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著者も最後に「ごめん」と言ってましたが、内容はほとんど江戸時代の話でした(笑)読めば読むほど、江戸時代はビジネスの天才がたくさんいたなと思ってしまいました。あと、学校で習った江戸時代はいかにも暗黒の時代であるかのように学び、でもなんとなくそれって違うよね~と思い始めていましたが、この本を読んでそれは確信に変わりました。
学校で学ぶ歴史はちっとも流れてないのよね。私はその不連続性が気持ち悪くて不満だったので、最近改めて歴史を学び直したいと思ったんですが、まさか歴史学者ではない人の著書で認識を改めさせられるとは思いませんでした。
NHKのBSプレミアムで放送している「英雄たちの選択」でも、歴史に造詣の深い他分野の方が多く出演されていますが、歴史学専門の方とそうでない方々との意見交換を見ているのが楽しいと思えるのは、この本を読んだ感覚と同じなのかもしれません。
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いままで歴史に関する本は多く読んできましたが、この本の様に経済の面から見たものは数少なく、とても興味があります。江戸時代とは、なぜあのように続いて戦争の無い時代が続いたのか、どのような経済政策を行っていたのか気になっていました。
特に、江戸時代には何度も貨幣の改鋳が行われています、今までこれは悪い事の様に思っていましたが、これは必要な経済政策であったことが、この本を読んで理解できました。
明治維新は江戸時代とは一線を画した革命と思っていましたが、これも江戸時代に多くの発展があったので起こすことができたと思いました。
以下は気になったポイントです。
・江戸時代において日本経済は飛躍的に発展していた、明治維新は政治体制の変化という点では画期的な出来事かもしれないが、経済の発展のという点から見れば、江戸時代の延長でしかない。維新の成功は「江戸の蓄積」(p22)
・ファシズムの定義は、国家の上に政党や宗教があること。憲法を停止して全ての権力をヒトラーに集中させたドイツと日本は違う(p35)
・景気が悪くなると、普段は見向きもされない危険な思想に人々は救済を求める(p38)
・19世紀後半から発生する恐慌の原因は、金本位制によるデフレにあった、金本位制に固執した理由は、それ以前の決済システムに比べて圧倒的な利便性の高さにある(p39)
・江戸時代の問題は、生産性の向上がもたらす経済規模の拡大に合わせて十分な貨幣量を供給していたかという点にある(p40)
・江戸時代のポイント、1)400万石の徳川家が3000万石の日本を治めなければならない財政構造、2)貨幣通貨制度(藩札も流通)、3)百姓は農民に非ず、百姓は多くの非農業民を含む(p45)
・経済の3つのインフラ、1)物流の自由、2)決済手段の確保、3)商取引のルール整備、これらが確保されるとその国の経済は発展する(p54)
・家康の天下統一は、秀吉の場合と異なり、全国の300諸侯が徳川家に忠誠を誓って中央集権国家が成立したわけではない。中央集権的な政治の仕組みを強化する「石田三成」と、それを否定する「現状維持でいい」と考える勢力の戦いの結果(p58)
・家康は年貢だけに頼れない(400万石で3000万石を賄う)ので、全国のめぼしい金山、銀山をすべて手中に収めた。3000万石の財政政策をすべて引き受けることになる(p60、66)
・徳川三代の浪費は、日本経済の発展を考えると極めて大きなプラスの効果がある。浪費のための資金は、大量の貨幣を発行して大規模な公共事業を行ったことと同じ(p62、63)
・五代将軍(綱吉)の時代の発明により、その後の200年間を乗り切ったが、それは「通貨発行益」である(p71)
・萩原重秀が「品位の悪い貨幣」を作ったのは、評判が良くないが、実は生産量の増大に合わせて貨幣量を増やし、モノとお金のバランスを取るという点では極めて正しい政策であった。お金を貯めこんでいた大商人は貨幣価��の目減りを恐れて貯蓄を減らして投資に回したので元禄時代は好況となった(p73、76)
