紙の本
新たなビジネスモデル
2017/06/25 05:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロフトの家賃も払えなかったチェスキーとゲビアが、大企業を立ち上げていく様子が面白かった。急速に発展していく様子には、危うさも感じた。
紙の本
Airbnb創業者の挑戦と苦悩が描かれている物語
2019/06/21 12:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:@rikkha - この投稿者のレビュー一覧を見る
Airbnbはご存じでも使ったことがない人は多いのではないかと思う。私もその一人であるが、Airbnb創業者の挑戦と苦悩を知るきっかけになった。
近年のスタートアップ企業の中で参考にされていると思うが、この本では実情を描いていると感じる。
特に創業者であるブライアン・チェスキー、ジョー・ゲビア、ネイサン・ブレチャジークは参考になることが多い。
■学んだこと
「行動力と絶えず学ぶ姿勢」
・まだ事業が軌道に乗っていない時に大陸の逆であるニューヨークのユーザーに毎週出向き、使い方や不満などを徹底的に聞いた。
・学習方法「情報源に行くこと」。あるトピックスについて10名に話を聞き、
アドバイスをまとめるのではなく、その半分の時間で一番確かな情報源を探り、
誰よりもそのことに詳しい人をひとり見つけてその人だけに話を聞く。
「シンプルさの徹底」
・ウェブサイトやユーザーエクスペリエンスでこだわっている部分は「なめらかに動く」、「簡単に使える」、「写真が美しい」、「3クリック以内で予約完了」
「3クリックルール」はiPodと通じるが、爆発的なムーブメントを起こすことには重要だと感じる。
「新しいことは批判も伴う」
・エアビーアンドビーを創業して反対運動や批判をすべて経験して、これからも批判に合うことは覚悟していた。
またこの本には様々な印象的なメッセージがある。
・「ウーバーはただの取引。エアビーアンドビーは人との触れ合い」
(投資会社:エリサ・シュライバー)
・「もちろん行き過ぎはよくないし、エアビーアンドビーをすべて支持しているわけではない。ですが、全員が得をするような落としどころはある」
(非営利団体代表:キャシー・ワイルド)
・「人脈があるのはもちろんいいけど、本人の潜在能力がなければ、役に立たない」
(セイコア:アルフレッド・リン)
・「悲観主義者はだいたい正しい。だが正解を変えるのは楽観主義者だ」
(ニューヨークタイムズコラムニスト:トーマス・フリードマン)
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資料用に『Airbnb Story』を読了。関美和さんの翻訳はいつも素晴らしい。9年で3兆円企業に至る過程をストーリーテリングをベースに構成された一冊。崖から飛び降りながら飛行機を組み立てる、スタートアップがテイクオフするまでのサバイバルストーリーが鮮やかに描写される。
チェスキーとゲビアには、ウェブサイトとユーザーエクスペリエンスに関して、初めから特にこだわっていることがいくつかあった。
・なめらかに動くこと
・簡単に使えること
・掲載物件が美しく見えること
・必ず3クリック以内で予約が完了すること p84
リード・ホフマンはチェスキーに、「(起業は)崖から飛び降りて、落ちながら飛行機を組み立てるようなもの」と言ったことがある。p105
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アイデアが良かっただけでなく、創業者三人の相互補完する組み合わせ、自分の旅を求めるデジタルネイティブの台頭時期、クラウド利用でIT初期費用を抑えてシステム化できたこと、支援者との出会い、困難を乗り越える執念、などが偶然に重なりあった。1件1件のホストを回る泥臭い活動の努力もあった。
それらにより、経営経験が全くない中、9年でゼロから3兆円企業を作った。そして、そこにとどまらず、さらに新しい分野に展開し発展しようとしている。とにかく凄い。
それにもかかわらずこの会社やプロダクトをあまり好きになれないのは、私が歳をとったということか。
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p12〜
一度使うとリピート
誰かの家に泊まるという新しい体験は、もう一つの新しいニーズ、人との繋がり
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経営チーム全員で読んで共通認識を得るのに良さそうな本。チームの視座を高めるのに非常に良さそう。チェスキーが勉強の鬼だったエピソードが個人的に非常に感銘を受けた。
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3人の創業者がエアビーを築き上げていく過程を描いた良書。
ウーバーもそうだが、その成功の秘訣はレビュー。企業側から一方的に提供される価格や立地、各オプション条件だけでなく、第三者目線のレビューによってユーザーが零細業者(もしくは個人)を信頼できるようになった。
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・とにかくエモい。Airbnbがどう立ち上がったかが解像度高くわかる。巷にあふれてるエピソードが立ち上げにどう意味を持ったか(シリアルを作ってでも生き延びたことと、そのシリアルをYconの面接に他の2人の創業者は反対したがこっそり持っていって最後にポールグレアムにみせたことが効いた、とか)
・創業者のうちの一人が、完璧主義がゆえその部下たちが悪い話を相談できなくなったときにコーチから言われたこと
→「象、死んだ魚、嘔吐」が言ってもらえるように、自分が完璧主義になってしまうこととそれを直したいとおもっていることを伝えなさいとアドバイス
