい豪華メンバーです。
皆さん面白かったのですが、
一番は山極先生かなー。
ゴリラバカ、最高!!
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この本は、所謂「偉人」に近い人を、若い人が憧れを持って、目指したくなる存在として、感じてもらうことを意図して作られたものだという。
当方、語っている人と年が近いため、その意図からすると、もとより対象外ではあるが、それでもなかなか面白く、発見することがあった。
良き本。娘達にも見せてみよう。
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[2017.04.21読了]
大学で、各界の著名人を集めて講演や対談をしたものがもととなった書籍。見ればわかるとおり、一流の方ばかりで、一冊にこの4名の人生が凝縮されている。
(山中先生)iPS細胞の山中先生。私は別の本でも読んでいたが、外科医としてうまくいかなかった挫折のさなか、チャンスをつかみ研究の世界へと足を踏み入れたこと、また、うつになりそれを克服した話など、とても勉強になることばかり。
研究者は自分の分野に関して「すごい!」と驚きを
感じられる人が向いており、また9割は失敗であるので「失敗の連続に耐える力」が大切だと述べる。
(羽生氏)
プロ棋士の羽生氏。非常に論理的な考え方をしており、直感も大変優れておられる。以外だったのは、結構「奇策」を試合でも使っていること。
「何か変わったことをやらなければ事態は好転しませんから」と、物事に幅や深みを持たせるためには奇策も必要だと言うことだ。失敗したときは「そんなこともあるさ」と気持ちを切り替えよとアドバイスされる。また、「子供の頃将棋のコマを動かすのが楽しかったが、プロになったらそのような楽しみを捨てなければなりません」と、プロとしての厳しさも垣間見えた。
(是枝監督)
「そして父になる」の是枝監督。映画において重視していることは、「ステレオタイプにならない、色々なものに接すること」だと。様々な映画を通して、表現することとは何か(説明することとどう違うか)とか、人の一生や2時間の映画という「時間」の話など、様々な切り口でお話をされる。「そして父になる」で福山さんが演じたように「人間には嫌な部分もあり、それが本質でもある」と。
(山極先生)
現在京都大学総長をされている山極先生は、猿やゴリラの研究者で、過去何冊か読んだこともあった。
「ゴリラのストーカー」と自称するほどである。全てゴリラの話なのだが、それを通して、師匠との出会いや確執、アフリカの難しい情勢など様々な話が交錯する。初めて知ったが、ゴリラが顔をのぞき込むのは親愛の情の表現らしい(猿と逆だ)。
ゴリラを見て、人間は同じだと言うことに気付いて、対立をやめてもらえたら嬉しいとも述べられた。
ゴリラは言葉を話さない代わりに、裏がない。人間は言葉やシンボル(そして最近はインターネット)を持つことにより逆に遠距離化しているのではないか、とも述べられる。なるほど、ゴリラからこれほど多くのことが学べるのか。
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世間では成功者と呼ばれる、四名の著名人らの対談集。
著者によると、活躍の裏に隠された、今までの苦労に焦点をあてたとのこと。しかし対談内容の多くは、彼らの仕事・生き方に関する考え方が占める。先人の失敗や体験を知り、ロールモデルに生かしたいと考えた自分にとっては、その目的をあまり果たすことはできなかった。
とはいえ、貴重な対談であることは間違いなく、多様な知識や考え方を学べるだろう。
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山中伸弥氏、羽生善治氏、是枝裕和氏、山極壽一氏との大学での講演・対談集。
興味を持った対象について諦めずに深めていくこと、予想に反した出来事が起こった時に進んで受容することが大切。そして、4人ともその道を極めたと言っていい方々だけど、夢を持っていて、それを示せることがすごいと思うし、見習いたいと思った。
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山中先生の話が一番印象的でした。
それ以外の方は昔からそれなりに天才なのかな。
特に羽生さんは子供の頃から少し違いますね。
ミスが起きたら引きずらず、そこから勝負開始と切り替えるという考え方はとても参考になりました。
この本の素晴らしい点は、この本に登場するスターと自分の差が少しだけ近く見えることです。
これまでは何周遅れているのか、はたまた同じ競技をやっているのかすらわかりませんでしたが、そんな方々が少し身近に感じることができる良書でした。
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著者の誰か1人でも興味があれば。タイトルの通り、進路に悩む中高生にも。
3分の1手差を感じる羽生の感覚。
自分のシナリオに合わせて現実を歪曲するTV業界人のカミングアウトは、うん、そうだよね感。
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「みんな悩んで大きくなったんだ」とあらためて。でも、やはり生まれついての頭のレベルと悩みのレベルが違うと思う。