・萩原重秀を失脚して、一時的に権力の座についた新井白石は、小判の金含有量を高める「逆鋳造」を行ったために、激しいデフレと景気の低迷を招いた(p84)
・多種多様な地酒があるのは、吉宗の酒造業奨励による、コメの消費を増やすという政策のおかげ(p88)
・江戸時代は、物価の高騰よりも、幕府内の権力闘争により、老中の構成が変わることで、「リフレから緊縮」、またその逆、と何度も経済政策が転換されたことが真の問題であった(p91)
・幕府との顔つなぎのために自ら進んで、妻子を江戸に住まわせて、自身も積極的に参勤した(p110)
・家光が改正した「武家諸法度(寛永令)」には、参勤交代のお供の数を減らしなさい、と書いてある(p111)
・金銀の採掘は貨幣発行と同じ意味を持っている。絹と金銀の交換は、現代的な意味でいう、繊維製品と鉱物資源の交換ではないというところが大きなポイント(p120)
・鎖国により、資本取引の自由が制限されたので、金融政策の自由(=貨幣を自由に発行、インフレ率を制御)を手に入れた、固定相場制は堅持したまま(p123)
・田畑の担保価値が認められるのは、4代家綱以降のこと。それ以前は生産性が低く、年貢と自家消費で作物が無くなり、人的担保しか取れなかった(p129)
・カリスマ経営者の三井高利は、大名貸が極めてリスキーであると見抜いて、1673年アパレル業界に進出、これが越後屋(p130)
・三井高利の新機軸の商法とは、「店前売り」「現金掛値なし=定価制」、現金売りのため、資金回転が早まった。更に切り売り(当時は一反から)を行った(p140)
・東回り航路とは、江戸から荒浜(宮城県)に至る航路で、江戸の東から北に位置する、徳川家の領地と江戸を結ぶルート(p147)
・天明の飢饉が100万人の人口減少を招いたのは、流通網の整備と、コメ取引の活発化がある。米を都会に運んで高く売った(p151)
・幕府は、中央政府でありながら、諸藩から米を取り上げて被災地に送る権限は持っていなった(p153)
・天明の飢饉において、菱垣廻船の配下にあった、地方廻船問屋は、独自に江戸まで輸送して莫大な利益を得た。飢饉で食糧不足になっているので、幕府もルール破りを黙認せざるを得なかった。(p154)
・農民の妻のイメージは今でいう「専業主婦」だが、実際には夫が農業に従事する傍ら、妻は家内制手工業を営むといった形が一般的、夫は米以外にも、市場で高く売れるコメ以外の商品作物を栽培していた(p157)
・知多半島、尾州廻船の創業者である内田氏は、三河地方で生産される、酒・味噌・醤油・みりん・酢等の原料となる、大豆・塩を運んで巨万の富を築いた(p160)
・幕府は、徴税システムの欠陥、経済の質的な変化、という二重苦と戦わなければならなかった。これを克服するには、税金の取り方を変える必要があった。それが明治時代に行われた、地租改正である。課税基準は、収穫高ではなく地価の3%。大東亜戦争後に地租は、固定資産税に変わった。現在その税率は、1.4%だが、住宅用地は特例で6分の1(p185)
・マクロ経済の恒等式:(貯蓄-投資)+(税収-財政支出)=輸出-輸入(純輸出)(p187)
・幕府が金の保有残高を重視していたので、大抵の藩札は銀札(銀との兌換を保証する紙幣)、幕府との対立を避けるため。藩札の発行は西日本が中心(p191)
・1700年代中頃には、金貨、銀貨の取引は幕府直轄の大都市だけで、地方の諸藩における日常的な決済手段は殆ど藩札になっていた。慢性的な貨幣不測のため(p191)
・藩札は領内限定の紙幣なので、領民が旅行や仕入れなどで藩外に行くときには、共通通貨である金銀銭などに両替した。私達が外国へ行く感覚(p192)
・藩札は、金銀銭や米などまで裏付け資産にしていた分、よほど複雑であった(p193)
・藩札は廃藩置県当時の発行残高は、約9000万両、幕末の金銀貨の発行残高は、1億3000万両(p194)
・長州藩と薩摩藩は、グットカンパニーは藩主の個人のお財布として、バットカンパニーは藩の公的なお財布として、会社分割を行った。誰にも気づかれないように。借金のリスケジュールと、緊縮財政は藩の財布、殖産産業の儲けは藩主個人の財布に入れるというやり方(p203)
