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主婦の友
2018/05/24 00:35
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれあり。
主婦の友100周年記念の本。
過去の記事をまとめたものですが、読みものとして面白かったです。
高度成長期くらいまでがやっぱり読み応えありますね。洋裁や洋食とか。
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古い写真の中に、今一つあか抜けない料理が並んでいる。
料理も地味だけれど、盛り付けもイマイチ。
それもそのはず、
写真に登場する料理は、大正時代から昭和初期にかけて撮られた
『憧れの西洋料理』なのだ。
どの時代の料理も当時はきっと、おしゃれで手の込んだ料理だったのだろう。
こうしてみると家庭料理の進化のスピードに
驚かされるばかりだ。
100年前、いやおそらくもっと前から続いていたであろう家庭の『主婦』という仕事。
地味だし、誰も褒めてくれないし
やってもやっても延々と続く毎日の家事を
今より遥かに重労働であったはずの
100年前の女性たちはどうやって、どんな気持ちで切り回してきたのだろう。
時代や食卓にのぼる料理は変わっても
家族を思い家族のためにとがんばる姿は
きっと永遠に変わらない・・・いや、変わらないでいてほしいと思うのでした。
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雑誌「主婦の友」の変遷、社会にとっての「主婦」がどう変わってきたか・・・ビジュアルたっぷりにまとめられたムック。
周年記念発刊本はたいてい内輪の内容がほとんどだが、黒歴史も隠さず自分ツッコミも辞さない、なかなか愉快な内容である。
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雑誌「主婦の友」100周年記念のムック本。
大正~平成期の1100冊から“主婦”の、暮らしの変化を紐解く。
Part1 主婦たちの100年・・・大正~平成期まで、100年分の紙上から
浮かび上がる、暮らしや衣食住、子育て、考え方の変化。
Part2 あの人の料理と『主婦の友』・・・それぞれの時代を代表する
女性料理研究家たちの料理と想いを綴る。
Part3 人気料理の100年史・・・定番料理のカレー、パン、サラダ、
パスタ、カツレツ、洋菓子はどのようにの変化してきたか。
Part4 子どもと楽しむ行事食・・・お正月、お節句、クリスマス等、
紙上で見る行事食の変遷と時代。
継続は力なりだなぁと、しみじみ思う一冊。
大正6年の創刊号から平成20年の最終刊号までの1100冊の歩み。
創刊以来、ずっと“主婦”を対象に作られた雑誌です。
理想の“主婦”へ、衣食住へのの憬れと夢は、
時代を経るにつれて変化し、戦中の窮乏生活での工夫、
電化或いは近代化につれ紙面はより身近になり、
読者と同じ目線になることで、参加型の企画が増えていきます。
特に料理は、かつての憬れがいかに主婦の元に届けられ、
今はあたりまえの家庭料理となったかの変遷が見られて、
感慨深いものでした。関係した女性料理研究家たちについても。
時代は変わっても、“主婦”と生活、衣食住の繋がりは、
変わりなく続くのでしょう。
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近現代の家政文化学を学ぶのにとても役立つ本でした。戦時中の扇動的な記事のことも逃げずにきちんと書かれています。家電や家庭料理の歴史が日本の歴史と連動していることが視覚でよくわかるようになっています。
記事にある、城戸崎愛さんや小林カツ代さんの有難い言葉が身に沁みます。
あと、昭和の料理写真がやばい・・萌える。ストロボ写真の不自然さがそそります(/О\)
紹介されていた、山本直味さんの『温故知新で食べてみた』という本に関心を持ちました。昭和初期当時のレシピを再現。だいぶ斬新なルックス。。美味しいという価値観も時代によって変わってくるのですね。。。