象:誰もが知っているが口に出さない真実
死んだ魚:放っておくと悪影響をもたらす種
嘔吐:胸につかえている感情
→今ではAirbnbの多くのマネージャーがまねして企業文化に
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同じような創業物語として、FacebookやTwitterの本も読んだが、それらと比べてどろどろとした感じがなくてよかった。
3人の創業者がうまくシナジーを起こして、ステークホルダーの助けを借りて、大きくなっていくところがストーリーとして楽しく読めた。
ただ、ストーリーとして読んで楽しというだけではなく、これからのビジネスやり方のヒントになった。
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国内で利用した限りその良さはわからなかったけど、世界的に熱狂を生んでいる理由がよくわかる物語だった。おもしろい。
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面白くない。
何故アメリカの自伝的小説は毎回テーマに対して曖昧な距離感を取るのだろう。本書では実際に起こった事を時系列順に並べて書いてあるだけだ。事実だし、色んな観点からも見えている。でもそこに主人公はおらず苦悩も感じられない。
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よくある起業ストーリー本だが、9年で3兆円企業に至る圧倒的な疾走感が軽快に描かれており、面白い。
中盤以降は行政等々との闘争や折衝がメインに記されるが、この辺が若干たるい。
個人的には、僅かな間に大企業のCEOとして必要な素養を獲得していくチェスキーという人物について非常に興味を持った。
"チェスキーは常にノートを取っている。「新しいアイデアを初めて聞いたときにはなにも言わないかもしれないが、ブライアンはかならずエバーノートを取り出して、興味を持ったことを書き留めるんだ。次に会うときまでに、かならず前回のノートを見直し、考え、そのトピックについていろんな人と話して彼なりの意見をまとめている」"
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気になっていたAirbnbの創業から現在に至るまでの話。3人の創業者チェスキー、ゲビア、ブレチャージクがそれぞれの個性(社交性や勤勉さからビジネススキルを怒涛の勢いで獲得、豊富なアイデアと実行力、技術力)をうまく掛け合わせ、かつ時代のニーズに合っていたからこそ9年で3兆円という規模に成長できた。創業前の問題や創業後の悪評、政治との戦い、企業文化がお話のメイン。
他のスタートアップと違う課題や[世界中を居場所にする]という新たな社会をデザインしたことが面白かった。こうしたいという想いと実現にむけた社会をデザインすることが本当に社会を変えることにつながるのだと思った。
変わったアイデアではないと書いてあったが、確かに昔ながらの考えだしなんら斬新性はないかもしれない。ただ昔の考えを今の時代にアレンジしたことが斬新だと思う。リアルな世界では人と距離をおく時代だが、ネットであれば他人との接触に抵抗のないミレニアル世代に民泊という概念がマッチしたし、なによりホストになることで中流階級のお金稼ぎにつながったというのが急激な発展の理由だと思った。ユーザーの利益につながることが大切。
スタートアップの話はいくつか読んだが、他と違って軌道後のお金で困ることがないのに驚いた。人とのネットワークをうまく使った結果なのだろう。
人の家に泊まるということの抵抗感をデザインの力で軽減させたとTEDで言っていたのでデザインの話ももっと知りたかった。UXで書いてあったのは、なめらかに動くこと。簡単に使えること。美しく見えること。必ず3クリック以内で予約が完了すること。この4つにはこだわったらしい。最後はジョブズルール。
創業者3人とも押しは強いけど、攻撃的ではないところが好感がもてる。ゲビアは360度評価をして反省文をまとめて社員に発表するなどオープンマインド感がいい。会社も管理期に入らずどんどん新たなローンチをして、チャレンジしているところが応援したくなる。これもマスクの助言とあったが素直に取り入れ実行するところが人として共感がもてた。
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Airbnbがいかにして巨大企業になり得たのか、変遷が詳細に書かれている。
・タイミング
ミレニアル世代に求められていたもの
・経験
経営経験がなかったが、その分、周りから学び続けながら風習を大胆に破壊していったこと。
・ステークホルダーを抑える
ホスト側をいかにロイヤリティ高く保ち、インセンティブを与え続けることができるのか。
・ビジョンを貫き続けたところ。
世界中に居場所を与える旅「人間らしく旅をしよう」を守り続け、これを中心に考えていった。
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美大出身の2人とエンジニアの1人が、なぜ9年間で3兆円もの企業を作り上げることができたのか。起業してから今に到るまでのストーリーが語られている。
Airbnbがここまで大きくなったのは偶然なのか必然なのか。プロ経営者でもない3人がいかにしてここまでのサービスを作り上げることができたのか。時代背景にも触れながら、創業者だけでなく周りの人々へのインタビューも交えて話が展開される。ただの起業話ではない。
経営者としての話、危機管理の話なども入っており、ビジネスをするものなら読んでおいて損はない一冊である。
この本の中にはいくつかキーワードが出てくる。「金太郎飴」というワードもその一つだ。様々なことを1冊で学ぶことができる。