・金の大量流出の過程で、超過需要の発生による金価格が上昇、洋銀流入により銀価格が低下することで、品位が劣る万延小判を鋳造することで初めて、金銀比価を国際基準に近づけることができて、金の流出が抑制された(p227)
・銀価格が低下したので、銀貨に刻印することで通貨発行益を得ていた幕府は財政難、長州藩が大量の藩札を発行してもその価値が下落しなかったのは、ここにあった(’p232)
・薩長同盟では、武器の購入が禁止されていた長州藩の代わりに薩摩藩が購入、それと兵糧米を提供するという取引だが、一番大きな成果は、第二次長州征伐において薩摩が幕府の出兵要請を拒否した点にある(p240)
・明治時代は、江戸時代に作られた生産システムや、流通システムが稼働していて、近代的な仕組みに代られるのは、大正時代以降(p247)
・資本取引が自由化され、固定相場制が続いたので、必然的に金融政策の自由が失われた。幕末の激しいインフレはまさに幕府が金融政策の自由を失ってしまったことにより発生した(p250)
・1871年の新貨幣条例では、金1.5グラムを含有した金貨を1円硬貨とした。(p261)
・廃藩置県が実施される1871年までは、藩、年貢、藩札も存在していた。年貢が地租になるのは、廃藩置県から2年後の1873年(p263)
・新政府は、各藩が負っていた借金を3分類した、1)1843年以前:1200万両、2)1867年以前:1100万両、3)明治以降:1300万両、そして1)の旧債は破棄、残りの中債と新債を引き受けた(p268)
2016年5月1日作成
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読みやすくて面白かった。何より、受験の際に丸暗記させられた江戸幕府による様々な政策が、経済の観点から脳内で結ばれていくのが面白かった。
明治維新が起きた理由を要約すると、以下の通りである。
江戸幕府は2つの問題を成立時から抱えていたとのこと。
1つは、石高制。食料である米が、役人への給料であり税金でもあったということ。にも関わらず、限りある資源である金や銀が貨幣として民間で流通していたということ。
もう1つは、幕府の徴税権が幕領にしか及んでいないにも関わらず、中央政府として日本全国を治めなければならなかったこと(災害の対応や公共投資など)。
幕府も諸藩もは何度もこれらに対して対策を行う。
例えば、貨幣を改鋳して限りある金貨や銀貨を見かけ上増やしてデフレ対策を行う。贅沢禁止をして、金貨や銀貨の海外流出を防ぐ。災害にかこつけて諸藩から所得税を取ろうとする。藩札を発行して貨幣量を増やそうとする。などである。
しかし、どれもこれも対処療法であったり既得権益の受益者から不評を買ったりして、頓挫してしまう。
幕府でできないなら自分たちでやるしかないぜ!と立ち上がって上記二つを解決したのが明治維新である。
幕府も各藩も財政難に苦しむしかない制度であったのに、何故長州と薩摩がな立ち上がれたのかは、強引であったけれども借金を全て踏み倒して、なおかつ砂糖専売などの違法取引によって儲けられたからである。これによって武器等を仕入れることができたようだ。
明治維新後の日本が成功した理由は以下の通りである。
1つは、江戸時代の日本が強い経済力を持っていたこと。例えば運送業や養蚕業などの発展によって自由化で大儲けする下地があった。
もう1つは、江戸時代の経済が極めて近代的なものに近く、民間レベルでは特に混乱が生じ得なかったこと。例えば需要に対して的確に生産するということや為替レートや管理通貨制度といったことは江戸時代では当たり前のことであった。
このため、明治維新後の日本経済は西欧に飲み込まれることなく発展することができたのである。
こうしたことを具体的に説明しようとすると、私が受験期に丸暗記させられた幕府の政策が登場する。
「なるほど!だからあんなことをやったのか!」
この感覚こそがこの本の面白いところである。主張が正しいかどうかを確認する知識は持ち合わせていないので、鵜呑みにするしかなく、すごく面白かったと感じた。
