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奔放でありつつも 極端にきびしいところもある 江戸の性
なるほどねっと思いました
市中引き回しは。。いやだぁ
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[ 内容 ]
ふたつに重ねて四つにするは建前で、横行する武士と妻の不倫は示談で離婚。
盛んな衆道も修羅場は陰惨で、男色将軍や大名は女色に転向させるべく家臣が一苦労。
坊主は女犯で晒され、小林一茶は名句のみならず驚きの夫婦生活を記し、武家の女たちは無店舗型風俗に登録して摘発される。
不祥事の記録にみる江戸のビックリ下半身事情とは…。
[ 目次 ]
第1章 将軍の筆おろし、好色な大名
第2章 正室の嫉妬、大奥の淫行
第3章 武士の離婚、妻の不貞
第4章 不品行な文人、野放図な僧侶
第5章 娘を売る親、奔放な若者
第6章 遊里の男女、その悲喜劇
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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一度表沙汰になると厳罰ときに命がけだけど、(表に出ないところ)裏ではゆるゆるというかおおらかというか野放図な江戸の性。
房事が公務だった将軍は辛かったことでしょう。
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この本、スポーツ新聞のコラム的な感じで、江戸時代にあった性の不祥事が乱立されてます。
今も昔も、やってることもあんまり変わらないなと。ただ、周辺の環境や考え方が違うので、情事の後の取り巻きの反応だったり、結果が興味深い。歴史を知る上で、絶対に教科書には乗らないだろうけど、歴史嫌いの学生に読ませると興味沸くかもね。
ただ、あまりにもケーススタディばかりで、食傷になります。
そこから踏み込んだ作者の考察がもっとあると、読み物として深みがあるとは思う。
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江戸時代の醜聞を集めた下世話な1冊かと思いきや、江戸時代の江戸における実態を掘り下げて垣間見ることのできる1冊で、資料的価値も高いと評価できる。
知らないことをたくさん知ることができたので、歴史学を楽しく学ぶという有意義なひとときを過ごすことができた。
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「性」とは不思議なもので、隠せば隠すほど艶めいて、妖しさを増す。
しかし、あからさまに日の元へ出してみると、これほど滑稽なものもない。
本書はそんな奇妙、珍妙なお江戸の「性」を扱う。
妻の不貞や離婚も多かった武士の家。
女性は「従」の立場でありながら、それを覆したり、逆手に取ることもあったようだ。
「主」である男性はその立場ゆえにそう滅多なことでは不祥事を表沙汰にはできない。
下手したらお取り潰しになってしまうかも......そのため、苦渋の決断をしたものも記録以上であったかもしれない。
文人は文人で前をまくっての大勝負、僧侶は女郎買いという破戒をし......。
読めば読むほど呆れかえる。
男女の間で、男性同士で、本妻と妾の間で、刃傷沙汰になることも、記録に残されてしまうもの、はたまた芝居にまでなってしまうもの。
まこと、浮き世は恐ろしげなり。
しかし、だ。
我々は江戸の人々を笑い、貶めることなどできようか。
平成の世でも、不倫だ、三角関係だ、写真は出回る、梅毒も流行る、100年、200年経って、未来人から同じように思われているかもしれない。
その頃には、社会学、経済学、政治学など多方面から学識的アプローチが加えられているかもしれない。
それはそれで興味深い、かも。