電子書籍
めちゃくちゃ好きな一冊
2017/06/07 13:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さち - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んだときはすごいものを読んだ!って感じだった。
BLか否かとか監禁がぬるいとかは特に気にしなかった。(最近の作品は結構すごいのが多いですが当時はあんまりなかったような?)
秀先生の書く、ダークなところが上手くでたイッピンだとおもいます。おすすめ!
紙の本
「9月1日、俺は目覚めると、檻の中に囚われていた」
2021/05/25 08:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
「9月1日、俺は目覚めると、檻の中に囚われていた」
って後ろ書きに惹かれて手に取った本
いきなりの監禁状態から始まる
でも良くある監禁ものとは違う。
(これの書かれた年代から言ったら
良くある監禁ものより前の作品か)
BLと言えない作品
だって強い感情はあるけれどそれはLOVEではない。
きりきりと切り刻まれるような精神的陵辱
広義の意味ではストックホルム症候群なのだろうけど
狂気の檻に監禁されているのはどちらなのか。
背徳と狂気の作品
何よりも怖いのは名前を剥奪されていること。
彼らはAであり、Kである。
英司ではなく、敬一でもないのです。
狂気の坂を転がりおちていくような作品なので
読む人をかなり選ぶかと思います。
だって他の感情はあると思うけど、やっぱりLOVEはないもの。
現実味は薄い・・・というかリアルさはほぼないのですが
狂気を描くという点では筆力のある作品でした。
最後の石田が英司のデザインしたスーツを着ているのが秀逸
ラストの狂気に至るまで読み切らせる力のある作品でした。
ただ・・・この後どこまで堕ちていってしまうのかと考えると
鳥肌が立つような終わり方でした。
余談ですが・・・
作者さん、乳○クリップ好きなんだなぁって思って
ちょっと微笑んでしまいました。
(微笑むところではないかと思いますが・・・・)
紙の本
誘拐監禁モノ。
2016/07/10 16:07
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黄龍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙に惹かれて購入。誘拐監禁モノ。目が覚めると檻の中に閉じ込められていた―現われたのは自分の勤める会社の社長だった。「あらゆることに耐え抜けば君の勝ち、一つでも私の勘に狂いが生じれば君の負けだ」なんじゃそりゃ。中身はう~ん…。監禁してるけど陵辱でも躾でもなく。中途半端さが残った。
電子書籍
実験レポートのような作品。
2023/01/08 11:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
勤務先の青年社長・石田(いしだ)に監禁されてしまった
デザイナーの英司(えいじ)をAと呼ぶ。
Aの闇墜ちを実験した記録。
電子書籍
1か月の監禁
2018/06/05 13:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黄龍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストックホルム物。「あらゆることに耐え抜けば君の勝ち、一つでも私の勘に狂いが生じれば君の負けだ」監禁してるけど陵辱でも躾でもなく。中途半端さが残った。
紙の本
キャラのテンポがかみあわない
2017/11/30 14:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
膨らませるところとはしょるところ、そこで抵抗してここでは抵抗しないのか、とことごとく噛み合わなくて楽しめませんでした。
なんて言ったらいいか、気持ちの動きがバラバラで作り物なのだから、もう少し言動に一貫性があってもいいのではと思いました。
投稿元:
レビューを見る
個人的にツボにはまりました…
というか、こういったテーマがBLの商業出版で扱われるとは思っていなかったので、ちょっとびっくりしました。
万人にはオススメしませんが、意外に潜在的同士は見つけられるんじゃないかと;
投稿元:
レビューを見る
これから秀さんを私の本命作家に昇格!
素晴らしい作品です、いや、むしろ恐ろしいというべきかなあ
読んだ私まで歪んでいたような気がする
全力でオススメ!!
投稿元:
レビューを見る
やばいorz
こりゃツボだわorz
好き嫌いかなり激しい作品みたいだよね
でも個人的にはすごく好き
イラストも最高><
星が四つなのはラストがちょっと…あと詳しく話そう
この話を全体的に一言で言うと
攻めは壊れている
最後受けも壊れた
とにかく書き方が秀逸
秀先生の作品の中からみると書き方が一番近いのは「個人教授」かな
正直言うと、「A」がそんなに必要とされていることはある種の幸せだと思う
そして終盤受けが逃げたあと、攻めの日記の「私のAは、もうここにいない」を読んだら
心がジンと痛くなった
この部分は本の中一番好きかも
だから受けが帰ってくるのをみてすごくうれしい
ただ、
攻めは確かに可哀相な人だけど、でも彼が経歴したすべては彼をそこまで歪めたようなことでもないと思う
この点についてはちょっとな
あとは最後のところ
どうも理解できない
攻めのことを許しても、たとえ好きになったとしても
自分が監禁されることを望むのはなんなの?