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勝間塾に入塾して上念さんを知ることになり、歴史に興味がある最近ですが、明治維新と経済というキーワードで書かれた著書はなかなか面白い視点でした。
世の中が幸せになるのは、個人個人の生き方にもよりますが、国や地域などの大きな規模で考えると経済の発展が直接的に幸せにつながるという考えにつながりました。
200年以上の続いた江戸時代がメインの内容でしたが、後半の坂本龍馬や新撰組なども経済の面から見てみると、経済の規模を大きくしてその恩恵を地域に貢献するという考えがあれば、今の時代でもできることがありそうですね。
面白かったです。
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江戸時代の話がほとんど。なぜ明治維新が起こったのかを経済学アプローチで行ったため。百姓による経済活動、廻船業の発達による物流網の整備、資本主義社会の成熟。石高制による弊害、米価下落、飢饉、災害による幕府財政の逼迫、それに対する各対応策。改鋳による金融政策、藩札の発行。ほとんどの藩が負債を抱えていたこと。古いシステム、枠組みはそれを構成するものが変わると合わせて新システムに移行しなければならない。維新は必然的におこったこと、ただ世界史レベルで偶然にも外国からの圧力が良いタイミングであったことが非植民地化の要因として大きい。
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上念おもろい
些末な出来事の連続で歴史が決まるのではなく
経済的な底流に引きずられていくのだ
2016.9.23
2017.2.19 再読
面白い視点の本なので「購入した」
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大東亜戦争と織田信長と読んできて、
経済で読み解く~シリーズのラストピース、やっぱり面白い
「経済の掟」が本作でもキーとなって、
江戸時代を解いていく様は 3作目になると もう 「なるほど~そうだよね!」と思うくらいに すぐに腹落ちできた
モノと貨幣量の関係や国際金融のトリレンマで
当時の背景がすっきり説明がつくし、
明治維新とは、「巨額債務問題をうまくまとめた改革」という下りには膝を打った
当時の人々は意図してないはずだけど、
幕府の大名への金銀提供⇒財政政策
貨幣の改鋳⇒金融緩和
という具合に 時としてリフレ政策になってしまったのが面白かった
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徳川家は400万石しかないのに3000万石の日本全体を治めなければならない。通貨発行、管理通貨制度。百姓は決して農民と同義ではなく、たくさんの非農業民を含んでいる。
経済の目で歴史を捉える。普通に歴史というと、政治だったんだということを知りました。なかなか明治維新にたどり着かず、前振り話だと思って読み飛ばしてしまいましたが。
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これは歴史書とは言えないと思った。
現在の知識から過去をバッサリ判断するのは、タイムスリップした現代人が大活躍する「もしも・・・」と同じで、スッキリするかもしれないが真実ではないと考えるのが順当なところだと思う。
2016年11月読了。
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江戸時代は地方税のみで国税がなかった。400万石で3000万石を支配・統制するのは無理。だから幕府は財政が厳しくなり、結果明治維新を迎えた。幕府というのは軍事政権なので武力で押さえつければどうにかなると権力と支配の事だけ考えて、財政の事など考えずにスタートしたのだから仕方ないような気もするが、それが致命的な欠陥であったと。それでよく265年も続いたなと逆に感心するが。
