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果つる底なき みんなのレビュー

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一般書 第44回江戸川乱歩賞 受賞作品

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みんなのレビュー403件

みんなの評価3.7

評価内訳

403 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

江戸川乱歩賞受賞の経済サスペンス小説!

2016/08/22 09:10

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、池井戸氏が1998年に刊行した小説の文庫版で、彼の早期の作品の一つですが、江戸川乱歩章を受章しているように、内容的にも非常によく練られた作品となっています。内容は、債権回収担当の銀行員が「これは貸しだからな!」という奇妙な言葉を越して死亡します。死因はアレルギー性ショックと判断されます。警視庁の伊木は、死亡した銀行員の妻がかっては彼の恋人だったこともあり、この事件の捜査に全力を尽くします。さて、この事件の背景には何が隠されているのでしょうか。続きは、ぜひとも本書をお読みください。

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電子書籍

良いです

2017/08/09 09:01

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:美恵子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ストーリー展開が素晴らしい。グイグイと引き込まれていきます。ちょっと人が死にすぎなキライがありますが、これはこれでギリギリ感が出ています。
銀行が舞台で、専門用語も出てきますが、それも最小限に留めてあるので、読み進めるのに障害はありません。

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電子書籍

一気に

2017/05/10 19:13

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:tomo - この投稿者のレビュー一覧を見る

読んでしまいました。池井戸さん得意の銀行物です。元銀行員だけあってリアリティもあり、楽しめました。オススメです。

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紙の本

決め台詞、ありましたね!

2023/09/02 21:27

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る

設定や描写について数箇所疑問に感じた点がありましたが、読み始めたら止められなくなった一書。引き込まれるようなリアリティに満ちた迫力ある作品。本書での決めゼリフは「人事をちらつかせれば相手を動かせるという考えが情けないと言ったんだ」(209頁)。印象に残りました。

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電子書籍

さすが

2019/10/06 18:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

社会派の池井戸さん!銀行の話で、少しミステリー感もあって楽しい!
これも是非、実写化してほしい。
人気どころではなくてもいいので、演技派の方で!

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電子書籍

凄い

2017/06/16 19:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タンタン - この投稿者のレビュー一覧を見る

銀行員とは思えない、けど親友の為に!
正義感何て、半端な事じゃなく不正を暴く!
読み終わって爽快って感じでした。
自分も身体はボロボロになっても最後は愛する人がそばに居て素敵な終わり方!

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紙の本

1998(平成10)年に第44回江戸川乱歩賞を受賞しただけのことはある面白さでした。

2017/04/26 00:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

1998(平成10)年に第44回江戸川乱歩賞を受賞しただけのことはある面白さでした。著者のデビュー作とも言える作品ながら、読むのが最後になってしまったのは逆に幸いだったかも。銀行や金融関係の複雑なあり方を判り易く描いて見せつつ、常に人間を見据えた作風の基本が良く見えてきた。金や権力に踊らされる人間と、それを冷静に見つめる人間との対立構図が軸となっている。初出:『果つる底なき』(1998年9月、 講談社)

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紙の本

文句なく面白い!

2011/08/29 20:26

11人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆこりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「なあ、伊木、これは貸しだからな。」「いまにわかる。」
坂本の謎めいた言葉の裏には、いったい何があったのか?ハチに
刺されたことによるアレルギー性ショックで死んだ坂本。だが、単なる
事故ではなかった!その陰には、黒く醜い思惑がうごめいていた。
伊木は、坂本の死の真相に迫ろうとするのだが・・・。

上司と対立し左遷された伊木。これ以上問題を起こせば、銀行マンとして
やっていけなくなるかもしれない。だが彼は、坂本の死の真相を追い
求める。調べれば調べるほど、疑惑が増えていく。「融資」を利用した
巧妙な不正。決して姿を見せようとしない黒幕。その狡猾さには憤りを
感じた。巨大な銀行・・・。その中で人より抜きん出たいのなら、並大抵の
努力では無理だ。一度でも出世コースから外れてしまったら、そこに待って
いるのは絶望的な現実だけだ。そのことが今回の悲劇を生んだのかもしれ
ない。
序盤から中盤、そして終盤へ、その構成力は見事だ。また、銀行内部の
事情も詳細に描かれていて、さすがだと思った。池井戸潤にしか描けない
世界だ。最後まで読み手をつかんで離さない、とても面白い作品だった。

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紙の本

日本の産業史を俯瞰しているようだ

2018/02/04 21:07

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は銀行出身の作家である池井戸潤が発表し、江戸川乱歩賞を受賞した1998年の作品である。主人公は某銀行の渋谷支店で融資を担当している若手行員である。『銀行狐』、『銀行総務特命』は銀行の業務上のトラブルを取り上げているが、本編はそれだけではなく、殺人事件が絡むものである。もちろん、内容には金融関係の材料がふんだんに出てくる。

 池井戸はプロの作家になり立ての頃は、銀行の内部でおこる事件をヒントに、その事件に絡むストーリーを描いていた。私の読了したものだけでも『銀行狐』、『銀行総務特命』、『不祥事』、『仇敵』、『最終退行』などがあげられる。いずれも元銀行員ならではの現実的な課題が登場する。きわめて迫力に富んだ作品である。