これから永遠に牢屋の中で攻め以外誰にも会わず、ただデザインだけを書く人生を送りたいってこと?
(美学からみると素敵な結末だけど)
ただ一ヶ月だけなのに
家族のこととか全部綺麗さっぱり消えちゃうの?
また、受けは同僚に自分が攻めに監禁されたって言ったことあるだろう。
あのときは信じてもらえなかったけど
これで受けが行方不明になると一番疑われるのは攻めに違いない==
微妙だな
本当にツッコミたいところたくさん
でも全体的にはやっぱ好き
書き方とか
攻めのしゃべりかたとか
必要とするや必要とされるとか
途中受けの限界を試すために、攻めが他人を連れて受けとエッチさせるとこも好き
なんか絶望的な感じって最高><秀先生の黒い話いいな♪(この人病んでる
投稿元:
レビューを見る
[アパレル社長×デザイナー]
不可解な話。
多分、堕ちゆく者の記録というタイトルそのままなんだと思うが、
結局なところの主人公の感情がイマイチ分からない。
どうなるの?どうなるの?って感じで
飽きずに読めました。
**********************
☆あらすじ☆
『9月1日、俺は目覚めると、檻の中に囚われていた―』
ある日突然、勤務先の青年社長・石田に監禁されてしまった、デザイナーの英司。
「今日から君をAと呼ぶ。これは三十日間の実験なんだ」
石田は1冊のノートと鉛筆を渡し、日記を書けと命じてきた。
名前と自由を剥奪され、身体も精神も支配される―官能と狂気に晒されて、
人はどこまで理性を保てるのか、衝撃の問題作。
投稿元:
レビューを見る
凄くシュールです。通常の恋愛小説じゃ満足できない!!っていう方にお薦めしたい。ただ従来のハッピーエンド☆ではなく混沌とした世界でのハッピーエンド(難しい)なので…もしかしたら読み終えたときに『え…?』みたいな状況になるかもしれません。
瑠姫は読み進めていくにつれて主人公達の尋常ではない、人としてのギリギリのやり取りが面白く、結果この二人にどんな結末が待っているのか凄く貪欲に夢中になってしまいました。
文章の書き方としても、お互いの立場からの視点や感情が表現されており、面白い作品です。
投稿元:
レビューを見る
高階祐先生の挿絵が好きで購入しました。
あとがきで「実験的な作品」と言われているように、人を選ぶものかもしれません。
私はとても面白いと感じました。
投稿元:
レビューを見る
読む人を選ぶ1冊だなあと。
監禁モノのBLなんだけど、よくあるBLとしてのこのジャンルの
萌えは一切期待しない方が良いかな。
というのも、攻めは根本的に狂っております。
受けに対しての思いや行動は、彼がひかれて止まない
「幸福な過程にごく当たり前に育った人間の強さ」であり
結果としては、彼に惚れてるんだとは信じたいが
最後の最後まで、そこんところははっきり書かれない。
受けの感情の流れを見ながら、ラストの彼の選択を読むと
ああ、堕ちたなあ・・・2人でどこまでも堕ちるのだなあと
ある意味ハッピーエンド、ある種のダークエンド。
2人の未来は彼ら自身の中では幸せなんだと思うけど
通常の目線で見るとやっぱり狂ってるなあ。
その狂いが「究極の愛のひとつ」なのかもしれません。
秀さんが「実験的に書いた」とあとがきに書かれておりましたが
そういうものを読む覚悟が、入る作品です。
タイトルの『堕ちゆく者の記録』。まんまだもの。
ハッピーエンドや、監禁モノの「最後には愛がある」の王道展開を
求める人には絶対に薦めません。
あ、高階佑さんの挿絵はハズレなしで萌えますけどね(笑。
投稿元:
レビューを見る
難しかった。読み終えた今も頭ぐるぐる。秀さんが何を書きたかった本質はなんなのか理解したいと思いますが理解しきれず、自分でももどかしい。ただ、BLネタでよくある拉致監禁陵辱が、エンタテイメント的な演出目的よりも、もう少し文学よりなものに感じます。社会の枠組みという一種の檻の中で生きている人間が、究極に狭い檻に閉じ込められて生命を維持する最低限のものすら支配されてしまったらどうなるのか。行き着いた先があのエンドというのはとてもBL的ではありますが(笑)でもこの作品、好きです。色々考えさせてくれるから。
投稿元:
レビューを見る
面白い、と言える雰囲気の作品ではないと感じた。読んだ後に胸の中に凝りが残るような結末で好きなハッピーエンドでは無かったが、読んで後悔はしていない。BLでは限界があるので、文学で読んでみたいと思った。