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英語学習法のノウハウ本というより、英語力に関するエッセイ本のような内容。
そのため書いてあることは単なる英語学習法指南本とは違って読ませる内容で、モチベーションが高まった。
もちろん英語学習についてもハッキリと指針が示されているので、この本に沿って勉強すれば相当の英語力が付くはずである。
ただし、生涯をかけて取り組むようなかなりの努力が要求されるのは間違いない。
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様々な英語学習法が世に溢れているが、この本に書いてあるような地道な学習がやはり一番重要なのだろう。
著者は、何よりまず文法を理解することを重要視している。その後、品詞分解を伴う精読を行っていく。文法解説がなくとも構造がわかるようになるまで精読をつづける。また、文をまるごと覚えるまで音読&筆写を行う。
とても地道、でもやはりそれが大事なのだろう。
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著者は私と同い年らしい。やはり外国語を深く習得するには文法を学び、大量に読み或いは訳す、いわゆる王道の勉強法が最高であるらしい。結局、英語を習得したその先に何を目指しているのかが明らかでないと、そんな方法はモチベーションが維持出来ないのだが。漠然と使えるようになりたい、だけではダメという結論か。
その先を見据えられるようになるような教育は日本では為されていないからなぁ。明るい未来を求めて一生懸命勉強して、いい会社に入ったのにこき使われて鬱になって廃人、なんてよく聞くところだし。
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読解力の必要性を強く説いています。
そして文法はしっかり覚え、文章も大体の意味ではなく一字一句正確に理解する必要があると言っています。
かなり骨太の学習法で英語を身に着ける、というレベルではなく英語を追及するという感覚の勉強法ですね。
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英語の文法を学び、英文を正確に解釈する力を身につけることのたいせつさを説いた、英語学習法の本です。
著者は、英語の構造を把握して正しく理解するためには、英文法の学習と英文を読む力を身につけることは絶対に欠かせない条件だと主張しています。本書は、こうした伝統的ないしは正統派の英語の学習法を説いた本であり、また井筒俊彦や西脇順三郎といった、天才的な語学の才能をもつ偉人にまつわるエピソードなども紹介されています。
とはいえ、本書とおなじく本格的な英語の力を身につけるための学習法を説いた斎藤兆史の『英語達人塾―極めるための独習法指南』(2003年、中公新書)にくらべると、語り口もふくめて親しみやすい内容になっています。英文の読解力を身につけるために本書で紹介されている書籍も、伊藤和夫の『英文解釈教室』(研究社)がひとまずの到達目標とされており、英語の学習を志す読者にとっては、けっして高いハードルではありません。
特別な学習法が紹介されているわけではありませんが、英語を基礎からしっかりと学ぶことをめざす学習者の背中を押してくれるような内容だと感じました。