田沼意次が国税導入を画策したが後ろ盾が居なくなって失敗したというのは新たな発見。田沼に関しては悪徳イメージがあるが、最近見直しも高まっているので今後再評価されていくのかもしれない。
江戸時代の経済史に関しては「XXの改革」程度は知っていたが、経済の視点で歴史を見つめる事はあまりなかったので大変参考になった。今後の歴史の見方の幅が広がりそうである。リフレ・緊縮の是非は別として、双方の振り子によって、生活や文化が影響を受けたというのは紛れも無い事実であり、政治・経済・文化・外交といった複合的視点で歴史を考える重要性に気づかされる。ただし、著者はリフレ派なので、その観点で書かれているという事には留意する必要はある。また著者の個性だろうが他人を貶す・煽る箇所が所々にあるのは残念というか内容がよいのに勿体無い気がする。
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このタイトルはやや語弊があって実際は、経済史・江戸時代編といったところ。歴史にストーリーを与えて解釈するのはマルクス主義の十八番だったけど、その影響もあって長らく日本では圧政&貧農史観で江戸時代は理解されていた。
一方歴史の教科書は、年表を文章にしただけの単なる固有名詞の羅列。そこで有効な武器になるのが経済史。実は江戸期の貨幣制度は、いまだ金本位制度の段階にいた西欧より進んでいたし、金融制度や生産体制の面から見ても、既に高度な資本主義を実現していた、というのが本書の主張でキー概念は通貨バランス。金貨銀貨に含まれる金銀の価値に縛られる金本位制では、経済が発展すると通貨供給量が不足しデフレになる。日本は小判を改鋳して品位を落としたり、藩札を大量流通させたりしたタイミングでデフレを脱し社会が活性化した、という江戸時代のことを話しながらも常に現代日本と話題がオーバーラップしてくる内容。
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貨幣経済やデフレの根本のイメージがしやすかった。今後普及する仮想通貨に関しても、通過統一化を果たした時の失敗などの知見がメタファーとして活かせそう。
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明治維新とタイトルにはついているけど、著者もあとがきで謝っているように中身の9割は江戸時代w
教科書で習う歴史とは全く別の視点。
歴史の分岐点には常に経済的な理由も存在していたってのを、現在の経済学?を使って読み解いていく。
江戸時代が教科書で習うような貧しい大量の農民と一部の豪商と武士だけの世界ではなかったってのが判る。
著者が百姓と書くときは毎回しつこく(農民とは限らない)って書いているように、自給自足で貧しい農民の姿はそこには殆ど見られない。
でも考えてみりゃ、天災や飢饉からの復興でも戦争でも何かをするにはそれを支える財源や物資が必要なんだから、自給自足で米作ってるだけじゃ成り立たないわな。
こういう本を読んで歴史小説読んだり大河ドラマをみたりすればより一層楽しめそう。
そしてますます古文書が読めると楽しいんだろうなと思った。
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明治新政府により旧態依然から文明開化を吹聴したが、江戸時代の文化、経済は我々が思う以上に発達していた。秀吉のガチ支配に対し、徳川は全国を支配できたわけではないので緩やかな統治を行った。はじめは金銀が大量に採掘できたが5代の頃には財政が厳しくなった。含有率の低い小判をたくさん作ることによりデフレ解消する政策は現代のリフレ政策につながるし、藩をまたぐ為替レートが既に国内で制度化されていた。このように8割くらいが江戸時代について書かれている
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やっぱりおもろい江戸時代。停滞なんてイメージがひっくり返る。江戸時代は僕らが思ってるより豊かで先進的で活気に溢れてるんじゃないか。経済を切り口に豊かに江戸時代を描いてくれます。この感動、菜の花の沖と独り群せず以来。