 本書は江戸川乱歩省受賞作ということもあり、殺人事件が絡んでいる。銀行、商社、その他の業種の企業でも殺人事件が起こっても不思議ではないが、銀行絡みで殺人事件が発生したという報道はあまり見たことがない。そういう点では本書はやや設定に不自然さが残るのである。

 金融関係で不正があって、捜査2課が動くというのなら分かるのだが、殺人事件というのはどうも素直には受け入れられない。とまれ、小説なのだから何でもありでも結構ではある。もう一つは関係している業種が半導体関係の中小企業であるということであろうか。いかにもモダンな設定である。産業のコメと言われてきた半導体は、メモリー分野の市場は韓国、台湾、中国などの国々に奪われ、それ以外の中核半導体では米国などの国際的企業には歯が立たない。ということは本書の書かれた時代が20年前であるということを頭に入れておくとよいのだろう。

 こうしてみると、日本の産業史を見ているようで、池井戸の小説も様々な角度から見ていくと、興味深いのである。

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紙の本

若い頃の作品と知って、納得

2019/05/26 08:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る

『果つる底なき』は、池井戸潤の出世作。
売れ出してからの池井戸潤をたくさん読んでからこの作を読むと、銀行を描く部分はあまり変わらないというのが、まずは印象に残る。
ただ、後の作品より、ずっとミステリー的。
そして、アクション、バイオレンスが多くてびっくり。
クライマックスでも、かなり血なまぐさい。
ただ、そこにネコや美少女やピアノがからめられて、少しうすめられているかも。
面白かったけど、作者の若い頃の作品と知って、納得する、そんな作品でした。

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電子書籍

古さを感じない銀行推理小説

2019/01/27 05:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:シャイト - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルにあるように1998年に刊行された本ですが、正直私はあとがきを見るまでそんなに昔の小説だと気づきませんでした。
名作はいつ読んでも感動するものです。
600ページじゃくある大作ですが、物語の展開がテンポよく進んで行きスピード感があるのであっという間に読み終えることができると思います。

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紙の本

ミステリー好きには必読の書

2018/02/18 09:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

『果つる底なき』は池井戸潤のデビュー作。江戸川乱歩賞受賞作品だけあって、かなり完成度の高いミステリーです。

「なあ、伊木、これは貸しだからな」と、謎の言葉を残して坂本が死ぬところから話が始まります。死因はアシナガバチによるアナフィラキシーショック。

翌日、坂本が顧客の口座から金を引き出し、自分の口座に送金していたことが発覚します。伊木は、坂本の無実を信じ、坂本が生前何をしようとしていたのか調べ始めます。その過程で、自分が融資を担当した「東京シリコン」倒産の真の原因を突き止め、坂本が言っていた「貸し」の意味を理解し、痛恨の思いに駆られます。しかし、坂本の死には更に深い闇が隠されていた。真相を探る伊木の行動を邪魔する者が現れ、更なる死人・怪我人が次々に出ます。でも裏に誰がいるのかは最後の最後まで皆目見当もつかない、少なくとも私にはさっぱり分かりませんでした。

ミステリー好きには必読の書。

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紙の本

半沢直樹の原点

2015/11/29 01:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

企業小説と言えば城山三郎氏だろうが、気楽に読めるのが池井戸氏の特徴である。半沢直井デブレークしたが、本書はその原点ともいえる作品だ。銀行マンならでは、それもバブルが弾けて低金利、貸し渋りなど銀行の悪評が浮ぼれにされ始めてからの小説、しかも乱歩賞受賞だけに、期待を裏切らない一冊だった。

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紙の本

土地勘

2015/02/03 13:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:坦々麺 - この投稿者のレビュー一覧を見る

個人的に渋谷・代々木上原・幡ヶ谷近辺は昔からの土地勘があり、より親身に感じた。個人的には副支店長の北川が殺されるより左遷・解雇とか、悪事で警察に捕まるとか落ちぶれていく姿を見てみたかった。池井戸氏のデビュー作らしいが、人がずいぶん死ぬと思った。銀行のことはよくわからないが、命からがら債権を回収した主人公に褒美があってもいいのでは。

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紙の本

ハードボイルド銀行員

2013/09/16 13:08

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る

銀行業務を熟知している池井戸氏ならではの作品でした。
 銀行業界特有の言葉等が出てきますので、リアルな感じがして、臨場感抜群です。解説には「これは銀行ミステリーの誕生を宣言する作品だ(398ページ)」とありますが、まさにその通りだと思いました。
 ただ、4人もの登場人物が次々と殺害され、2人は瀕死の重傷を負います。特にラストに向けた血生臭い展開(第5章)は、全く異なるジャンルの読み物となっています。江戸川乱歩賞狙いで、ハードボイルドな要素も取り入れたということでしょうか。中盤までの重厚かつ緻密なストーリーの積み上げも台無しです。個人的には、「半沢直樹シリーズ」の方が爽快感も残る秀作と思います。

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