紙の本
本音で語られる言葉の威力
2010/05/29 14:14
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻と同じく文研部の5人が、今度は「欲望解放」という意識・無意識に抱いている欲望が表出してしまう現象に巻き込まれる。
普段はあーしたい、こーしたいと思っていても、社会常識や理性によるフィルタがかかって実際にやらないこと、いわないことがいっぱいある。もしそのフィルタがなくなったら?そんな状況に陥った5人。本音だけで語ると言えば聞こえは良いけれど、全力で放たれるマイナスの本音は、それが本音だと言うことが確実な時には、致命傷を与える凶器になる。
しかし、もしプラスで語られる言葉がまぎれもない本音であることが確かならどうだろう。それは壊れかけたものにとって、これ以上ない福音として響くかもしれない。
前巻は八重樫太一が明確な主人公だったけれど、今回はかなり役割分担がなされていると思う。
紙の本
5人のキズナがまた繋がるために
2015/03/26 16:20
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投稿者:september - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分がそのとき一番強く思っていることを実現させる「欲望解放」によって 崩れていく5人の関係。女王藤島さんは当然のようにそれを言い放った。「でも傷つくのも傷つけるのも仕方ない」、太一は5人のキズナがまた繋がるためにはこれしかないことに気付く。稲葉んの気持ちは前巻からうっすら 感じ取っていましたが、伊織の親友としての一言が彼女をより強くさせたと思います。最後の稲葉んの姿がカッコ良かったです!
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人と関わることを恐れてはいけないんだと教わりました。というより、改めて言い聞かせられたというか、もう一度訴えかけてくれたというか。どうにも人との関わりから逃げてしまう自分自身を叱咤してくれた本です。
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姫子さんかわいいいい!
前回の「入れ替わり」に続いて5人を襲ったのは「欲望開放」。無意識的に強く思ったことがランダムに抑えられなくなる状態に。
激しく相手を思う気持ちが相手を傷ついて、、、中盤の5人がばらばらになって押しつぶされそうな感じは読んでてつらかったです。。
終盤、伊織と姫子のやりとりから、吹っ切れた後の姫子さん格好いいし可愛かった!
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<“人格入れ替わり”現象を乗り越え、太一たち文研部員はおだやかな日常を取り戻した。そんなある日の放課後、突如稲葉が太一に襲いかかる!さらに唯が見せた、机を叩き割るという過剰な行為。そして太一と伊織には奇妙な感覚が湧きあがった―体が、勝手に、動きだす?そんな矢先、太一は青木と唯が補導されたと聞かされて…!?再び現れた“ふうせんかずら”と新たな試練。それは五人の絆を打ち砕く!愛と青春の五角形コメディ、痛みと涙の第二弾。 >ついにヘラ男の活躍キタ─────!!GJ!!今回は基本的に前回とは違うキャラが活躍したというのが非常によかった。
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藤島様最強説(笑)青木がカッコよかった。こういうキャラ好きだなぁ。主役にはなれないキャラだろうが。そして最後は稲葉んが綺麗に持っていきましたね。前巻より青春してたなぁという感じです。ふうせんかずらは必要かなという疑問はあるけど。
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2010 6/10読了。有隣堂で購入。
姫子やばい姫子やばい姫子やばい。
1巻のときに感じたようなちょっと急ぎ過ぎかな、みたいな感じもなく、凄く自然に読めて、かつラストの盛り上がりがいい感じ。
そして個人的に攻めに転じた女性は大好きなので、姫子やばい。
でも伊織も格好いい。
これ次はふうせんかずらいらないから普通に恋愛話でもいいんじゃないだろうか・・・あと何がこの5人に仕掛けうるってんだ。
って前も少し思ってたから、きっと次もなんかあるのか。
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いいですね、前作以上に。青木の活躍もよかったがメインは姫子。
ただ、相変わらず語りの人称の変化がわかりにくいかな。イラストが登場人物とイメージ合ってない感じもするのだがストーリーには支障なし。
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男はしょせん男で、女はしょせん女にすぎない、という点が鼻につくけれど、そこはライトノベルだし、大目にみるかな。心の底の欲望を無理矢理に行動に移させるというギミックで悩みを解決というのは青春小説としては面白いんじゃないかな。「本当の私はそんなにいい人なんかじゃないんだよ〜」という悩みを持っている人向けかな。
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今回中心にいたのはまぎれもなく稲葉。今までの稲葉姫子とのギャップの大きさが変化を的確にあらわしているのですが、その変化を決断させた伊織の格好よさといったらもう!
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前巻で発生した人格入れ替わり現象に続き、今巻では欲望開放現象が発生する。
自分の欲望を抑えられなくなり、欲望のままに行動してしまう文研部5人が互いを傷つけながらも成長していくさまがよかったです。
あと、恋愛模様もうまく描けてて青春だなーって感じます。
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前作よりもおもしろかった。
登場人物の名前を地の文で姓、会話で名を使っていて、わかりづらく思うときがある。
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ココロコネクトシリーズ第2巻。
今度は欲望が解放されるという話。
今回もココロのつながりを丁寧な心理描写で描いた作品です。
青春感は前作以上。
最後のときめきすぎて死ぬか思ったは、読者全員の総意。
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稲葉ーーーーー!
と思わず叫ばずにはいられないココロコネクトシリーズ2巻。
全巻から勢いそのままなのがまず驚いた。「欲望開放」現象とはまたまた面白いところをいく。
稲葉がとにかくヤバい。この破壊力はもはや説明不能!w
あと藤島様の作品内における存在が非常に大きくなっているが、大丈夫か?
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『欲望解放』、それは自分の欲望のタガをはずれされるという恐るべき現象。
高1男子(&女子)の欲望の欲望が解放されたとき、そこに顕現するのはヒトではなくただ一匹のケダモノだった。そんな感じの第2巻。
肉体と精神をぐちゃぐちゃにかきまぜられた前回ほどぶっとんだ状況ではないと油断させておいて、今回もなかなかにえげつない舞台設定でよし。
稲葉ん回。